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Channel: ドラゴンの抽斗 ブラック企業アナリスト新田龍が語る「はたらく」「しごと」「よのなか」
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パナホーム、高齢被害者女性を提訴、強引に契約催促、架空請求、書類偽造の疑い(2)

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●強引な勧誘~契約へ 

しかしその後、パナホーム側の姿勢は段階的に強引になって
いった。Aさんが資金計画の説明を受けて書類を受け取る際も、

「残りの4棟も進めましょう」
「すぐに決めてください」
「いくらなら契約してくれるんですか」

などと迫られたが、Aさんは

「金額の大きな契約だから、すぐには決められない」

と、即答は避けた。 

4月下旬のある日の夕方、BとCはAさん宅を訪れた。
Aさんは書類を受け取るだけのつもりだったのだが、Cから

「まったく時間がないんですか? 
 少しだけ喫茶店で話をしませんか?」

と強引に迫られ、自宅近くの喫茶店で話をすることになった。 
そこで「工事請負契約依頼書」を提示され、

「これにサインして、お話を進める意思があることを示して
 ください。契約の効力はありませんから」


と言われ、Aさんはサインを迫られた。
サインしなければ帰してもらえない雰囲気を感じた
Aさんは署名し、22時頃になってようやく解放された。 

翌月、Bより

「樹木の移植を考えたら、梅雨前にやらないといけない。
 今からでも遅いくらいです」


と、またもや契約をせかす連絡が入った。
Aさん一家はパナホーム側から提示された資金計画書に
基づき、500万円の自己資金を投入して計画を進めようと
考えていた。

ただし、残りの資金は銀行から融資を受け、建った家は
パナホームが一括借り上げをし、返済しても利益が出る
という前提に立った上での話だ。

その旨は計画書にも明記されており、Aさん一家は疑いを
持っていなかった。 

Aさん一家はパナホーム本社に出向き、2期分の工事契約書
に署名捺印し、正式に契約を締結した。

パナホーム側からは、銀行融資の手続きなどについて何も
案内も情報提供もなかったため、パナホームと提携先の
金融機関との間で調整が進んでおり、手続きは問題なく
進めてくれているものとAさんは思っていた。

Aさんにとっては資金面が最大の問題であったため、もし
融資が下りなければ、契約する気はなかったからである。 

この時、総工事費についてパナホーム側から説明があった
が、具体的な工事内容と、費用各項目の明細や、プランの
具体的な内容については説明がなかった。
また工事見積書にも、工事代金の支払い時期は明示されて
いなかった。

●着工したが、融資は下りず 

同年6月より、工事の準備として当該土地に繁茂する植物の
伐採作業が始まった。AさんはBとも連絡を取り続けていたが、
その頃からBより3期分、4期分の工事契約についても強く
勧められるようになる。 ある日突然Bから

「どうするんですか? 請求が発生しています。
 現金なら今月、融資なら来月支払ってください」

と要求された。Aさんは驚きつつも、工事費用はパナホーム
が提携している銀行から融資を受けられたら支払うと伝えた
上で「早く銀行に行きましょう」と言ったところ、その場でBは
銀行担当者に連絡して約束を取り付け、1週間後にB、Cと
共にAさんは住友信託銀行本店を訪れて融資の申し込みをした。 

それから約2週間後、銀行担当者から連絡が入り、

「融資が出せない。一度お会いして話がしたい」

と言われた。パナホームと銀行で話を詰めてくれていると
思っていたAさんは、融資が出ないとの回答に驚き落胆した。

その旨をBに報告したところ、Bは

「では、違う銀行にお連れします」

答え、他の銀行に融資を依頼したが、そこでも断られた。 
そのような状態であったため、Aさんは仕方なく自身でも
近所の銀行に電話し、融資可能か問い合わせた。

しかし、いずれの金融機関も融資は難しいとの回答で、
担当者からは

「普通は融資相談をして、仮審査が通ってから、
 契約・着工するものですよ」

と教えられ、パナホームの進め方がおかしいことに気づいた。 

翌月、パナホームの営業所責任者としてD所長から電話が
入る。Aさんは所長が出てきたことで、きちんと対応して
くれるものと期待したが、その後も状況は好転しなかった。

AさんはD所長に

「この支払いは絶対にしないといけないんですか?」
「契約前に銀行できちんと申し込みしておくべきだった
 のではないですか?」

と質問したが、D所長まで状況をきちんと理解していない
ようで、「わかりません」と答えるばかり。 そのような状況
の中で、Bから

「定期預金を解約してでも支払ってください。
 当社は、今月決算なんです」

と、しきりに電話がかかってきた。Aさんは

「すでに工事が始まっている以上、定期預金を解約してでも
 支払わないといけないのではないか?」

と悩むが、そもそも事前に融資が必要と伝えていたにも
かかわらず、契約前にきちんと銀行に手配しておかな
かったBの進め方に原因があると考え、定期を解約する
ことまではせず、手持ちの資金を集めて200万円を支払った。 

その後もD所長と共に何度も銀行を訪問したが、D所長は
建物の建築計画や資金計画を把握しておらず、銀行側に
まったく説明できなかったため話が進まなかった。
挙げ句の果てには銀行の担当者から

