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Channel: ドラゴンの抽斗 ブラック企業アナリスト新田龍が語る「はたらく」「しごと」「よのなか」
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バカなアルバイトが冷蔵庫に入って炎上しないようにするために、会社側はどうすべきか

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ご存知のとおり、最近の暑さのあまり、アルバイトがアイスケースや
冷蔵庫の中、もしくはパンの上で涼をとることが流行している。

7月にローソンで発覚して以来、ミニストップ、バーガーキング、
ほっともっと、丸源ラーメン、ブロンコビリー
などで発覚。
店側は謝罪し、営業休止や消毒対応など大わらわである。

「バカバイトしか雇えないブラック企業」
          VS
「勤務先を潰すブラックなバカバイト」


みたいに面白おかしく眺めていられるのは他人事のうちで、
自分が経営する店や会社で同様のことが起こってしまっては
たまらない。

「なぜこんなことが起こるのか」については偉い先生方が
各所で述べておられるので分析はお任せし、私からは
「こんなことにならないようにするために、会社側は
 どうしておくべきか」
について言及しておこう。

(1)「事故は起こり得るもの」と覚悟する

バイト側に悪意がある場合は論外。採用ミスだし、彼らに
「報復したい」と思わせるくらいブラックな環境にしてしまった
経営者や社員も悪い。

しかし今回発覚した(もしくは発覚しないまま世の中で多数
起きている)ケースは、「仲間内でウケたい」という程度の
悪ふざけによるものだ。

周囲や、場合によっては親でさえも
「何でそんなに騒ぎになるのか分からない」
といった反応を示すくらいで、自浄作用は期待できない。

巻き込まれてしまうことはあると覚悟しなくてはならず、
「事故を未然に防ぐ仕組み」と「事故が起きた際の対応指針」
を決めておくことが必要
である。


(2)事故を未然に防ぐ仕組みをつくる

まずは会社側でマニュアル整備や損保加入、入職時研修など、
事故対策をおこなっておくことが大前提
だ。
なにもやってなければ、事故責任は会社が負うことになってしまう。
この機会に、就業規則を見直しておくとよいだろう。

トラブル時の対応について明示していない場合は、
「故意に迷惑行為をおこなった場合、損害賠償や
 解雇もありうる」
と定めるのも有効だ。

手間にはなるが、採用時に当該人物のSNSアカウントを確認し、
社会的モラルに反した言動や行動をとっていないかチェック
することも一定の有効性はある(サブアカウントを保持している
場合は把握が困難だが…)。


(3)事故が起きた際の対応指針を決めておく

いざという時の対応スピードと内容に企業の姿勢は現れるし、
顧客の印象も大きく変わるものだ。

スタンスとしては

・「事実をフルオープン」にし、
・「謝罪すべきところは謝罪」し、
・「会社の落ち度でない点は毅然と」し、
・「今後の対応について説明」する、

というのが基本である。

この点、最初に起きたローソンの対処は素早く徹底していた。

・「当該店とのFC契約解除」
・「当該バイトを解雇」
・「当該店他従業員への再教育実施」
・「当該店舗休業」
・「同社全社員及び全国加盟店に対して指導を再度徹底」

というもので、この対応はネット上でも納得感をもって
受け入れられている。

とくに経営者が「安く運営していこう」と考える限り、
この種の問題は避けがたい。
一方で高いレベルのサービスを実現するためには、
一定のコミュニケーションコストは割かねばならない。

そして、その覚悟は経営者のみならず、我々ユーザーにも
必須である。

安いサービスにはそれなりの理由があるし、逆もまた然りだ。
たかだか数百円の支払いで過剰なサービスを要求する
モンスター客の姿勢がブラックな労働環境をもたらし、
巡り巡って自分たちが迷惑を被る循環を創りだしている
かもしれない。
そんな事実にも気を留めておきたい。

ワタミだけ、ブラック企業批判で一人負けしている理由

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先日「ブラック企業大賞2013」が発表され、大方の予想通り
ワタミが大賞を受賞した。

