Quantcast
Channel: ドラゴンの抽斗 ブラック企業アナリスト新田龍が語る「はたらく」「しごと」「よのなか」
Viewing all 296 articles
Browse latest View live

青木ヶ原樹海をさまよってきたよ

$
0
0

「一歩足を踏み入れると出られない」
「方位磁針が機能しない」…


など、青木ヶ原樹海には多くのブラックな噂が語られる。


私自身、普段から

「二次情報を鵜呑みにして思考停止になるな!」


と吠えているだけに、ここは実際に検証しないといけない。
ということで富士山麓に赴いてきた。




結論:その多くは都市伝説である。



検証(1)樹海に一歩足を踏み入れると出られない


⇒遊歩道があり、気軽に散策できる。
ご覧の通り美しい原生林で、実に癒される空間であった。

 


地元の方は付近で山菜やキノコを採るなどして愉しまれて
いるようだ。

ただし遊歩道から離れてしまうと、似たような景色ばかりで
迷いやすくなる。しかしこれは樹海に限らず、深い森なら
どこでも同じことである。


検証(2)方位磁針が機能しない

⇒普通に使える。
確かに磁鉄鉱が含まれた玄武岩で覆われた土地だが、
「地面に方位磁針を近づけると、若干ブレる」程度。


直立して胸の位置で使う分には何の影響もない。

また太陽の位置も確認できるので、方位が分からなくなる
ことはない。


ちなみに携帯内蔵のコンパスはGPSを用いているため、
こちらも問題なく使える。


検証(3)自殺の名所である

⇒地元自治体、ボランティアの方々の活動などにより、
事前に発見・保護される人が多い。


一方で、年に一度の「樹海一斉捜索」をメディアが報道するため、
名所イメージが定着してしまうという危惧が地元にはあるようだ。


「メディア報道によってネガティブイメージが定着する」といえば、
「TheサンデーNEXT」でスパルタ研修の一部ハードな場面が
放送され、一挙にブラックイメージがついた「餃子の王将」に
似ている… 

ということでみんな、それらしい情報を鵜呑みにする思考停止は
やめて、確認するクセをつけよう!



早朝の富士山は美しかった。
千円札と五千円札の裏の富士山と同じ場所から。



Connecting the Dots

$
0
0
スティーブ・ジョブス氏のスタンフォード大スピーチといえば
「Stay hungry, stay foolish」というフレーズがあまりにも有名だが、
個人的にはそのとき彼が語った3つのお話のひとつめ、
「Connecting the Dots」(=点をつなぐ)に強く共感している。

そのエピソードは、

「大学で潜り込んだカリグラフィーの講義で学んだことが、
 10年後のマッキントッシュ設計時に生きた」


というものだった。 すなわち

「将来何かの形でつながって実を結ぶと信じて、
 今努力すること」


が重要ということだ。

そしてそれは、彼がスピーチの最後に語った

「毎日が人生最後の一日だと思って生きよ」

というお話とも強くつながっているようにも思える。

~~~~~~~~~~~~~~~~

私が共感するのは、自分自身のキャリアもまさに
「点がつながって」形成されたものだからだ。

具体的にはこのような流れである。

・将来独立したい。そのための経験を短期間で積みたい

・価値観に合致した会社に入り、希望通りの経験を積めたが、
 世間からは「ブラック企業」と呼ばれていた

・同じ環境で同じ仕事をしているのに、自分のように愉しんで
 いる者と、辛そうにしている者がいることに気づく

・世間からは「ホワイト企業」と呼ばれる会社にいる人の中にも、
 価値観と合わずに辛そうにしている人もいると気づく

・価値観に根差した就活ができ、ミスマッチのない世の中に
 したいと考える

・「キャリア教育をプロデュースする」という領域で起業

・「ブラック企業でも楽しい」「ホワイト企業でも苦労する」という
 ネタがウケる

・サラリーマン時代の「ブラック企業で勤務&採用」
 「ブラックと認知されている企業相手の採用支援」経験
 を基に「ブラック企業の専門家」を名乗る

・専門家として一部で認知され、執筆、出版、講演依頼を頂く

・ブラック企業被害者(法人&個人)から対処相談を受ける
 ようになる

・「ブラック企業撲滅」「脱・ブラック」のためのアドバイスや
 政策提言、被害者救済活動を展開するようになる

起業時にはまさか、ブラック企業の専門家として活動していく
ことなど全く意図していなかったのだが、結果的に今、このような
形で点はつながったのだ。

もちろんこれまでの選択において、

「一瞬たりとも後悔したことがない」

と言えばウソになるが、

「その選択において最善の結果を目指そうと努力してきた」


ことは確かである。

~~~~~~~~~~~~~~~~

そんなわけで、5月8日は当社の創立記念日であった。
なんとか8年持ち、9年目を迎えることができたのも、
普段気にかけて頂き、仲良くして頂いて、折節仕事の
機会を頂ける皆さまあってのことだ。
深く深く、感謝申し上げる。

…そんな意識高い系のポエムとはウラハラに、当日夜は
東急線沿線住まいの経営者連中と、都立大学のスナックで
バカ騒ぎ。みんな楽しいひと時をありがとう!!


(このバカ騒ぎに混じりたい、東急線沿線住まいの
 経営者も歓迎だ!)