「もう建築しないほうがいいのではないですか?」

と言われる始末だった。 

このような経緯から、結局は建築費用を支払うための
融資を受けることはできず、工事は中止せざるを得なく
なってしまった。
(つづく)


「パナホーム、高齢被害者女性を提訴、強引に契約催促、 
 架空請求、書類偽造の疑い」

http://biz-journal.jp/2014/07/post_5321.html

パナホーム、高齢被害者女性を提訴、強引に契約催促、架空請求、書類偽造の疑い(3)

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●契約を解除、パナホームから提訴される 

AさんはD所長に対して、Bが融資の相談もしないままに契約や
工事を進めてしまったことに対して苦情を述べた。
しかしD所長は

「Bからは、Aさんたちが親戚から融資を受けるように
 なっている、との報告を受けている」


と説明した。Aさんは親戚からお金を借りる話などしたことは
なく、そのようなつもりもなかった。
仮に親戚からの融資を前提にしていたのであれば、
その旨の資金計画も提示されていなければおかしい。 

そのように根拠のない融資計画が上司に報告されている
ほか、調べてみると銀行に行っていない日に「銀行に
相談した」などとする虚偽の報告書や、Aさんの記憶に
ない書類にAさんの署名・押印がされている
ことなど、
不審な点が次々に明るみに出てきた。 

Aさんはパナホームに対する信頼を失い、D所長に対して
解約の意思を伝えた。 

翌年3月、AさんはD所長のさらに上司に当たるE部長と
面会した。その際E部長からは、その時点までに進めた
工事費用の清算を要求された。Aさんは

「伐採や伐根などの作業はすべて終わっていないはず」

と主張したが、E部長は

「本当はそれ以上にかかっている」

と説明した。 
Aさんは、知人から紹介された別の不動産会社に相談した
ところ、パナホームから出された明細書について、現地を
確認した上で回答を受けたが、そこで複数の不審な点が
明らかになった。 具体的には…

・伐採、伐根途中であるにもかかわらず、切土盛土工事や
 整地工事が行われていない
・施工されていない工事費用が請求されている
・「残してほしい」と依頼していた灯篭は現場に無造作に
 投げ捨てられ、損壊していた
・位置指定道路の申請を市役所に行い、費用も支払い済み
 と明細書に記載されていたが、市役所に確認したところ
 申請は出されておらず、費用も支払われていなかった
・同じく、砂防申請費も計上されていたが、土木事務所に
 確認したところ、こちらも申請されていなかった

などだ。 

一連の、パナホームによるあまりのひどい対応に、Aさん
一家は心労が積み重なり、ついにAさんは倒れてしまった。

●パナホームが顧客を訴える 

そのような状況の中、パナホームから「通告書」なる書面が
届いた。つまり「工事代金が未納だから、早く支払え」
ということだ。

Aさんは弁護士を立てて代理人間で話し合ったが解決には
至らず、結局パナホームから提訴されたのだ。 

本件で疑義がある点を次にまとめてみる。

・「工事代金に融資が必要」という前提条件のもと、
 パナホーム側からは「提携金融機関から融資が可能」
 との説明を受け契約したが、パナホーム側は契約を
 急ぐあまりに金融機関との調整を行わず、結果的に
 融資が得られず、計画自体が頓挫してしまった
・資金計画書に虚偽内容があった
・工事中断後、不当な費用清算を請求してきている 

当方は、事実を確認するため、パナホームの営業所
および担当社員のBとC、パナホームの担当弁護士に
対して質問状を送るとともに取材を申し込んだが、
コメントを得ることはできなかった。

引き続き本件については取材を進め、事実を明らかにしたい。


「パナホーム、高齢被害者女性を提訴、強引に契約催促、  
 架空請求、書類偽造の疑い」

http://biz-journal.jp/2014/07/post_5321.html

住宅・不動産業界ってどこまでブラックなんだよ

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「パナホーム、高齢被害者女性を提訴、強引に契約催促、
 架空請求、書類偽造の疑い」

http://biz-journal.jp/2014/07/post_5321.html

グーグルで「パナホーム」と検索すると、今のところお陰様で
トップ位置、同社HPより上にこのニュースが来る状態
となっている。


これまでも「大手優良企業の皮をかぶったブラック企業」
実態を暴く記事は多数執筆してきたが、公開後に

「私も同じ被害にあっている!」
「ぜひ取材して記事にしてほしい!!」

という反響がもっとも多かったのは、このパナホームのやり口
に関する記事だ。

私自身、類似事件のあまりの多さと、いずれも立場の弱い
個人被害者が泣き寝入りを強いられている状況に驚いている。


いずれのケースでも共通しているのは、

「強引な営業勧誘に遭い」
「メリットばかりを説かれ」
「言われるままに契約」、

しかも

「正式契約前から一部工事を着工し」
「契約後に何かしらのデメリットが明らかになり」
「被害者が工事差し止めを請求しても」
「既に工事が始まっているから、という理由で強引に
 話を進められ」
「それでも被害者が強く抗弁すると」
「会社側の弁護士が出てきて、法律違反だ!と訴えられる」

