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Channel: ドラゴンの抽斗 ブラック企業アナリスト新田龍が語る「はたらく」「しごと」「よのなか」
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ジム大手「Shapes」乗っ取り騒動、創業者が提訴 突然の創業者追放とノウハウ詐取の実態(7)

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これら一連の事件により、尾関氏は、投資詐欺、逸失利益、
未払の顧問料や講師料など損害金、本件営業譲渡契約によって
譲渡した氏の知的財産権の商標権移転登録抹消などを争い、
現在係争中である。

そして、被害者は尾関氏のみにとどまらない。本件は
「Shapes」の「ジムを運営しているフランチャイズオーナー」、
「一般ユーザー」、そして「トレーナー」までもが被害者となる、
一大詐欺事件
へと発展していく可能性も考えられるのだ。

すなわち、「尾関氏不在」の現状は、尾関氏の力量に期待し、
Shapesビジネスに投資した多数のフランチャイズオーナーに
とっても、尾関メソッドを信じてダイエットしている一般ユーザー
にとっても、そして尾関氏の指導を希求してShapesの門を叩いた
トレーナーにとっても、すべて望まざる事態
であるからだ。

現在のSI社がこのような状態であると分かっていれば、そもそも
参画しないという人も多いはずである。

実際、現在はトレーナーの質も悪くなり、痩せられない人が続出
しているとの噂もある。本件がユーザーを巻き込んだ形での詐欺
事件となれば、トレーナーにとっても、意図せず詐欺の片棒を
担いでいる立場となってしまうのだ。


ブラック産業撲滅をうたっている者が一番ブラック!

椿本氏は、Shapesのフランチャイズ募集要項でこういった
メッセージをうたっている。

**********************
今、エステ産業は大きな転換期を迎えており、市場規模は
4000億円を超えるまでに拡大しました。

しかし、お客様とのトラブルや事故なども多く、一つの産業
としてはまだ社会的に認められてはいないのが現実では
ないでしょうか。ですが、

「我々 Shapes(シェイプス)は、この問題を解決できます。」

この思いがShapesの全国展開を決断した要因です。
クレーム産業と言われるエステ業界に、社会的価値のある
業態を提案することがShapesのミッションであると考えています。

**********************

つまり、ブラック産業撲滅をうたっている者が一番ブラックだった
というわけだ。

本件一連の事件に対して、筆者はSI社の代表取締役である
椿本健太氏に取材を申し入れて事実確認をおこなったが、
期限までに返答が返ってくることはなかった。


予告・クラウドファンディングでブラック企業撲滅プロジェクト開始

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文明の利器を利用することとなった。

「クラウドファンディング」により広くご支援者を募り、ブラック企業
撲滅の動きを加速させ、地道に働く人がきちんと報われる世の中
にしていこう
という試みである。 今週中開始予定。
ぜひ皆さまのお力添えを頂戴できれば有難い。


<概要>
本プロジェクトに賛同し、ご支援頂けた方には、ブラック企業
アナリストによる日々のブラック企業撲滅活動情報が共有
される他、さまざまな特典を得て頂くことができる。


<プロジェクト立上げの背景>

私はブラック企業問題や労働問題の専門家として、講演や研修、
現場での組織変革、執筆などの活動を通してメッセージを発信
する一方、現にブラック企業からの被害に遭われている法人・
個人の方から告発を受け、弁護士などと共闘しつつ、問題解決
に至るまでの救済活動
をもおこなっている。

救済活動においては、加害企業への調査活動や取材対応、
記事執筆、弁護士やメディアとの連携などの具体的なアクション
をとることで違法行為を止めさせるのだが、その過程の中で、

-加害企業/加害者から、名誉棄損、営業妨害などの名目で
 訴えられる
-加害企業/加害者から逆恨みを受け、業務妨害を受ける
-痴漢冤罪などをでっち上げられ、犯罪に巻き込まれる


といったリスク要因が常に存在している、という特殊事情がある。

取材経費のみならず、法的対応には資金も時間も要するため、
本プロジェクトによってご支援頂いた資金は、そのような場合に
備えてプールする形で活用させて頂く予定だ。


<ご支援頂いた方への特典例>
・メールマガジン
 「ブログには書けない、あの企業のブラックな実態」
 月1回×12回 配信
・サイン入り著作本進呈
・ブラック企業アナリスト新田龍と一緒に朝食/昼食/夕食/
 バーでサシ飲みしながら、ブラックな内輪話を聞けたり、
 いろいろ相談したり
・ブラック企業の被害を受けられている方への救済
 (取材&記事執筆)
・講演、研修、セミナーに出講、登壇

などなど。


その他、「こんな特典があれば考えてもよい」といったご意見
があれば、ぜひ頂戴できれば幸いである。

クラウドファンディングでブラック企業撲滅プロジェクト開始!