厚労省によるブラック企業対策開始

$
0
0
厚労省は、違法な長時間労働を繰り返す「ブラック企業」について、
行政指導の段階で企業名を公表する方針を明らかにした。

これまで、労基署から何回も是正勧告を受けながら改善
しなかった事例は多々あり、既存の対処法では不十分といえた。

そこで社名公表だ。「ブラック企業イメージ」がつくことで、
顧客離れや業績悪化、株価下落などの悪影響に波及する
ことを懸念し、企業が自主的に労働環境を改善しようとする
動機になり得る。
 一定の「抑止力」として、本件については
期待したいところだ。

しかし、「企業名公表の条件」がかなり限定的なのが気にかかる。

・複数の都道府県で事業を展開する社会的に影響力の
 大きい企業で
・残業代不払いなど労基法違反があり
・1カ月当たりの残業、休日労働が100時間を超え
・1事業所で10人以上の労働者に違法な長時間労働があり
・1年間に3カ所以上の事業所で違法状態が確認された場合


しかも、社員数300人以下の中小企業は対象外。
どんだけ限定してるんだよ。琴光喜の額の面積ぐらい狭いわ。

ニュース価値はあるかもしれないが、より裾野が広く、問題の
根が深い中小企業まで対象にならないことには、
「ブラック企業撲滅」に対して本当に実効性があるもの
にはならないだろう。

単なる厚労省の仕事アピール、プロパガンダで終わらない
ことを祈念したい。

毎度おなじみ「週刊SPA!」さんのブラック企業特集でコメント

$
0
0

週刊SPA!さん今回のテーマは「新型ブラック職場診断」

今や企業単位で「ブラックかホワイトか」を見極めることは難しく、
「ホワイト企業でも、部署によってはブラック」といった『ゼブラ化』
の様相を呈している
旨解説している。

そんな「一見ホワイトなブラック」にハマらないようにするために
オススメなのは、

「入社前に同業他社の社員や、志望企業の元社員と
 つながりを作っておく」


ことだ。

入社志望企業の現役社員にいくらインタビューしても、得られる
のはポジティブな情報がほとんど。しかし「志望企業のライバル
企業の社員」や「志望企業を辞めていった元社員」であれば、
ポジティブな面もネガティブな面もより客観的に認識
している
ことが多いものだ。

双方認識して臨めば、入社後「こんなはずじゃなかった…」
といったことにはなりにくい。

昨今はSNSやアプリなども発達しており、そういった人にも
会いやすくなっている。

「受け身でも入ってくる、編集された二次情報」よりも、
「能動的に獲りにいく一次情報」を 大切にしよう
ではないか。

アニメ制作者のブラックな労働実態

$
0
0

庵野監督
「今のアニメ制作のシステムはかろうじて持っている状態であり、
 その崩壊は時間の問題」

日本を代表するアニメ監督の一人である庵野英明氏の発言が
話題になった本日だが、「日本アニメーター・演出協会」が発表
した「アニメーション制作者実態調査」を読めば、アニメ制作業界
のブラックな内情がよく分かるぞ。

「アニメーション制作者実態調査」
http://bit.ly/1QStCts

アニメーターのうち「直接雇用の労働者」(正社員、契約社員、
アルバイトの合計)が39.3%
であるのに対して、「事業主」(自営、
フリーランスの合計)は52.6%。


月平均労働が260時間というのはもう違法レベルなんだけど、
彼らは労働者ではなく「業務委託」という扱いだから、労基法
適用外
というブラックぶりだ。

ちなみに、アニメーターの平均年収は332万円。
貧困を煽りたいメディアは「アニメ若手制作者 平均年収110万円」
という数字をよく出すけど、これはあくまで若手が携わることが
多い「動画制作担当」の部分だけだから、ソースをよく読もうね。

ただそんな状況でも、

「働ける限り、アニメーション制作者として仕事を続けたい」

と回答している人はなんと61.7%。

他の業界でも言えることだけど、思い入れを持って取り組んで
いる人たちのやりがいや使命感に依存する体質のままでは
続かないことを危惧している。 

労働実態を明らかにすることの有効性

$
0
0


誰か、セブンイレブン江東毛利一丁目店の夜勤に入ってやれよ… 
店長が24時間営業になってしまうぞ。


自らのブラックぶりを晒しているようだが、この画像は5月25日の
15時に最初のツイートをされてから、わずか2日足らずで
16,000リツイートを越える反響になっており、多くのまとめサイト
でも採り上げられている。広告効果という点では最強だな。

この広告を見た上で応募してくるくらいの覚悟ができた人なら、
就業後の労働環境も認知しているはず
だから、少なくとも

「夜勤が自分ひとり!? こんなはずじゃなかった…」


などということにはならないはずだ。

広告営業担当者はこのように労働環境実態をきちんと伝える「RJP(Realistic Job Preview)」を徹底してもらって、ミスマッチ
のない採用支援をおこなって頂きたい
ものである。

食えない弁護士急増 借金&高額費用かけ超難関試験合格も仕事なし(1)