「ブラック企業大賞唯一の2年連続ノミネート」
「一般参加のWeb投票では70%がワタミを選ぶ」


など不本意な記録更新のオマケつきである。
また、ほぼ同時期に

「入社2カ月で社員が過労自殺」とか、
「グループの介護施設利用者が死亡する事故が複数発生」とか、
「共産党が参院選の選挙演説でワタミを公然と批判」

など、
いろいろと印象的な出来事が重なったこともあり、今や
ワタミはブラック企業の代名詞としてのイメージが定着して
しまったようだ。


しかし「ブラック企業の代名詞」といえば、他にも「ユニクロ」とか
「モンテローザ」とか、いろいろあったではないか。
なぜその中で、ワタミばかりがこれほどまでに叩かれるのだろうか。

理由はいろいろあろうが、ポイントの一つに
「情報開示のスタンス」
があると考えている。
この点、ブラック企業と評されているその他多数の会社や、
風評被害に苦しんでいる会社にも参考になろうかと思われる。

「情報開示のスタンス」の差が最もよく現れたのは、本年4月に
「日経ビジネス」で組まれた特集それをやったら、ブラック企業
における、「ユニクロ」と「ワタミ」の両経営者へのインタビューだろう。

「ブラック批判」に関するインタビューだから、普通ならあまり
受けたくはないテーマだ。しかし両社は受け、インタビューは
記事(ユニクロ:甘やかして、世界で勝てるのか、ワタミ:
我々の離職率は高くない)になり、結果として「炎上」に近い
反響があった。

興味深いのはその後だ。

不思議なことに、ユニクロへのブラック批判は少しずつ減って
いったが、ワタミへの批判はむしろエスカレートし、未だに
根強く続いているのである。

ではその差異に繋がった要素は何か?
ここではまず、インタビューに対する両社の対応の違いを
見てみよう。

【取材対応姿勢】
ユニクロ:柳井会長が積極的に対応
ワタミ :当初は広報から「答えたくない」との回答。
     その後交渉を重ね、結果的に「桑原社長の手記を掲載」
     する形で妥結

【回答内容】
ユニクロ:柳井氏が考える「人材教育」や、「グローバル市場で
      勝つための方策」について
ワタミ :「ありがとうツアー」「みんなの夢アワード」「社員独立制度」
     について

【ブラック企業批判に対して】
ユニクロ:「急成長のひずみがあったことは確か。
      修正すべき点があった」    
      「離職率5割はさすがに高い。我々は店長の技術
       ばかり教育していた。これが一番の問題であり、
       失敗だと思っている」    
      「我々が本当にブラックなら、社員は辞め、会社は
       ダメになっているはず。情熱を注いで働く社員が
       いるから結果が出ている。だからこそ、根本的に
       向いていない人には入社してほしくない」

ワタミ :「ビデオレターでコミュニケーションをとっている」
     「離職率は業界水準からみると高くない」
     「労働環境は格段によくなった」

だいぶ要約したが、このような内容であった。
皆さまもだいたい同じような印象を抱かれたことだろう。

両社とも、巷での「ブラック批判」に対して反論したいと
考えていた。

しかも、「自社のスタンスをきっちり知ってもらわないと、
反論の一部だけを切り取られて違った解釈をされてしまう」
と懸念していたところまで同じだ。

しかし、その後の行動が違った。

ユニクロは、向き合って説明した。

「我々はこういう企業である」
「我々は過去のやり方を反省して見直している」
「我々は今こんな努力をしている」

ということを、総合的に訴えた
わけだ。

ワタミは、反論しなかった。

渡邉氏は「我々のことがちゃんと伝わっていれば、
週刊誌のくだらない記事など『くだらない』で終わるはず」
と考え、「事実とは違う批判をされること自体が問題である」
という態度をとった
のだ。

そして話は最初に戻り、皆さんご存知のとおりの結果になった。
Webで投票した一般人のうち、実際にワタミで勤務したことが
ある人はどれほどいただろう。
結局、ブラックというイメージが独り歩きしているのだ。
同社よりもっと酷い実態の企業は他にも多数あるというのに。