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クラウドファンディングによるブラック企業撲滅プロジェクト、
ブラック企業バスターズ」がスタートした。 


30日間のプロジェクトで、この記事執筆現在、開始から4時間を
経過したところだが、既に当初目標の70%超までご支援を頂けて
いる。


大変有難い限りである一方で、社会的意義の大きさもまた痛感し、
気を引き締めているところだ。

当プロジェクトによって広くご支援者を募り、ブラック企業撲滅の
動きを加速させ、地道に働く人がきちんと報われる世の中に
していく覚悟
だ。

活動報告は日々更新していくので、ぜひ皆さまのお力添えを
頂戴できれば嬉しい。

<概要>
本プロジェクトに賛同し、ご支援頂けた方には、ブラック企業
アナリストによる日々のブラック企業撲滅活動情報が共有
される他、さまざまな特典を得て頂くことができる。

<プロジェクト立上げの背景>
私はブラック企業問題や労働問題の専門家として、講演や
研修、現場での組織変革、執筆などの活動を通して
メッセージを発信する一方、現にブラック企業からの被害に
遭われている法人・個人の方から告発を受け、弁護士などと
共闘しつつ、問題解決に至るまでの救済活動をもおこなって
いる。

救済活動においては、加害企業への調査活動や取材対応、
記事執筆、弁護士やメディアとの連携などの具体的なアクション
をとることで違法行為を止めさせるのだが、その過程の中で、

-加害企業/加害者から、名誉棄損、営業妨害などの名目
 で訴えられる
-加害企業/加害者から逆恨みを受け、業務妨害を受ける
-痴漢冤罪などをでっち上げられ、犯罪に巻き込まれる


といったリスク要因を常に抱えている、という特殊事情がある。

そして実際、このような恫喝的対応によって泣き寝入りを
強いられている被害者は法人・個人合わせて相当数存在
しているのだが、なかなか表沙汰になることはない。


本プロジェクトではこのような「ブラック企業問題の影」とも
いえる部分を照らしつつ、問題解決をはかっていく。


取材経費のみならず、法的対応には資金も時間も要する
ため、ご支援頂いた資金は、そのような場合に備えてプール
する形で活用させて頂きたい。

<ご支援頂いた方への特典例>
・メールマガジン
 「ブログには書けない、あの企業のブラックな実態」
 月1回×12回 配信
・サイン入り著作本進呈
・ブラック企業アナリスト新田龍と一緒に朝食/昼食/夕食/
 バーでサシ飲みしながら、ブラックな内輪話を聞けたり、
 いろいろ相談したり
・ブラック企業の被害を受けられている方への救済
 (取材&記事執筆)
・講演、研修、セミナーに出講、登壇

などなど。

詳細はプロジェクトページをご覧頂ければ幸いだ。
http://shootingstar.jp/projects/1303

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ブラック企業撲滅プロジェクト活動報告(2)熊本県中小企業団体中央会で講演

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クラウドファンディングプロジェクト中につき、活動報告を更新。

今回は熊本県中小企業団体中央会さまにお招き頂き、


「組織内のコミュニケーションを円滑にし、組合活動をより
 有益なものにするためのヒント」をお伝えしてきた。


以下概要。

*******************

私は仕事柄、各業界の「デキるビジネスパーソン」と接してお話を
伺う機会が多い。そこで共通点として感じているのは、

「コミュニケーション能力が高い」とは、単に「話が面白い」
「話題が豊富」「プレゼンテーションが上手」ということではない

ということだ。

「自分の意図を的確に伝え、相手に自分の思い通りの行動を
 とってもらうこと」

こそコミュニケーションの目的であり、いくら素晴らしいプレゼン
テーションができても、結果的に相手が思い通りの行動を
とってくれなければ意味がない。

そう考えると、コミュニケーションの真髄とは、

「相手とよりよい人間関係を築いて、気持ちよく行動してもらい、
 結果的にお互いハッピーになろう、という愛情と配慮を持って
 接すること」

ではなかろうか。

そのために有効なのは、コミュニケーションをとる際に、

「表面的にやり取りされる、会話や文章などの音声・文字情報」

だけに意識を向けるのではなく、

「相手がその時に感じているであろう、「快/不快」「好感/嫌悪」
 といった感情や思い」

さらには

「相手の「ポリシー」や「信念」といった考え方、その人なりの 
 価値観」

までをも意識することだ。

そうすることで、相手にとって理解しやすく、納得できやすい
状況となり、当初の目的にも近づけるはずである。

クラウドファンディングのシューティングスター
「熊本県中小企業団体中央会で講演!」
http://shootingstar.jp/project_report/766