$
0
0

「弁護士」という職業について、どんなイメージを思い浮かべる
だろうか。 

高学歴で高収入のエリート――という印象は根強い。

実際、「合コンしたい憧れの職業TOP10」(2014年「R25」調べ)
では5位、「女子が食いついちゃうのは? 合コンにきたら
『ちょっとテンションが上がる男性の職業10』」(14年「マイナビ
ウーマン」調べ)では2位、また「子どもになってほしい職業
ランキング」(07年「gooランキング」調べ)では3位、「今からでも
なれるとしたらなってみたい職業ランキング」(06年「goo
ランキング」調べ)では3位と、常に医師と並んで人気の職業
であることがうかがえる。 

また、収入も確かに高い印象を受ける。

日本弁護士連合会(日弁連)が10年に一度実施している
「弁護士業務の経済的基盤に関する実態調査」によると、
10年度の弁護士収入・所得の平均(全体の総合計金額を
有効回答数で割った値)は3264万円に上る。

一般サラリーマンの平均年収が413万円(14年度)であること
を考えると、約8倍にもなるリッチな職業のようだ。 

しかし昨今、その様子が明らかに変わってきている。

きっかけは、06年からスタートした「新司法試験」である。

これまでのように誰でも受けられるわけではなくなり、
法科大学院(ロースクール)修了が受験の前提条件となった。
合格者も急増した結果、若手弁護士が就職先探しに苦労する
事態となっているのだ。 

内容が異なるため一概に比較することはできないが、
旧司法試験の合格率は昭和40年代以降、ほぼ1~3%台
という難関であったことと比べると、新司法試験の平均合格率
は約30%。合格者数でみても、旧試験ではほぼ3ケタだった
ものが、新試験では毎年のように2000人を超えている。

14年4月1日時点で弁護士総数は3万5109人だが、00年の
1万7126人から倍になっており、急激な勢いで増えているのだ。

(つづく)

年収百万円台…食えない弁護士急増 
借金&高額費用かけ超難関試験合格も仕事なし

http://biz-journal.jp/2015/05/post_10077.html

食えない弁護士急増  借金&高額費用かけ超難関試験合格も仕事なし(2)

$
0
0

一方で、彼らの主な仕事である裁判の件数をみてみよう。

00年の新受件数(すべての裁判所で新たに受理された訴訟件数)
が553万7154件だったものが、13年には361万4242件と、なんと
200万件も減少している。仕事が減れば就職も厳しくなり、
それは当然収入にも跳ね返ってくることになる。

イソ弁、ノキ弁、タク弁、さらにはケー弁といった言葉をご存じ
だろうか。

司法試験合格後、弁護士事務所に就職できた新人はイソ弁
(居候弁護士)と呼ばれ、給料をもらいながらキャリアを積む
ことができる。昨今、このイソ弁の労働条件はどの事務所でも
悪化していると聞くが、まだ固定収入があるだけ恵まれている
ほうなのだ。 

固定給はなく、ボスとなる弁護士(ボス弁)の事務所スペース
を借りて開業し、おこぼれ仕事にあずかる弁護士がノキ弁
(軒先弁護士)で、軒先を貸してくれる事務所すら見つからない
弁護士はやむを得ず自宅で開業することになり、タク弁
(自宅弁護士)と呼ばれる。

さらには、その事務所を借りるお金すらない弁護士は、携帯
電話だけで仕事をするケー弁(携帯弁護士)となるわけだ。
弁護士業界も格差社会なのである。 

実際、弁護士の収入分布は広がりを見せており、平均値が
高いのは一部の超高額収入者の存在によって押し上げられて
いるからと見る向きがある。 

国税庁の12年度の調査によると、年収100~150万円の弁護士
は585人、150~200万円が594人、200~250万円が651人、
250~300万円が708人、300~400万円が1619人という具合に、
サラリーマンの平均年収を下回る水準の弁護士も非常に多い
ことがわかる。

また、所得が1000万円以上だった弁護士は5年前から15%
減少。逆に200~600万円の人が20%ほど増加しているのだ。


収入は減り、支出は増える一方


弁護士は、なるまでにも、なった後にもお金がかかる。


まず、法科大学院の平均的な初年度学費は100~140万円。
しかし、そこでは司法試験の要である論文試験対策は行われない。
「予備校的だから」という理由で、法科大学院で教えることは
ご法度とされている
ためだ。

したがって、論文対策として別途予備校に通う人もいる。
大手法曹予備校の授業料もまた、年間100万円を超える
高額なものだ。 

しかも、司法試験合格者が受ける司法修習の期間に支給
されていた毎月20万円の給与が11年以降はなくなり、
無給状態で1年間すごさなければならなくなった。

法科大学院卒業までの多額の授業料を借金や貸付奨学金
などでまかなっている人も多く、その費用返済と相まって、
司法修習生の7割が経済的な不安を抱えているという
調査結果もある。 

また弁護士登録後は、所属する地方の弁護士会へ会費を
毎月支払わなければならない。金額は地域によって異なるが、
年額で50~100万円といわれており、いずれにしても高額である。 

難関試験を突破するために多くの時間とお金を費やしたにも
かかわらず、仕事は減り収入は安定せず、逆に出費はかさむ
一方
。そのような状態では、さらなる出費を要する営業活動に
いそしむこともできず、経験や人脈がないまま仕事を進めて
いかざるを得ない。必然的に、弁護士の質の低下という事象
になって現れる
ことになる。 