ブラック企業という評判(風評被害含む)に対して有効な
対策はシンプルである。

「評判に対して真摯に向き合う」
「事実は事実として認めて、実態を明らかにする」
「疑問や懸念を、個別に回答することで払拭する」

ことだ。

実際、明らかにブラックな労働環境であっても、採用時に「RJP」
(Realistic Job Preview/組織の良い面だけでなく、悪い情報も
含めて事実を誠実に伝えること)をおこなっている会社では、
社員の定着率も高いのだ。

目立つブラック企業だけを叩いても、根本的な問題解決には
ならない。法制も必要だが、まず企業側で情報開示のスタンス
を徹底することで、入職後「こんなはずじゃなかった!」と感じる
人を少しでも減らしてほしいものである。

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業務連絡 当社25日まで休暇中

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当社は社名をヤフーやグーグルで検索すると、関連キーワードで
「ブラック」とか「2ch」が出てくる超絶ブラック企業なわけだがwww、
24時間365日働くことなど屁でもない私も、さすがにアウトプット
ばかりではメッセージも薄くなってしまうことを懸念し、しばし休暇を
とることにした。その間は電話やメールから離れた生活を送ることを
ご容赦頂きたい(ま、何の影響もないと思うがww)。
また皆さまのお役に立てるよう、インプットに励んでくる所存である。 

イタリアレポート

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イタリアと日本は似ているところが多い。

国土が南北に長くて四季もハッキリしており、世界に誇れる
独自文化がある。また債務残高が多くて財政的に厳しいこと、
首相がコロコロ変わること、そして少子高齢化がかなり進んで
いるところまで同じだ。

イタリアはたまに観光するには素晴らしい地だが、日本の(ブラック
労働に支えられた)便利な生活に慣れきった身には、いささか不便
に感じる場面があった。

当然コンビニなどなく、飲食店以外で0時以降も営業している店は
皆無だ。スーパーは遅くても21時には閉まり、それ以降何か欲する
場合は事前に買いだめしておくしかない。
小規模商店なら13時~15時は昼休み閉店する。
ミラノのブランドショップなどは概ね夏のバカンスで全面閉店中
であった。

イタリアでは食品の物価は安いが、それ以外はほぼ日本と同等、
もしくは以上だ。にも関わらず、イタリアでの平均的な初任給は
手取りで800ユーロ(1ユーロ=131円換算で約105,000円)程度。
額面金額はほぼ倍だが、逆にいうと税金や社会保険で4割持って
いかれてしまう計算になる。
ボーナスも年1回、1~2ヶ月分が通常だ。

従ってほとんどの若者は実家暮らしで、初婚年齢も遅くなり、
結果的に少子化になっているようだ。

しかも、イタリアの失業率は12.2%。 中でも15~24歳の若年層
失業率は40%を越え、社会問題になっている(ちなみに日本は
それぞれ約4%、8%だ)。そのため政府は昨年解雇規制を緩和し、
中高年をクビにしやすくする一方、若者の採用を促そうとしている
ところだ。この点、日本もそろそろ検討に入るべきときだろう。

ちなみにイタリアでは、高卒者より大卒者のほうが就職率が悪い。
大卒者のほうが単純労働を忌避する傾向があるからだ。

しかし、日本には幸か不幸か「ブラック企業」がある。
単純労働をいかにも高尚な仕事であるかのように
プロパガンダし、本来なら失業者になっていたかも
しれない若年層の雇用を引き受けている存在だ。

違法行為は看過できないが、俗にブラックとして叩かれる
企業のこのような「社会貢献価値」にも目を向けてみると、
新たな判断基準が生まれるかもしれない。


ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世ガレリア(ミラノ)


ドゥオモ(ミラノ大聖堂)


ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂/フィレンツェ)


ポンテヴェッキオ(フィレンツェ)


中央市場(フィレンツェ)


ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナにかぶりつく私


ドゥオモからのフィレンツェ一望


敬愛するチェーザレ・ボルジアとも縁あるオルシーニ城(ネローラ)


オルシーニ城の王座に座る私


オルシーニ城での結婚式に参列する私

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本日の「オトナへのトビラTV」へ出演

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本日の「オトナへのトビラTV」(NHK Eテレ)の特集テーマは
「ブラック企業」