というパターンだ。


これはもう「詐欺」であり、「恫喝訴訟」である。

しかし、会社側は高額報酬で弁護士を雇い、法律論で
戦ってもなかなか勝ち目はないことが多く、被害者は
泣き寝入りせざるを得ない。

そんなときは私の出番だ。世に広くブラック企業の非道を
知らしめ、解決の糸口を見出すのである。

本件報道以降のパナホームの対応についても、また被害報告
が寄せられた大手住宅メーカーの悪事についても、追って
お伝えしていきたい。

「パナホーム、高齢被害者女性を提訴、強引に契約催促、
 架空請求、書類偽造の疑い」

http://biz-journal.jp/2014/07/post_5321.html

早稲田大学大学院で登壇&我らが母校内輪ネタ

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本日は、早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズム
コース「ニューズライティング入門」の授業に登壇。



日本でジャーナリストを志望する場合、本格的な教育を受ける
機会といえば「メディアを持った企業に就職してOJTを受ける」
ことくらいしかないのだが、同大学院は

「高度専門職業人としてのジャーナリスト養成」

を目的に掲げ、その実践的ノウハウを教えているのだ。

本講座を担当されている日経新聞の木村氏にお声掛けを頂き、
今回私は「ブラック企業から考える労働問題」をテーマにお話
させて頂いた。

受講生の皆さんも今後の就職を控え、本テーマには強い関心を
お持ちであったようで、熱い質疑応答が繰り広げられて実に
愉しいひとときであった。

皆さんには、ぜひ世界のメディアでご活躍頂き、ブラック企業
撲滅を支援頂きたい。


<以下内輪ネタ>
大学院が入っている26号館から本キャン方面を眺めると、
見慣れない建物が… 


老朽化により改築中だった我らの3号館が、今秋完成を目前に
その姿を現しているのだ! 


ご覧のとおり、旧3号館のファザードの面影を残しつつ、
14階建、地上70mの最新ビルになっている!丸ビルみたい! 


学生の間では「スタバが入るらしい…」と噂になっているようだが、
個人的には「鳥やす支店」の支店希望。

早稲田祭の時期には完成しているはずなので、
有志で見学に行こうではないか。


(こちらの画像は早稲田大学ホームページより)

「ブラックバイト」はダメだが、「ブラックと呼ばれる企業でのバイト」は有益だ(1)

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違法な労働状態を放置し、改善する気もない会社の総称として
「ブラック企業」というキーワードが昨年一気に広まったが、
一方で「ブラックバイト」なる言葉も生まれた。

その言葉通り、

「ブラックな労働環境のアルバイト」

ということであり、具体的には

「求人票に記載された内容とは違う仕事を命令される」
「厳しい売り上げ目標・販売目標を課される」
「試験期間でも休ませてくれない」

といった酷い扱いをされるアルバイトのことだ。

「所詮バイトなんだから、そんなに厳しい環境なら
 辞めればいいのに…」

とお思いの方も多いかもしれないが、
状況はそれほど単純ではない。

この「ブラックバイト」という言葉を提唱した中京大学の
大内裕和教授は、「辞めたくても辞められない理由」として
次の3点を挙げて説明している。


1:経済的困窮
長きにわたる不況によって親の経済力が低下し、子に充分な
生活費を与えられない家庭が増加。
従って、アルバイト収入の使い道についても「遊ぶ金」だった
ものが「通学費」「教科書代」「携帯代」となり、さらにそれが
「学費」や「生活費」へと移行してきている。
「アルバイトをしなければ学生生活を送れない」学生が一定
割合存在しているというわけだ。

2:競争激化
勤務時間に融通の利くフリーターの増加により、アルバイト市場
における学生の価値が下がってきている。
アルバイトの面接で「いくつかの曜日は授業で入れない」と伝えた
ところ、5社連続で落ちたという学生もいるくらい。
そのため「もしクビになったら次はない」と思い込んだ学生は、
劣悪な環境であったとしても今の職場にしがみつくことになる。

3:職場の圧力
経費削減の名目で正社員が減らされた職場では、それまで
正社員が担っていた仕事や責任をアルバイトが担うことになり、
代替が難しい場合は職場としても簡単にクビにできない
状況に陥る。
悪質なところでは、学生が一般的な社会常識や労働法を
知らないこと、社会経験を積んでいないことなどにつけこんで、
「辞めたい」と言っても辞めさせないなど、法律違反の働き方
を強要するケースもある。


もちろん全ての学生バイトが当てはまるわけではないにしても、
少し年代が上の世代がアルバイトに対して抱く「気楽にできる」
「嫌なら辞める」といった感覚がそのまま通用するわけでは
ない
実態もあるようだ。

せっかくの貴重な時間を費やして臨むアルバイトである。
ブラックな目に遭うのは割に合わない。
では応募したアルバイトがブラックバイトかどうか、どうやって
見抜けばいいのだろうか。そして、いかにして抜け出したら
いいのだろう。
(つづく)

「ブラックバイト」はダメだが、「ブラックと呼ばれる企業でのバイト」は有益だ(2)