司法制度の改革は、国民生活の向上に資することを目的と
していたはずだが、それが実現できているかは疑問である。

年収百万円台…食えない弁護士急増 
借金&高額費用かけ超難関試験合格も仕事なし

http://biz-journal.jp/2015/05/post_10077.html

ブラック企業、三日会わざれば刮目して見よ ~ワタミ、レオパレスの場合~

$
0
0
世間からブラックと呼ばれる企業も、その汚名を甘受している
ばかりではない。

持ち前の迅速さにより、内部改革もスピードをもって進めている
事例をご存知だろうか。 たとえば…


<ワタミは新卒離職率が一ケタ%台へ低下>


・これまで頑として認めなかった「ブラック企業批判」を、
 業績悪化の一因と認識
・「不採算店舗閉鎖」に加え、業績悪化も覚悟の上で、
 「定休日設定」(244店舗)、「深夜営業時間変更」
 (~AM3時→~AM0時などへ変更・35店舗)、
 新入社員への入社前後フォローを徹底

⇒結果として、月残業時間「45時間以内」の社員の割合が
 26.5%→45.1%へ増加
⇒また、新卒社員の1年後離職率が22.1%→9.6%へ減少
(2014年度)


<レオパレス21は新卒採用が絶好調>


・従前は大学キャリアセンターとのパイプもなく、
 採用に苦労していた

⇒法人賃貸営業部門全面協力のもと、全都道府県で
 インターンシップ実施
⇒地方では上場大手企業のインターンシップ受け容れ先が
 少ないため、大学側から大切に扱われる
⇒インターンシップ受け容れの相談をきっかけに各大学との
 パイプが太くなり、採用も営業提案もしやすくなる
⇒業績好調


・福利厚生は手厚く、総合職の年休126日(計画値)。
 社長直轄のワーク・ライフ・バランス推進室を設置し、
 「くるみんマーク」も取得済。
 設計部門では月残業30時間以内を実現



彼らは強烈な危機意識を持ち、日々進化しているのだ。


「揶揄していたブラック企業にいつの間にやら追い越されていた…」

などということがないよう、彼らの取組から気付きを得て、
我々も改善を継続していこうではないか。

幼児にも労働法啓発中の件

$
0
0

先日の「妖怪ウォッチ」にて。

強敵に対抗すべく、主人公が妖怪を召喚しようとするが、
当日は「妖怪労働基準法」による強制休業日のため、
「妖怪労働組合」所属の妖怪たちは誰も仕事をしなかった… 

というお話。 


「妖怪労働基準法」は、妖怪たちの働き過ぎや、ブラックな
主人たちから妖怪を守るために存在しているようだ。

しかも、組合非所属のフリーの妖怪は、強制休業日でも
仕事をしなければならないという現実社会を反映したか
のような設定…

「妖怪さえ労働基準法にガッチリ守られてるのに、
 人間世界のほうがよほどブラック…」


とネット上では話題になっていたが、「妖怪労働基準法」が
適用されるのは「妖怪労働組合」所属の妖怪だけ。

人間世界の労基法は組合員でなくても適用対象だから、
多少マシだな。

疑惑まみれライザップの危機 メディア黙殺の怪 体に危険&誇大広告の恐れ、利用者苦情も

$
0
0


「週刊新潮」(新潮社/6月18日号)に掲載された記事
『2カ月で37万円「ライザップ」の客とスタッフが危ない!』
反響を呼んでいる。 

当記事は、RIZAP(ライザップ)のトレーナーの8~9割が
パートタイマーであり、スタッフが17時間休まず働かされ、
さらにトレーニングや減量指導に不満を持つ会員が返金交渉
で苦慮したといった内容を報じている。 

これに対しライザップを経営する健康コーポレーションは、
新潮社に対し厳重抗議を行うとともに、記事の撤回と謝罪を
求めると発表している。 

そこで今回、筆者は当該記事に関して実際に新潮社から
取材を受けた複数の人物に接触したところ、ライザップと
マスメディアの関係が透けて見えてきた。



スポンサー・タブー


実は今回の「新潮」による報道以前にも、ライザップにまつわる
ネガティブな報道の動きがあった。

番組制作会社関係者のA氏は語る。

「当社はドキュメンタリー番組の制作を手掛けていますが、
 『ライザップのトレーニング方法は非常に危険である』という
 告発が同業者から相当数あったのです。
 
 その告発を受けて独自に取材を進めた結果、
 『短期間での体形変化は、実は健康に悪い』
 という結論になり、番組企画をテレビ局に提案しました。

 しかし局側からは、
 『ライザップは貴重なCMスポンサー、こういう企画は困る』
 と言われ、却下されてしまったのです。

 現在ライザップは大量のテレビCMを流しており、広告収入が
 厳しいテレビ業界がライザップに否定的な報道をすることは
 できない
でしょう」 

また、大手出版社の週刊誌記者を務めるB氏も、

「雑誌も広告が非常に厳しい中、ライザップは貴重なスポンサー
 なので、同社を否定する記事はとても掲載できないです」


と明かす。 

ちなみに今回新潮から取材を受けたジム業界関係者C氏に
よれば、取材をめぐり、奇妙な現象が見られたという。

「他社の記者も、相当取材協力をしていました。
 自社の雑誌のスポンサーに牙をむくのはご法度でも、
 記者魂が黙っていなかったのでしょう」

(つづく)