もちろん私も出演して「若者使い潰し系ブラック企業の見抜き方」
についてレクチャーしている。

昨今はブラック企業らしき片鱗が見えただけで問答無用で叩かれる
風潮だが、その一方で
「ちょっと厳しい要求を突き付けたらブラック企業扱いされる…」
という企業側の悲哀
も紹介している。

実際に、中小企業経営者の皆さまから
「ブラック企業という風評被害を防ぐには」
というテーマで講演依頼を頂戴することも多い
のだ。

なんとか、双方ハッピーに生きられる世の中にすべく
引き続き奔走中である。

そんな番組の放送時間は今晩19時25分から30分間。
同内容の再放送が9月3日(火、すなわち月曜深夜)夜0時30分
からもおこなわれる。

…それでも、ブラック企業在籍中の皆さんにとっては
終電乗車中か深夜残業中と思われるのでww、
その場合は録画して見よう!

【オトナへのトビラTV】
http://www.nhk.or.jp/otona/index.html

PR: 振り込め詐欺 知っておきたい心がけ-政府ネットTV

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最新の手口や、ご家族に伝えて欲しい普段の心がけ等について、警察担当者が詳しく解説

9月4日(水)放送、フジテレビ「とくダネ!」に出演

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どうやら先ほどフジテレビ「とくダネ!」に自分が出てた ようなのだが、見逃した…  この数週間でNHKにも公明新聞にも登場しており、近々 朝日新聞にも日経ビジネスにも出る予定の私だが、 イデオロギーは関係なく、ブラック企業問題・労働問題を 伝えていきたいという使命感で活動しているところだ。

今週の有料メルマガ、特集は「新聞社内のパワハラ」

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有料メルマガを発行しはじめてからもうすぐ3年目だ。

ブログやfacebookには載せられないような、大企業のブラックな
実態を赤裸々に告発し続けている。

メルマガオンリーのオリジナルネタが中心のため、月2回の発行
では取材にも裏取りにもかなりの労力がかかるというのが本音
だが、結果的に自身の仕事のペースメーカーとなっている。

一部記事はネットニュースにも流れて拡散してくれるので、
私にとっては有難い存在だ。


メルマガ【ブログには書けない、大企業のブラックな実態
http://biz-spice.jp/public/detail/1029/1212/

今号は、某新聞社内部で起きているパワハラの酷い実態を告発。
実際はけっこう「よくあること」なのだが、当然ながらマスコミは
内輪に都合が悪いことは報道しない。

その他、一連のバカバイトの炎上騒ぎを、ブラック企業擁護の
立場から論説。ブラック企業を
「そこくらいしか行き所のない人物に職を提供し、職業人
 たるべく育成までする存在」
と考えると、悪目立ちするブラック企業だけを叩いて溜飲を
下げたつもりが、結果的に失業者予備軍の居場所を奪う
ことになるかもしれない。過度な潔癖性と攻撃性は考え物… 
などと吠えている。

ご興味をお持ち頂けた方はご購読頂けると嬉しい。
バックナンバーの単号販売もおこなっている。

(一方で「有料メルマガを発行したい」という方はメッセージを
 頂ければ幸いだ。諸々条件はあるのだが、著者募集中の
 ようなので、お引き合わせしたく考えている)

メルマガ発行元【ビジスパ】
http://biz-spice.jp/public/index.html

ブラック企業対策にイデオロギーなど糞喰らえだ

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先日公明新聞の「ブラック企業対策」インタビューに応じたものが
記事になった。雑駁な内容を的確にまとめて頂いて有難い限りだ。

公明ツナガリで当然ながら創価学会との関係性を指摘してくる輩も
出てくるわけだが、糞喰らえだ。

労働問題解決に資する活動にフォーカスすることが
私の仕事である。イデオロギーは関係ない。

実際、朝日新聞にも産経新聞にも取材協力しているし、
経済誌と下世話な雑誌両方で執筆している。
NHKやフジテレビにも出れば、テレビ大阪「たかじんNOマネー」
にも出る。

少しでも労働環境改善に役立てるなら、手段は何でもいい。

「特定秘密保護法」は、実態に即して「スパイ防止法」とでも改名すればよい

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「特定秘密保護法」に絶対反対の人が意外と多いことに驚く。