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「ブラックバイト」の確認ポイント

細かい点を挙げていくとキリがないのだが、典型的なブラック
バイトに見られる特徴として、大きく次の3点があるといえる。



●求人広告や求人票と、実際の仕事内容が違う

「時給1,000円のはずなのに、仕事を始めてから
 『最初の半年間は870円』と言われた」
「仕事は事務のはずなのに、入ってから『人が足りないから
 販売もやって』
と言われた」

など、事前の情報と違ったというトラブルは多い。
しかし、これらは違法である。

求人広告や求人票においては「仕事内容」「契約期間」
「勤務場所」「仕事時間」「休日」「給与額」「保険」といった
情報を明示しなくてはならない。もしそれが虚偽であった
場合は、職業安定法65条で「6か月以下の懲役または
30万円以下の罰金」
に処するとされている。

「虚偽広告は犯罪」なのだ。


●働いた時間に見合った給料を払わない

「塾講師のバイトで、担当する授業時間分の時給は出るが、
 授業準備と終了後の片づけ、ミーティングについては無給」
「店としての残業時間上限が決まっていて、それを超えたら
 強制的にタイムカードを切ってサービス残業」

といった被害報告はまだまだ多い。

当然ながら、仕事前後の準備や片づけなども労働時間に
含まれるものだ。仕事をしているのに給与を払わないのは
「賃金不払い」であり、労働基準法24条違反。
また「残業代不払い」は、労働基準法37条違反で、
いずれも違反すると刑事罰
である。


●強いプレッシャーやパワハラがある

「テスト前で入れないと伝えているのに、『忙しい時期なのは
 分かってるだろ!』
と強制的にシフトを入れられる」
「仕事があまりに厳しくて辞めようとしたら、『お前みたいに
 仕事が続かないヤツはどこに行ってもダメだ!』
と脅された」

といったパターンの対応は、仕事上の要求というよりも、
嫌がらせやいじめに近い対応であるため、民法上の
「職場環境配慮義務違反」
となる可能性がある。

当然ながら、そのような指示に従う義務などない。


もしあなたが就いたアルバイトで上記のようなことが起きた
場合は、明らかに法律違反の働き方を強要する悪質な職場
であるから、躊躇なく辞めることだ。

あなたの人生の貴重な時間である。無駄にすることはない。

「ブラックバイト」はダメだが、「ブラックと呼ばれる企業でのバイト」は有益だ(3)

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「ブラックと呼ばれている企業でのアルバイト」
=「ブラックバイト」 …ではない!

では、巷で「ブラック企業」と呼ばれるような会社のアルバイトが、
すなわち「ブラックバイト」なのだろうか?

ここは誤解をしている人が多い点なのでキッチリ説明しておくが、

「ブラックと呼ばれている企業でのアルバイト」と
「ブラックバイト」はイコールではない。

「ブラックバイト」はあくまで悪意がある個々の会社や店の問題。
「世間からブラックと呼ばれる企業」はそれだけ話題になる
=全国で展開できている
=業界では大手企業であることが多く、
 大手だけにその辺の労務管理はしっかりしていることが多い、
ものなのだ。

私は仕事柄、まさにそういった「ブラック企業」と呼ばれる会社
の従業員にインタビューする機会が多いが、その会社の正社員
なのか、アルバイトなのかで会社への評価はだいぶ異なる
ことが多い。

経験上、正社員の中には低賃金でこき使われている大変な
境遇の人がいることもあるのだが、アルバイトの人はおおむね
仕事内容や待遇に満足している人が多いものだ。

たとえば、某大手アパレル企業のアルバイト経験者複数に
インタビューしたときのこと。その場で出たポジティブな意見を
まとめると、だいたいこのようなところに集約される。


「マニュアルが整っているので、やるべきことが明確。
 自分のできる範囲もだんだん広がっていくことが
 実感できるので、成長を感じられやすい」
「正社員は残業で大変そうだったが、私たちアルバイトは
 ほぼ残業もなく、定時であがれた」
「挨拶など基本的なマナーについては指導が厳しかったが、
 社会人になってから役立った」
「最初は接客など慣れなかったが、だんだん提案できる幅が
 広がり、コミュニケーションに自信を持てるようになった」
「全商品が3割引で買えるのが嬉しい」


福利厚生的な面はさておき、

「できる幅が広がり自信になる」
「コミュニケーション力が高まる」
「マナーが身につく」

など、まさに得るものが多い環境といえるのではなかろうか。

同社以外でも、某大手ファストフードチェーンでのアルバイト
リーダー経験者は

「マニュアルにも載っていないようなことが日々起こるが、
 それに対処していくうちに、臨機応変な対応力や、
 効率的に仕事をこなす力が身についた」

と述懐していたし、コールセンターのオペレーター経験者が

「クレーム対応などで精神的に辛いこともあったが、就活では
 言葉遣いやマナーを評価され、希望企業に内定できた」

と喜びの報告をしてくれたこともある。

俗にブラックと呼ばれる会社の中には、残念ながら違法行為
を故意におこなうような、私利私欲にまみれた会社が存在する。

一方で、単に「要求水準が高い」「成長が要求される」という
ような、ハードワークな環境を忌避して「ブラック」と言い捨てる
ケースも存在する。

世間からブラックと呼ばれる会社であっても、それが
あなたにとって「成長できる」「スキルが身につく」
「稼げる」といった価値観に合致した環境であれば、
思い切って飛び込んでみるのも一つだ。