疑惑まみれライザップの危機 メディア黙殺の怪 
体に危険&誇大広告の恐れ、利用者苦情も

http://biz-journal.jp/2015/06/post_10355.html

疑惑まみれライザップの危機 メディア黙殺の怪 体に危険&誇大広告の恐れ、利用者苦情も(2)

$
0
0

誇大広告の可能性

今回の新潮の取材先のひとつで、消費者問題の専門家D氏は
こう説明する。

「ライザップのようなダイエットに限らず、エステや語学学校、
 SEOなどのサービスを提供する『役務提供業者』には、
 『効果がわかりにくい』などのクレームがつきもので、
 クレジット会社との取引ができず、ローンが組めません。

 そこでライザップは自社割賦という仕組みによって、
 債権回収をするやり方を採用しています。しかしこれは
 リスクが高い。

 その証拠に、ライザップの自社割賦の金利は19.8%と
 非常に高金利です。昨今は弁護士事務所でも債権回収に
 苦労している時代なのに、一民間業が債権回収をするのは
 難しい。これは経営的にはリスクです。

 また、ライザップが謳っている『30日間全額返金保証制度』は、
 景品表示法が禁止している有利誤認表示や誇大広告禁止
 に該当
する可能性があります。

 広告では
 『内容に納得できない場合は全額を返金する』
 と記載がある一方、会員会則では
 『会社が承認した場合に全額を返還する』
 と説明しており、ズレがあります。

 兵庫県のNPO法人は、これを誇大広告と指摘して注目を
 集めました」  

そして、この広告表示には、もっと大きな問題があるのだという。

「全額返金保証ということは、『効果に自信があります』という
 意味です。しかもCMでは『結果にコミットする』『2ヶ月で、
 このカラダ。』など、効果を保証するような表現を多用して
 います。

 本来、特定継続的役務提供業者が効果保証をする行為は
 違法ですが、ライザップは同業者に指定されていないため、
 即違法行為には該当しません。

 しかし、同業者ではなくても、消費生活センターが取引に
 問題があると判断した場合、当該業者のクレジット口座を
 凍結できるという法律(割賦販売法における「支払い停止の
 抗弁権」)が頻繁に適用されています。

 以上から、ライザップのあたかも効果保証をするかの
 ような広告は、消費者行政的に問題がある
といえます」(D氏) 

健康コーポレーションは今期中に純利益を3倍近くまで拡大
する計画であり、さらなる事業拡大を進めている。

だが、大規模に事業展開を行うと必然的にクレームが増え、
その件数が積み重なれば行政も動き出さざるを得ない。 

新潮報道がライザップの急成長にどのような影響を与える
のか。当分は世間の注目を集めそうだ。


疑惑まみれライザップの危機 メディア黙殺の怪 
体に危険&誇大広告の恐れ、利用者苦情も
http://biz-journal.jp/2015/06/post_10355.html

竹島水族館を擁護!事実を率直に訴えて何が悪い?

$
0
0

竹島水族館のアルバイト募集、告知文が少々キツく感じられた
ようで炎上中http://netgeek.biz/archives/40333)とのことだが、
私には炎上する意味がまったく分からん。

率直に事実を伝えていて、大変良いではないか。
就業後のミスマッチが無くなるような、理想的な告知文だ。


「異常なブラック感が漂う」などと批判している者がいるようだが、
逆だ。こんな大切な内情をオープンにせず、耳に聞こえのいい
ことだけ書き連ねる求人広告を出すところのほうがよほど
ブラックだ
ぞ。

<以下、告知分引用(残念ながら現在は削除済)>

現在2名の優秀なアルバイトスタッフが働いておりますが、
少なからず退職した方もおられます。

面接時には絶対に頑張れる、自信がある、一生ここで働きたい、
とおっしゃったにも関わらず、意見が通らない、思うように
いかない、ムカつく、といった理由でいとも簡単に辞められる
方がほとんどです。

自分を見つめ直し、根性の無い方、ただ生き物が飼いたい
だけの方、お客さんを大切に思わない方、 柔軟性のない方、
自己中心的考えが目立つ方等は応募を考え直していただき
ますようお願いいたします。

その場の感情でご自身の大きな夢を台無しにされない方を
望みます。判定基準は厳しいですがアルバイトとして
勤務態度や成績優秀な方は契約社員、正社員への昇格を
見据えております。

<引用ここまで>


…ま、もう少しホスピタリティのある言い方はできそうだけどな。

【炎上】竹島水族館がえげつない文章でアルバイトを募集して唖然
http://netgeek.biz/archives/40333


エレファントコミュニケーションズ社にまつわる報道について

$
0
0

「一部ネットニュース等」において「取材不足を露呈!」
「カルマ浄化コースを受講しろ!」などと叩かれている
「ブラック企業アナリストなる人物」、新田龍でございます。


先般掲出した記事「低レベルすぎるウェブ制作会社に注意!
客の要求無視、逆ギレして成果物全部削除&連絡拒絶」
(http://biz-journal.jp/2015/07/post_10624.html)

において、当方がブラックと指摘した企業から反論を頂戴し、
それが他のネットニュースでも扱われて、少しだけ話題に
なったようだ。

しかしこれを私が「炎上」などと表現しようものなら、

「炎上さえしてないものを炎上と表現し、世間の耳目を集めよう
 とする炎上マーケティングだ!」


などと豆腐理論によって論破されてしまいそうなので、その点に
ついては大人しくしておく。

今回記事については、先方の言い分と事実に若干の齟齬が
あるため、また続報を出すべく準備しているところだ。
具体的には…

・先方代表者は「取材の申込みを受けたことすらありません」と
 弁明しているが、当方は本年5月12日に取材依頼書を送付
 しており、1週間の回答期限を過ぎても先方から何ら連絡は
 なかった