言ってる人たちは皆「自分のアタマで考えよう」みたいな本は
喜んで読んでて、「情報は複数のソースにあたるべきだ」
くらいのことを自分から発言してる層のように思うのだが…

反対派は、法律によって

「国民の知る権利を侵害し、政府の都合で隠蔽がおこなわれる
 可能性がある」

ことを危惧している。もちろん、可能性はあるかもしれない。
しかし彼らは法律案概要を全文読んだのだろうか。

「本法の適用に当たっては、これを拡張して解釈して、
 国民の基本的人権を不当に侵害するようなことが
 あってはならない旨を定める」


と、明確に示されているではないか。
また「取材活動が制限されるのでは?」という危惧についても、

「特定秘密の保有者の管理を害する行為による特定秘密の
 取得行為を処罰する」


とある。あくまで「不正行為による取得」に罰則があるのみで、
通常の取材行為は認められているわけだ。
よって、この概要通りに運用されるなら、反対派が憂慮する
要因は存在しないことが読みとれるように思える。

そもそも、なぜこの法律が必要なのか。

まず日本にはスパイを防止する法律がない。
にも関わらず、中韓やロシアなど、利害対立する国と隣接
している。
これは日本が、スパイが自由に活動できる「スパイ天国」
であることを意味する。
日本の機密情報はそれらの国に筒抜けなのだ。

ではどんな実害が出ているのか。
次のような事実を知っておくだけでも価値があろう。


・機密防止策の不備を理由に、アメリカなど同盟国から
 重要情報の共有を拒絶されている。
 対テロ情報など国際社会で協調して共有するべき
 重要な情報が提供されないことは、国民の安全面でも
 マイナスである

・医療、IT、防衛や宇宙開発など、日本の最先端技術に
 関する情報が盗まれても対応できない。
 また機密情報流出に対する罰則の軽さが、関係者の
 金目的の情報持ち出しを招いている

・機密情報流出に対する危機意識がまだまだ低く、
 サイバー攻撃等による情報流出を招いている。
 またハニートラップや、取材・面会を装ったスパイによる
 情報流出にもつながっている

ちなみに同法で「特定秘密」とされている情報の範囲は
「国家安全保障に影響を及ぼす」ものと定められており、
具体的には「防衛、外交、スパイ、テロに関する情報」を
指している。
国益を害するような諜報活動を防ぐ目的の法律というのが
大前提
である。

「あの藤原紀香さんも指摘」するから反対するのではなく、
「国は何でも隠蔽する…」みたいなおかしな陰謀論に傾倒
することもなく、メリットとデメリットを照らし合わせて検討
すべき
だろう。

国民の知る権利を守りながら、機密情報が漏れないように
どうすべきか考えよう。
あとは機密の定義を明確にすることと、アメリカの言いなりに
なり過ぎないことだな。

これも参院選自民党大勝の結果として然るべき展開であり、
ひとつの民意であることを忘れてはいけない。

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台湾版「伸びる社員とダメ社員の習慣」完成

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台湾版「伸びる社員とダメ社員の習慣」できた~ 

このような形で著書が再度日の目を見、世界の皆さまのお役に
立てるのは嬉しい限りだ。何が書いてあるのかよく分からないが、
少なくとも私のダメ社員ぶりがグローバルに伝わっていることは
間違いない。 

これで海外翻訳は5冊目、台湾では2冊目になる。
講演に呼んで頂ければ喜んで伺いたいので、プロデュース頂ける
奇特な方を募集中である。

ちなみに「ブラック企業アナリスト」を中国語で言うと
「黒心企業分析師」となるのだそうだ。
自己紹介まではできるぞ。

写真は台湾版の実物と、原著が書店のいいところに
置かれてたときに記念で撮ったやつ。
ロングセラーを支えて頂いている明日香出版の皆さま、
読者の皆さまに深く感謝する。




10月19日放送「たかじんNOマネー」に出演

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先日愉しく収録が完了した同番組、放送は今週末である。

テーマは
「ブラック企業判定委員会」
実際のブラック企業被害者の体験談VTRを基にブラック度を判定
しつつ、「なぜ最近ブラック企業が増えたのか?」「繊細な人は、
どこの会社に行ってもブラックと感じるのでは?」「ブラック企業
の見抜き方は?」
といった議題についてパネラー陣と激論を
交わしている。