あなたはそこでのアルバイト経験を通して、コミュニ
ケーション力や臨機応変な対応力を大いに磨ける
可能性があるかもしれない。

もちろん、そんなあなたを喜んで迎え入れたいという会社も
多くあるはずだ。

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高速道路運転中にまさかの事故!?事故防止のために心がけたい3つのポイントをご紹介

講演への道程(東京⇒彦根)

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今週はこちらからスタート。


卒業後就職して社会に出る高校生たちをブラック企業の
悪の手から救うため、今日も熱く語ってくるのだ。

登壇してすぐ次の出講地へ移動する日々だが、各地に
おられる&帰省中の皆さんと少しでも再会できれば
嬉しい限りである。来週までの予定は次のとおり。

22日 彦根
23日 福井
24日 鯖江
25日 京都
28日 和歌山
29日 海南 

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高速道路運転中にまさかの事故!?事故防止のために心がけたい3つのポイントをご紹介

講演への道程(福井⇒京都)

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(京都の朝)
朝の散歩。


南禅寺~青蓮院門跡~知恩院~高台寺~法観寺~
清水寺~妙法院~智積院~三十三間堂まで5kmほど歩く。






朝から融けそうに暑いが、ほぼ人はおらず
快適なひとときであった。

(京都の夜)
仲良くしてくださる皆さんのご厚意とFBの力により、素晴らしい
お店と巡り逢えた。

京都駅からすぐなのに、そこだけ昭和40年代のような
ディープゾーン「リド飲食街」内にある「じじばば」。


ロケーションとは裏腹に、カウンターだけの小粋な店で
供される料理はいずれも絶品。


とくに写真の「すじチリソース」は最高であった。

(福井の夜)
福井といえば「やきとりの名門 秋吉」。


あまりに気に入りすぎて、この日も一晩で2度(17時と21時)訪問
してしまった… 


安くて美味く、店員さんたちもイキイキしていて、「いい気」に
溢れているお店だ。

ぜひ同社のマネジメントの秘訣を知りたいのだが、HP内には
採用情報もなく謎だ… ご存知の方がおられれば、ご教示
頂ければ幸いである。

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高速道路運転中にまさかの事故!?事故防止のために心がけたい3つのポイントをご紹介

成果を出すために、上司をどう変えるのか

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管理職は孤独だ。

上司からはプレッシャー、部下からは突き上げ、顧客からは
様々な要求。

目前の仕事をこなすだけで精一杯で、組織運営や未来のことなど
考える余裕も気力もない状態、というのが多数派ではなかろうか。

一方で部下側も、上司からの理不尽な要求に日々晒され、
消耗しているということも多いだろう。

この度「成果を出すために、上司をどう変えるのか」に
フォーカスを当て、

「いい関係を築き、維持していくにはどうすべきか」
「活き活きと働き、成果を上げる職場環境にするには
  どうすべきか」


について語り合う参加型のディスカッションに登壇する
こととなった。共に語るのは、

「なぜ会社は変われないのか」の柴田昌治氏
「他人の思考の9割は変えられる」の與良昌浩氏。

企業変革と企業風土改革の専門家の知見が合わさると
どのような価値が生まれるのか、私も楽しみにしている。

宜しければ当社新オフィスの冷やかし、および私の誕生日
イブ祝いも兼ねて、お気軽にお運び頂ければ幸いである。

「成果を出すために上司をどう変えるのか」
【他人の思考の9割は変えられる】出版記念ワークショップ!

https://www.facebook.com/events/693086390746152/


以下、イベント詳細

************************************************
リクナビNEXTの最新データ「退職理由のホンネランキング
(2014/7/2 UPDATE)1位は、
「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」。
いくつかの理由のうちの25%弱に迫る比率。


このように職場での人間関係に悩む人は多く、その関係性に
よっては居心地の善し悪しに留まらず、事業や業務の成果に
影響を与えることがあります。

活き活きと働き、成果を上げる職場環境にするにはどうしたら
いいのか、企業風土改革コンサルタントとブラック企業アナリスト
を迎えて、その突破法を参加者とともに探ります。
さらにスペシャルゲストとして、企業変革コンサルタントの
柴田昌治さんをお招きしています。


◇スピーカー:
・株式会社もくてき 代表取締役 與良昌浩氏
http://www.scholar.co.jp/company/process/yora.html
・株式会社ヴィアベータ 代表取締役 新田龍氏http://viebeata.com/ceo.html 
株式会社スコラ・コンサルト 創業者/プロセスデザイナー 
柴田昌治氏
http://www.shibatamasaharu.com/profile.html