・先方代表者は「納期間近のある時、A社から突然弊社従業員が
 A社に呼びつけられた」とあるが、実際は事前アポがなされ、
 代表者自身が訪問することになっていたのにドタキャンし、
 結果的に従業員に対応を丸投げしている

・顧客から預かっている既存データまで全部削除し、
 「入金するまで復旧対応しない」という対応についての
 説明は依然としてなされていない



会社の公式facebookページで
ウソをつくのはよくないなあ。



また顧客と揉めたこと自体は事実だとしても、それを公にし、
顧客のことをクレーマー扱いしている時点で、会社側の対応
に疑問を抱かざるを得ない。

私個人がどのように叩かれようが知ったことではないが、
悪意の被害を受けている企業を守るため、引き続き
然るべき主張をおこなっていく。

宜しければまた続報をご覧頂きたい。

ブラック企業による一大詐欺事件に画期的判決!

$
0
0

ブラック企業による「乗っ取り詐欺」に対し、我ら最凶チームが
完全勝利した件
記事にしたよ。


書類上は「単なる業務提携」に見せかけていたが、実態は
「弁護士・司法書士・弁理士が手を組んだ一大詐欺」
であったことを解き明かし、裁判ではこれまでの判例を覆す
画期的判決
を導き出すに至ったのだ。

裏に詐欺的意図があったとしても、契約書類さえ揃っていれば
その取引は「お互い合意したもの」と扱われ、泣き寝入りせざるを
得ない詐欺被害者は実は大勢いる。

今回のケースは、同様の被害に苦しんでいる方々にとって
希望を抱ける判例となると共に、法廷闘争の方法論という点
においても貴重な参照事例となることであろう。



勝訴のポイントは、

「被害者と弁護士の信頼関係」&「地道な準備」

だ。

そもそも、「面倒なことをすべて解決してほしい個人の依頼者」と、
「面倒さは変わらないのに、法人に比べて報酬面で割に合わない
些末な事件はあまり受けたくない弁護士」では利害が対立する
ものである。

昨今では、裁判になってから弁護士のもとに駆け込んでも、
「いきなり相談されても対応できない」と、門前払いを受ける
ケースもあるくらいだ。

今回は、裁判に至る前、取引相手の詐欺的意図が露見した頃
から、被害者が「断固として戦う!」という強い意志を持ち、
類似の問題に対処したことがある弁護士やリスク対策専門家
のアドバイスを受けて地道に準備をし続けていた
ことが勝因
であるといえる。

裁判を前にして、出廷する弁護士とは事実関係と詐欺的意図
について綿密に情報共有し、弁護士が全体像とブラック企業側
の悪意を確実に把握していたからこそ、法廷でのブラック企業側
の証言の矛盾にも逐一的確に対処でき、結果的に勝訴に至った
のである。


あの有名人気ジム、詐欺裁判で敗訴 
創業者からノウハウ略取&追い出し

http://biz-journal.jp/2015/07/post_10882.html

あの有名人気ジム、詐欺裁判で敗訴 創業者からノウハウ略取&追い出し(1)

$
0
0

女性専用パーソナルトレーニングジム「Shapes(シェイプス)」
をめぐる創業者追い出し、出資金詐欺、ブランド乗っ取り疑惑
事件については、当サイト上でもたびたびお伝えしてきたが、
このたび同事件をめぐる民事裁判の判決が出た。


【過去の関連記事】
・2014年11月9日付
『人気ジム「Shapes」乗っ取り騒動、創業者が提訴 
 突然の創業者追放とノウハウ詐取か』

・同12月29日付
『「¥マネーの虎」名物社長、詐欺で訴訟に 
 ゴッドハンド吉川からノウハウ奪い、追放の疑い』

・15年3月28日付
『人気ジム「Shapes」乗っ取り&詐欺、文書偽造の証拠入手!
 被害なお拡大の危険』



本事件の、これまでの概要

本裁判では、本事件が弁護士、司法書士、弁理士が
手を組んだ一大詐欺
であったことが明らかになった。

まず、この事件の概況を以下にまとめる。

(1)Shapesの運営会社であるShapes International(以下、SI社)
代表取締役である椿本健太氏は、もともと「Shapes」ブランドを
ゼロから立ち上げそのメソッドを開発・確立させた尾関紀篤氏
を誘い、金員を出資させ、さらにノウハウを提供させた。
その後、尾関氏を追い出し、Shapesの事業と商標「尾関紀輝」
「Shapes」「シセトレ」を乗っ取った
疑いで調査されている。
商標制度濫用と人権侵害の疑いがある。

(2)椿本氏は、尾関氏に接触して共同事業を提案し、尾関氏側
は同事業に対し計 490 万円を出資。この出資をめぐり
「公正証書原本不実記載」「虚偽記載」「私文書偽造」の容疑
があるとして、尾関氏は警視庁へ椿本氏を告訴。同庁はそれを
受理する方針を固めている。また、当該登記を行った司法書士
の栗林大輔氏については、同時に東京法務局および東京司法
書士会にも懲戒請求が行われ、受理
された。