同じくらい劣悪な環境に見えても、私の評価は「最悪」だったり
「問題なし」だったりとさまざまなので、その根拠と合わせて
ご覧頂くと、さらにお愉しみ頂けるだろう。

個人的には、大谷昭宏氏、須田慎一郎氏、藤井聡氏といった
諸先輩方と共演できることに大変ワクワクしていたのだが、
期待以上であった。皆さん圧倒的かつ広範な知見をお持ち
であることはもちろん、お人柄も紳士的かつユーモアに溢れて
おられる。私自身が理想とする在り方を目の当たりにでき、
大いに刺激を頂戴した次第だ(同時に、自身がまだまだ
未熟者であることも痛感させられた…)。

あとは、高校時代からファンであったメッセンジャー黒田氏と
ご一緒できたことも嬉しく、大変鋭利なツッコミには収録を
忘れて笑わせて頂いた。そして眞鍋かをりさんは、顔が
ありえないくらい小さくて実に美しかった…

放送は10月19日(土)の13時~14時。
テレビ大阪から全国13局(テレビ北海道・テレビ愛知・
テレビせとうち・TVQ九州放送・東日本放送・新潟放送・
チューリップテレビ・三重テレビ・びわ湖放送・奈良テレビ・
テレビ和歌山・広島テレビ・長崎放送)で放送される(一部
放送が遅れる地域があるが、その点はご確認頂きたい)。
当該地域にお住いでご都合がつく方はご覧頂ければ幸いだ。



【たかじんNOマネー】

http://www.tv-osaka.co.jp/ip4/takajin/

台風対応 ブラック企業VSホワイト企業

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<ホワイト企業>

「伊藤園」は、静岡県牧之原市にある茶葉製造工場の操業を
 15日の午後3時半で終了。16日も、通常午前6時半の操業開始
 を午前9時に繰り延べ
「雪印メグミルク」は、横浜市にある工場で16日の操業を中止
「ニチレイ」は、千葉県船橋市にある2つの冷凍食品工場と、
 福島県いわき市にある水産加工工場で、16日の操業を
 取りやめることを決定
「パルコ」は、関東1都3県にある10店舗について、16日の開店
 時間を通常の午前10時から1時間遅らせることを決定
「IHI」は、都内や横浜市にある本社と工場に勤務する約6,000人
 の従業員について、16日は終日休業とすることを決定
「日産自動車」は、横浜市の本社の社員ら約2,000人を対象に、
 16日は午前中自宅待機とすることを決定
「JVCケンウッド」は、横浜市の本社、八王子市や横須賀市など
 関東地方すべての事業所の従業員2,000人に対し、15日は
 定時より45分早い午後5時に退社するよう指示。16日も、
 最寄の公共交通機関が運転を見合わせている場合は
 自宅待機を指示


<ブラック企業>

・電車が止まってから帰宅指示
・上司「明日も定時に来いよ!遅刻したら懲戒な」
・社畜「明日、通勤できなそうだから都心のホテルとっとこう…」
 ⇒満室
・上司「おう、会社に泊まっていけ!今、寝袋出してやるからな!」

こういうときに、本当に社員のことを考えてるかどうかよく分かるな。

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遅咲きエピソード

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やなせたかし氏の訃報にあたり、心より追悼の意を表させて頂く。

氏は日本漫画界の最長老であったが、遅咲きの作家でもあった。
サラリーマンを辞め、34歳で漫画家となったもののなかなか芽が
出ず、最初に「あんぱんまん」の絵本を出版したのは53歳のとき。
そしてキャラクターの人気が出始め、TVアニメ化されたときには、
氏は69歳になっていた。

実は(というほどの告白でもないが…)、私はこんな
「遅咲きエピソード」が好きである。

ご存じの方はご存じのとおり、私は長らく「ダメ社員」であった。
周囲には「デキるビジネスパーソン」が大勢いて、彼らは成果を
出し、キャリアアップ転職やら独立起業を果たしていった。