◇進行:
田口慶子
メーカーでの事務やギャラリー運営、小売の現場や商品開発
等のコンサルティングを経て、フリーのビジネスコーディネイター
となった後、経営コンサルティング、さらにエンターテインメント
業界でのマネジメントを実践をしてきた自称「見聞広め型転職」
(業界や職種でのキャリアを積んだ転職ではないもののこと)で
多業種多職種の経歴。現在は経営視点で新規事業をビジネス
デザインする個と場のデザイナー。人と会うことが大好きで、
人・モノ・サービスをよりよく「ツナグ」ことを公私の楽しみとする。


◇開催日時:2014年8月6日(水)18:30-21:00
◇会場:カタリストBA(世田谷区玉川2-21-1
     二子玉川ライズ・オフィス8階)

◇申込み方法:下記どちらかよりお申込みください
フェイスブックのイベントページ
https://www.facebook.com/events/693086390746152/
②メール
keiko.taguchi@h-corp.biz

◇参加費:2,000円(交流会費込) 

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高速道路運転中にまさかの事故!?事故防止のために心がけたい3つのポイントをご紹介

もしあなたが学生であるならば、8月30日(土)午後の予定は空けておくべきだ

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なぜなら、学生限定でこのイベントがあるから。

「キャリア形成のプロに訊く!これからの働き方を見つけよう!」
https://www.facebook.com/events/1487592851453850/1509790355900766/?notif_t=like

本イベントは、ワーク・ライフバランスの小室淑恵氏と共に
学んできた学生が主体となって企画したもの。
選抜された4人の現役学生プレゼンターが、

「ワーク・ライフバランスをなぜ学生のうちに考えるべきなのか?」
「どうやって実践できる人生を掴むのか?」
「企業を選ぶ視点はどう身につければいいのか?」

などをプレゼンする。

でもって私は、小室氏、キープレイヤーズの高野秀敏氏、
元ファザーリングジャパン代表の吉田大樹氏と共に、
ワーク・ライフバランスについて本音のパネルディスカッションを
やってしまうのだ。

さらに会の最後のほうでは、TEDの時よりさらに進化したと
言われる小室氏の生プレゼンテーションも目の当たりにできる。

・職場で評価される働き方
・仕事もプライベートも充実させる方法
・学生のうちからできるタイムマネジメント術


などについて関心のある方は、早めに申し込んでおいた方が
よいだろう。先着100名だが、既に7割ほど埋まっている。

用意されたコンテンツだけでも充分破壊力はあるのだが、
学生の皆さんにとって本当に有益なのは、わざわざ週末の
午後いっぱいを、会場費まで支払い、このようなイベントに
参加しようとする意欲的な仲間との出逢いである。


私自身も小室氏主催の学生プレゼンテーション大会で
審査員を長年務めさせてもらっているが、むしろ私のほうが
プレゼンターの皆さんから刺激を頂いているのだから。

以下イベント詳細
******************************
【日時】
2014年8月30日13:00 ~ 17:00
【場所】
K.I.T.虎ノ門大学院(金沢工業大学大学院)
東京都港区愛宕1-3-4愛宕東洋ビル12F

今まで約1000社に対し働き方見直しのコンサルティングを行い、
自らも二児の母としてベストマザー賞を受賞された小室淑恵さん
をはじめ、働き方の専門家である豪華ゲストが、これからの
働き方についてお話します!

今後日本社会ではどのような働き方が求められるのか、
ワークライフバランスを具体的にどう実現するのか、
ゲスト講師と一緒に考えませんか。

【ゲスト講師紹介】
<小室淑恵さん>
(株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長)
2012年TEDxTokyo登壇者。ダイバーシティ経営や女性活用を、
企業に導入するためのコンサルティング行う。
内閣府「子ども・子育て会議」委員など複数の公職を兼任。

<高野秀敏さん>
( 株式会社キープレイヤーズ代表取締役 )
キャリア・コンサルタント。東北大学経済学部卒業後、大手
人材紹介会社インテリジェンスに入社。転職相談などに
携わったのち独立。複数の企業の取締役を務める。

<新田龍さん>
( 株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト)
ブラック企業アナリストとしてメディアで労働問題を語る。
企業や教育機関における人材育成、ブラック企業被害者
救済活動を通して「ブラック企業撲滅」のために活動中。
厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進委員。

<吉田大樹さん>
(労働・子育てジャーナリスト)
ファザーリングジャパン元代表。ワーク・ライフ・バランスや
産業保健(過重労働・メンタルヘルスなど)の問題を精力的に
取材。働き方や生き方の変革を訴える。

以上4名のゲスト講師をお招きします。
講師と身近で話す企画もご用意しています♪

【小室淑恵さんミニセミナー】
ワークライフバランス界の第一人者である小室さんから
・なぜ今ワークライフバランスが必要とされているのか
・学生のうちから実践できるタイムマネジメント術
などについてお話をしていただきます。
参加者の皆さんから直接質問をしていただける時間もあります。

【アカデミー生プレゼンテーション】
小室淑恵さんご指導のもと、プレゼンテーションの技術を
磨いた選別された生徒たちが、キャリアやについての
プレゼンテーションをします。

【イベント詳細】
参加料金:500円(当日会場でお支払い頂きます。)

12:30 会場
13:00 開演
13:20 ゲスト講師によるパネルディスカッション
14:20 アカデミー生プレゼンテーション
15:30 小室淑恵さんによるミニセミナー
16:00 交流会
17:00 閉会