(3)SI社は筆者の取材に一切回答しなかったにもかかわらず、
一連の告発記事掲載直後、代理人弁護士を通じて
「記事は名誉毀損であるから削除しろ。3 日以内に対応しないと
法的措置をとる」と筆者に要求。しかし、当方から違法登記の
証拠を挙げて「これは不正増資詐欺ではないか」「不正な
登記簿を金融機関に対して使用する行為は、弁護士として
善管注意義務違反ではないか」
と質問したところ、その後
無回答を続けている。

(4)椿本氏が存在を否定していた登記書類が、偽造文書として
東京法務局港出張所に存在していたことが判明。書類には
尾関氏の署名と捺印があったが、尾関氏は当該書類自体を
見たこともないと回答している。すなわち椿本氏は、尾関氏の
偽造印章で捺印した文書を用いて不正登記を行っていた。
これは、「公正証書原本不実記載」という犯罪であり、
5年以下の懲役が科せられる。そしてSI社の顧問弁護士も、
それを黙認していた疑いがある。

(5)椿本氏は偽造書類、偽造印章を用いて、創業者である
尾関氏を追い出したが、顧客に対しては「尾関氏のノウハウで
シェイプアップできる」、FCオーナーに対しては「ジムをFCとして
経営すれば儲かる」、そして金融機関に対しては「売り上げが
伸びており、融資するにふさわしい会社だ」との情報を拡散

し続けている。現時点でもFCとしてオープンする新店舗は
増え続けており、被害者はさらに広がることが予想される。

(つづく)

あの有名人気ジム、詐欺裁判で敗訴 創業者からノウハウ略取&追い出し(2)

$
0
0
本事件の問題点

・尾関氏が長年の活動を通して形にしたノウハウやコンテンツ
 を騙し取る、詐欺的意図が潜んでいる点
・共同事業に誘われた尾関氏が、ノウハウを略取された後、
 用済みとばかりに会社を追い出されている点
・ブランド名や商標など、周辺の知的財産までを悪意ある者に
 押さえられてしまい、結果的に尾関氏自身の活動が制限
 されてしまっている点
・尾関氏のみならず、金融機関やフランチャイズ(FC)オーナー、
 そしてジムでダイエットに励む顧客たちも被害者になって
 しまっている点 


ポイントは、ノウハウ略取、追い出し、知的財産権の囲い込みも、
すべて尾関氏本人合意のもとで、かつ書類上においても適正な
手続きのもとに行われた「合法的」なものというかたちになって
しまっている点だ。

裁判に至ったとしても、

「手続きには違法なところがない。双方認識した上で進めた、
 ごく一般的な業務契約」


と判断されてしまい、当然、事件として表面化することはない。 

これを詐欺事件として扱い立件するためには、加害者と
被害者がどうつながっていたのかを解明した上で、
「加害者側が詐欺を共謀していた」
という証拠を被害者側が示さなければならない。


しかし、加害者側も周到に準備して仕組んでいるため、
証拠をつかむことは困難である。


画期的な判決

しかし今回、これまでの司法判断を覆す画期的な判決
東京地裁で出た。尾関氏がSI社と椿本氏の手口を詐欺
として訴え、億単位の損害賠償を求めた民事裁判において、
SI社側の反論が退けられ、尾関氏側が勝訴。SI社と椿本氏
には損害賠償支払いという判断が下った
のである。 

裁判が進んでいく中で、尾関氏側弁護士の執拗な追及に対し、
椿本氏の証言はコロコロ変わっていった。 


椿本氏
「Shepesメソッドと尾関メソッドは違うものだ」 
尾関氏側弁護士
「しかし、あなたはスポーツトレーニングの専門家ではなく、
 尾関氏と共にトレーニング事業を始めたはずだ。その
 ノウハウには、尾関氏の影響が多分にあるのではないか?」 

椿本氏
「・・・」 


椿本氏
「商標がSI社に移管されたにもかかわらず、尾関氏が引き続き
 自身のブログでShapesの名を使っていたことが規約違反。
 だから顧問契約を解除した」 

弁護士
「しかしあなたが尾関氏に対して、Shapesという名を使うなと
 催告した記録はない。それどころか、尾関氏宛のメールで
 『Shepesロゴを載せて連動性を高めましょう』という提案まで
 行っているではないか」 

椿本氏
「・・・」 


椿本氏
「Shapesの営業譲渡契約と、尾関氏の顧問契約はまったく
 別のものだ。当社が解除したのは顧問契約のみであり、
 営業譲渡はなされるべきだ」 

弁護士
「契約はまったく同じ日になされたもので、営業譲渡の代償
 として顧問契約が存在するのだから、別の契約と判断する
 根拠はない。その証拠に、片方の契約を切られたら尾関氏
 は生活の糧を失うではないか」 

椿本氏
「尾関氏はすでに著書もあり、印税で生活できると考えたのだ」
弁護士
「しかし、あなた方は尾関氏の著書に対しても差し止め請求を
 しているではないか。その矛盾は、どう説明するのか」 

椿本氏
「・・・」

(つづく)


あの有名人気ジム、詐欺裁判で敗訴 創業者からノウハウ略取&追い出し(3)