情けないことだが、私はデキる彼らと引き比べて、自らを惨めに
感じていたこともあったのだ。

そんなとき、カーネル・サンダース氏の経歴に触れる機会があった。
彼が「ケンタッキーフライドチキン」のフランチャイズビジネスを
開始したのは62歳のとき。それまで40種もの職を転々としており、
30代後半にガソリンスタンドを経営したものの倒産するなど、
多くの波瀾を経験していたことを知った。

私はこのエピソードに
「なにも、早く成功することが貴いわけではない」
と勇気づけられ、他人のモノサシではない「自分自身の人生」を、
「自分なりの時間軸」で、焦ることなく生きようと決意した。

おかげで今は「本当にやりたいこと」かつ「経験を活かして貢献
できること」を生業にできており、やりがいを感じて日々ハッピー
に過ごせている。

せっかくなので、その他の「遅咲きエピソード」を紹介しておきたい。

・日清食品の創業者、安藤百福が世界初の即席めん
 「チキンラーメン」を発明したのは48歳のとき。
 直近まで、懇願されて理事長を務めていた信用組合が倒産し、
 負債弁済のため個人資産をすべて失った状態だった

・マクドナルドをフランチャイズ展開し、世界最大のファストフード
 チェーンに育て上げたレイ・クロックが最初にマクドナルドを
 開いたのは52歳のとき。
 直近までは業務用ミキサーのセールスマンだった

・伊能忠敬が、全国各地を測量し始めたのは56歳のとき。
 最初は私費で開始したが、その測量技術が極めて高度なもの
 であったことで幕府からの支援が増強され、国家的事業に
 育っていった。最後の測量が行われたとき、忠敬は72歳に
 なっていた

・「からくり儀右衛門」と呼ばれた発明家、田中久重が
 明治新政府の要請を受けて東京に移り、電信機メーカー
 「田中製造所」を設立したのは75歳のとき。
 田中製造所は芝浦製作所となり、現在の東芝の基礎となった

「イクメン企業アワード2013」表彰式&明日香出版社著者大会に参加

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先日、「イクメン企業アワード2013」表彰式がおこなわれた。


グランプリは「花王株式会社」、および「医療法人社団三成会」
が受賞。
私もプロジェクト推進委員として、選考に関わらせて頂いた。

花王では、部門毎にアクションプランを策定して業務改善を
おこない、結果的に男性育児休業取得率が4割を超えている。
全国平均がわずか1.89%であることを考えると、いかに徹底
しているかがわかるだろう。

三成会は福島にある中規模のリハビリ病院。若手職員確保が
難しい状況の中、イクメン推進など働きやすい環境整備によって
離職率を下げ、結果的に職員確保に結び付いている。

これらの事例からも明確だが、イクメン推進は単なる福利厚生
ではなく、「業務改善によって働きやすい職場環境を実現する」
という経営戦略である。


業績向上やブランディングなどの効果も見込めるので、
このような取り組みが他の企業にも波及し、好影響が広がる
ことを期待したい。

ちなみに米国の先行研究によると、「父親の子育て参加は
子供にポジティブな影響を与える」
ことが明らかになっている。
父親からの愛情を多く受けて育った子どもは成人後の自尊心
が高く、人生に対する満足感も高い。

また日本のデータでも、積極的に子育てに参加する父親に
育てられた子供は、「情緒性・社会性・自発性・独立意識が高く、
友人ネットワークが広く、大人に対しても友好的な態度をとれ、
自尊感情が高く、習い事での能力感が高くなる」
という。

イクメン企業アワード2013
http://ikumen-project.jp/symposium2013.html 

当日はその後、明日香出版社さんの「著者大会」にお呼ばれ。
同社から著書を刊行した著者が招待される毎年恒例のパーティ
で、今回で22回目となる。


写真は、私も名を連ねている「習慣シリーズ」の著者の皆さん方と。


大学講座のあと…

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昨日は朝から某大学での講座を3コマこなし、
終了後その足でハロウィンの集まりへ。

私が扮するのは毎年恒例のこちら。



見知らぬ子供たちに襲われ、逆に暗黒面へ誘おうと
しているところ。

もし26日(土)の20時~21時頃、六本木でダースヴェイダーを
見かけた方がおられたら、それは間違いなく私である、と
お伝えしておく。


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