場所:K.I.T.虎ノ門大学院(金沢工業大学大学院)

ご応募の際は、イベントページの参加ボタンを押した後、
こちらへの記入を宜しくお願い致します。
https://docs.google.com/forms/d/1kogl0d9Fq2At0A-g1dyyVhrYCFG85hkAyKvK7irp2dg/viewform?usp=send_form

ブラック企業しか行き所のない、お前の努力不足を恨めよ(1)

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先日、早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース
「ニューズライティング入門」の授業に登壇した。   

日本でジャーナリストを志望する場合、本格的な教育を受ける
機会といえば「メディアを持った企業に就職してOJTを受ける」
ことくらいしかないのだが、同大学院は「高度専門職業人として
のジャーナリスト養成」を目的に掲げ、その実践的ノウハウを
教えているのだ。   

本講座を担当されている日経新聞の木村恭子氏にお声掛け
を頂き、今回私は「ブラック企業から考える労働問題」をテーマ
にお話しさせて頂いた。

受講生の皆さんも今後の就職を控え、本テーマには強い関心
があったようで、熱い質疑応答が繰り広げられて実に愉しい
ひとときであった。

皆さんには、ぜひ世界のメディアでご活躍頂き、ブラック企業
撲滅を支援頂きたい。


「ブラック企業だけが非難されるべきなのか?」

講座の中で話した内容で、特に興味を持って頂いたのは
「ブラック企業だけが非難されるべきなのか?」というテーマだ。

もちろん、故意に法律違反し、違法状態を改めようともせず
開き直っているブラック企業は問題である。しかし、課題は
それだけではないだろう。とくに、日々安全な場所からブラック
企業を叩いて溜飲を下げているネットの皆さんにはぜひ考えて
頂きたいテーマなのである。   

折に触れて言及しているテーマだが、改めて「ブラック企業
以外の問題」の当事者で中心となる3点を確認しておこう。

(1)労働行政や司法の問題

・70年近く前に制定された労働法規。重点指導対象は
 「工場労働者の安全衛生」
・「企業が人を雇用することで社会保障の一部を担い、
 それを行政が支援する」というスタンス。そのため、
 解雇規制は厳しいが、他の違反への対応は甘め
・労働基準監督署も人員不足で、対応が行き届かない   


この問題では、過去にコラム等で
「ブラック企業問題、ズバリ厚労省に聞く(上) 
 『労基法の遵守』はどうなっているの?」

などで触れた。

(2)ユーザーや外野の問題

・「お客様は神様」という考え方を振りかざし、相応の対価も
 払わず、要求ばかり激しいモンスター客の存在
・安全な場所から正義感を振りかざし、「ブラック企業叩き」
 をおこなって溜飲を下げるだけの情弱たち   

この点については
「『真のブラック企業』より『ワタミ』『ユニクロ』が叩かれる理由」
を参照してほしい。

(3)受験者や従業員の問題

・自分が本当に大切にしたい価値観を認識できておらず、
 「大手だから」「周囲が薦めるから」「採用人数が多いから」
 といった基準で会社選び
・ブラック企業しか受からない
・嫌なら辞める自由があるのに、行動しようとしない   

この視点では、
「なぜブラック企業なのに辞めないのか?(上) 
 だってやりがいを感じているから」

などのコラムを過去に書いている。

(つづく)

ブラック企業しか行き所のない、お前の努力不足を恨めよ(2)

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「ブラックなら入らなければいい」   

ブラック企業問題は当事者であるブラック企業のみならず、

「労働環境が悪いまま、取り締まられずに放置されている」

といった要因や、

「ユーザーが払ったお金に見合わない、高いサービス
 レベルを要求することでブラック化してしまっている」


といった要因も存在する。

ブラック企業を語るならば、ぜひそんな周辺要素にも注目して
おきたいものである。   

さて今回は「受験者や従業員の問題」に着目したい。

その中では「ブラックなら辞めればいい」という話題は以前コラム
「入った会社がブラック企業だった… 
 泣き寝入りしない「1プラス9」の対処法」

で書いているので、今回は「ブラックなら入らなければいい」
という切り口からお話していこう。   

ここ数年、大学新卒生のうち民間企業への就職希望者は
大体42万人程度で推移
している。   

これに対して、「就職人気企業ランキング」、「ホワイト企業
ランキング」、「優良企業ランキング」
などに名前を連ねる
上位200社の平均的な採用総人数は約2万人程度と推定
される。

さらにこの枠に対し、東大・京大(0.6万人)、その他旧帝大
(1.5万人)、早慶(1.8万人)、一橋・東工大・東京外語
(0.5万人)の学生が殺到
してくる。   

このように、上位企業への就活とはすなわち、
「2万人分のイスを4.4万人で争うイス取りゲーム」
のようなもの
だ。すでに学歴という時点で、それ以外の
38万人はスタート時点で差がついているといえる。