$
0
0

当該裁判における弁護士の働き

このような事件において、詐欺的意図を立証して勝訴にまで至る
ケースはまれである。
全国で同様の被害に遭い、泣き寝入りせざるを得ない被害者に
とって希望の光となることであろう。 

勝訴の裏には、尾関氏と弁護士との強固な信頼関係があった。

そもそも、

「面倒なことはすべて解決してほしい個人の依頼者」

と、

「面倒さは変わらないのに、法人に比べて報酬面で割に
 合わない些末な事件はあまり受けたくない弁護士」

では利害が対立するものであり、ヤル気がない弁護士が
増えているという現状は以前本連載でも報道したとおりだ。 

昨今では、裁判になってから弁護士のもとに駆け込んでも、

「いきなり相談されても対応できない」
「顧問契約などで普段から状況を把握できていないと、
 リスクがあるから」


などと、門前払いを受けるケースも散見されるほどなのだ。 

今回のケースでは、裁判に至る前、SI社の詐欺的意図が露見
した頃から、尾関氏が断固として戦うという強い意志を持ち、
類似の問題に対処したことがある弁護士やリスク対策専門家
のアドバイスを受けて地道に準備をし続けていたことが勝因

であるといえる。

裁判を前にして、出廷する弁護士とは事実関係と詐欺的意図
について綿密に情報共有し、弁護士が全体像と椿本氏の悪意
を確実に把握していた
からこそ、法廷での椿本氏の発言の矛盾
にも逐一的確に対処でき、結果的に勝訴に至ったのである。 

今回のケースは、同様の事案で被害に苦しんでいる方々に
とってよき判例となると共に、法廷闘争の方法論という点に
おいても貴重な参照事例
となることであろう。

事件発覚から2年半の歳月を経て、「Shapes」の商標は全面的
に尾関氏に戻ることになった。 

しかし、この判決が出る数カ月前から、なんとSI社と椿本氏側は
密かに別の「ある手段」に打って出ていたのだった。

(つづく)

あなたが叩いてる「いじめ」を、あなた自身が今やってるんだよ、ってことに気づかないのかな。

$
0
0

ルール違反した人の些細な落ち度も見逃さず、皆で寄って
たかって糾弾し、吊し上げ、罵倒し、ボロボロになるまで
叩き潰して溜飲を下げることが生き甲斐の、正義感に溢れる
「ネット私刑執行人」の皆さんこんにちは。
ブラック企業アナリストだよ!


まあ仮にだ、あなたが叩いてる人物がデザインで何かパクリ
をしたとかで、非があったとしよう。
でもそれを、法に依らずに私的に罰するのは憲法違反
だからな。日本だけじゃなくて、世界中でNGだ。


「何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命
 若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない」
(日本国憲法第31条)


ネットの炎上ってさあ、被害者でも加害者でもない第三者が、
勝手に自分の中の正義感を振りかざして、匿名で安全な場所
から一方的に罵詈雑言を浴びせる、ただの私刑なのよ。


「非があるんだから、どれだけ貶めても構わない!」
「祭りだ!」、みたいな風潮あるよね。
なにこの歪んだ正義。もはや正義じゃなくて単なる暴力ね。


あなたがドヤ顔で叩いてる「いじめ」を、あなた自身が
今やってるんだよ、ってことに気づかないのかな。


「○○はこんなヤツ!」と決めつけてるけどさ、どんだけ
知ってんの?取材したの?なんで周知の事実みたいに
なってんの?


それはもう「公益」でもなんでもなくて「名誉棄損」
だからね。 ホントこういう光景見てると、自分たちって
実は残虐な国民性なのかな…と暗澹たる気分になるわ。


ま、ゼロからデザインやら文章を創り上げるのってすごく
大変なんだけど、揚げ足とるのは0.2秒で済むからな。
炎上に加担するなら、「自分は揚げ足とりくらいしか
できないカスなんだ」、と自覚しておくといいかも。 


でも自覚がないからやってしまうんだよなあ。


オフィス街の美しい夜景は残業の賜物だし、ネット炎上は
シェアやコメントするあなたの無自覚から生まれるわけだ。

自戒をこめて…

9月3日、「輝く女性活躍加速化とっとり会議」発足1周年記念フォーラムで登壇

$
0
0
女性活躍、イクメン・イクボス推進では先進県の鳥取。

官民連携で推進している「輝く女性活躍加速化とっとり会議

の発足1周年を記念し、9月3日にフォーラムが開催される。
その基調講演に呼ばれることになった。

講演テーマは

「企業におけるイクボス&ワーク・ライフ・バランス推進の必要性」

だ。

社会的要請に加え、

・多様な働き方に対応できない組織が抱える
リスク、
・イクボス&ワーク・ライフ・バランスを実現させた企業の
 成功事例、
・今日から行動できるポイント

など、「実践」に重点を
置いた内容を50分で凝縮してお話する
ので、鳥取の先進的な
企業経営者、人事責任者の皆さまには
ぜひご参加頂ければ
幸いだ。

講演のあと、NPO法人マタハラNet代表の小酒部さやか氏も
交えたトークセッションにも参加して事例をバンバン出していく。
お楽しみにして頂きたい。


『輝く女性活躍加速化とっとり会議』1周年記念フォーラム
http://www.pref.tottori.lg.jp/251063.htm
Viewing all 296 articles
Browse latest View live