この構造は、「従業員規模別の求人倍率」で見ても一目瞭然だ。
「社員数5000人以上の大企業」の大卒求人倍率は0.55倍、
すなわち100人の就活生に対して55人分の求人しかないが、
「社員数300人未満の中小企業」だと4.52倍。100人に対し、
452件もの求人が応募を待っている計算になる。

(つづく)

ブラック企業しか行き所のない、お前の努力不足を恨めよ(3)

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面接の際、見極めるべきポイントとは…

求人への応募は誰でもできるが、昨今は書類選考や面接の
基準も厳しくなっている。

私自身、大手企業や大学職員、自治体の教員採用試験などの
面接官研修に登壇することも多いのだが、そこでは面接官を
務める人に

「このような質問をして、受験者の資質を見極めるべきだ」


とお伝えしている。

<面接の心得>  
「テーマ」はなんでもよいが、受験者の「思考パターン」
「行動パターン」が具体的にイメージできるまで、
掘り下げた質問をして確認すべき


<具体的な質問例>  
「○○さんが、これまでに力を入れて取り組んだことは何ですか?」
の質問を基に…

・意図や価値観を確認するための質問

「なぜそのテーマを選ぼうと考えたのか?」
「どんな目的意識を持っていたのか?」
「いつまでにどうしたいという計画があったのか?」


・問題や課題への対策についての質問
「なぜその問題が起こったのか?」
「どうしてその対策を選んだ?他の選択肢は?」
「問題の真の原因は何だと考えたのか?」
「対策を成果に繋げるまでにどんなアイデアを試し、
  どんな試行錯誤があったのか?」

・個別の役割を確認するための質問
「○○さんの、仲間内での役割は?」
「○○さんが提案することで、何か変えたことは?」
「その場面であなたは、どう考えた/行動した?」
「なぜそう考えた/行動したのか?」
「なぜ□□役に選ばれた/やろうと思ったのか?」
「周囲の人からは、どのように見られていたか?」

・切り口を変えた質問
「この仕事をするにあたって、どんな能力が必要?」
「そういった能力をつけるために何かしていること/
  これからやろうと思うことは?」   


どうだろう。
本稿をお読み頂いているあなたは答えられるだろうか。

(つづく)

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ブラック企業しか行き所のない、お前の努力不足を恨めよ(4)

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内定めぐるシビアな現実   

昨今は受験生側でも、面接対策などの事前準備を行っている人
も多いが、このような具体的な質問をどんどん繰り出されると、
演出もどこかで限界が来てしまう。結局、本質で勝負するしか
なくなるわけだ。   

就職面接に至るまでの人生において、
「目標を持って、主体的に取り組んだか」、そして
「困難があってもめげずにやり抜いたか」、さらには
「経験から学び、強みを普遍的に発揮できているか」
が問われる。


確かにそれを継続するのは大変だが、大変な思いをした人は
やはり前述の「200社」に受かっているのだ。

私もこれまで8年にわたって学生向けのゼミを開講し、就活を
支援してきているが、得られる人は一人で複数の内定を得るし、
得られない人は1社も得られていない。
これはシビアだが現実に起こっていることである。   

ブラック企業は、後者の弱い心に忍び込む。
毎年5月下旬。大手有名一流ブランド人気企業の内々定が
ひととおり出そろい、そのような企業の選考にチャレンジしたが
力不足で「お祈り」されてしまった就活生に。   

ブラック企業は、採用の頭数さえそろえば誰でもいいのだ。
入社後、仕事についてこられない者は辞めればいいと考えて
いるから。


そんな会社に限って、
「書類選考ありません!」
「100%面接します!」

と甘い声をかける。

そして面接を受けてみると、10分程度の雑談でアッサリ
「内定です!ぜひあなたと一緒に働きたい!」などと言うのだ。


経験と実績を積むべく努力を   

大企業に落ちて「自分の価値なんてないのかも…」と心が弱く
なっている就活生に、このアクションは心地よい。
ロクに考えずにブラック企業に入ってしまう瞬間である。

もちろん、これは新卒採用のみならず、中途採用でも言える
ことだ。彼らは「経験不問!」「学歴不問!」「全部不問!」
「やる気があれば!」「夢!」「希望!」「自己実現!」
などと
いっているはずだから、分かる人には分かる。   

本記事をお読みの皆さんには、そんな手口にハマらないように
して頂きたい。

「ブラック企業」をディスるヒマがあるなら、ブラック企業に
しか受からない自分を反省し、先述の面接を乗り越えられる
だけの経験と実績を積むべく努力していこうではないか。 
 

最後に確認だが、この場合のブラック企業とは
「故意に違法状態を放置している企業」のことであり、
たまに情弱たちがわめく「単にハードワークの企業」
「単にプレッシャーがキツい企業」のことではない。

違法状態は無くさなくてはいけないが、

「多少ハードワークでプレッシャーも厳しく、世間から
 『ブラック企業』とも呼ばれているが、自分はそんな環境で
 成長したいし稼ぎたい。だからブラック企業を選ぶ」

という選択肢もあってよい。


その会社があなたにフィットしていて、長く勤められるようなら
それでよし。   もし何かしらミスマッチがあって転職することが
あったとしても、あなたのブラック企業勤務という経歴は
転職市場において立派に機能することもあるだろう。
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