ブラックなウンチク

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熊本城は黒いから好きだ。


黒い城といえば熊本城のほか、広島城、松本城、岡山城、松江城、
伊予松山城などが挙げられるが、実はこれらの城には共通点がある。

いずれも「豊臣系の城」であるということ。

これは、豊臣家に恩顧のある大名たちが、豊臣家(関白)の位袍色
である黒にこだわって築城したから、と言われている。
そういえば確かに、豊臣時代の大阪城も黒であった。


ちなみに地方で講演に呼んで頂く際は、たとえ日帰りで往復
できる日程だとしても必ず自腹で1泊以上の旅程を組むことと
している。

お呼び頂いた感謝の気持ちとして、頂戴する講演料を現地で
しっかり使い、地元経済に貢献させて頂くためだ。 


ということで、今回は熊本泊。


講演前日の夕餉は、やはり辛子蓮根と一文字グルグル。


熊本市電の軌道は一部が芝生になっていて心地よい。

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ブラック企業撲滅プロジェクト活動報告(3)企業セキララ取材プロジェクト「新田龍が行く」を開始!

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クラウドファンディングプロジェクト中につき、活動報告を更新。

ブラック企業アナリスト新田龍は、Web業界の中でも稀有な
ホワイト企業、株式会社プレイウィズとともに、企業取材
プロジェクトを開始することとなった。


往々にして、ネット上だけでは「企業の良さ」が伝わりきらない

仮にその企業独自の強みがあり、労働環境が良かったとしても、
業界自体にブラックなイメージがあるだけで

「○○業界って、全部ブラックなんでしょ」


などと十把一絡げにされてしまい、応募者に興味さえ持たれない、
という事態はよくあることだ。

そんな不幸な風評被害、ミスマッチを撲滅するために、
私が直々に企業取材に訪れ、経営者や人事担当者に
単刀直入なインタビューをおこなうのだ。

・御社は「ブラック企業」なんですか?
・○○業界は「ブラック」と認識されがちですが、その中で
 御社はどのような取り組みをされていますか?
・残業代はきちんと出るんですか?
・離職率は? 辞める人はどんな理由で辞めるんですか?
・御社で働くことのメリットは何でしょうか?…


このような不躾な質問によって、各企業の実態をセキララに
暴露する。

お金が絡んでいるが、容赦はしない。
たとえネガティブな要素が判明した場合も、その点は明確に
したうえで、

「目標達成へのプレッシャーが厳しい面があり、そのような環境
 がイヤな人は避けるべきだ。しかし、短期間でも成長したい、
 稼ぎたいという人にとってはお勧めできる」


といった、フェアな説明をすることになる。

インタビュー動画は採用活動などで自由にお使い頂け、

「有識者からのお墨付き」

として強いアピールを行うことができよう。

ちなみに、今回パートナーとして組むこととなった
「株式会社プレイウィズ」は、

・新卒者離職率平均25%のIT・Web業界において、
 離職率5%
・採用広告費年間ゼロ円
・社員が19時に勝手に帰っている


というホワイト企業である。

「月曜日が楽しくなる社会を目指す」という理念で合致し、
共にプロジェクトを進めていくこととなった。

また進展があれば報告差し上げたい。

クラウドファンディングの【シューティングスター】
企業取材プロジェクト「新田龍が行く」開始!
http://shootingstar.jp/project_report/769

ブラック企業撲滅プロジェクト活動報告(4)FM西東京「ファザーリングラジオ」に出演!

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クラウドファンディングプロジェクト中につき、活動報告を更新。

「ファザーリングジャパン」ファウンダーの安藤哲也氏がDJを務める、
FM西東京「ファザーリングラジオ」に出演する。


放送は12月6日(土)の朝9時より。私の出番は、番組後半の
「ソーシャルカフェ」というコーナー。

ブラック企業アナリストとしての活動内容や、安藤氏とともに
推進委員として活動している厚生労働省「イクメンプロジェクト」
の取り組みなどについてお話する予定だ。 

放送は全国どこからでも、FM西東京のWebサイト
(http://842fm.west-tokyo.co.jp/)にアクセスすれば
聴くことができる。

スマホの方は無料アプリ「TuneIn Radio」をダウンロードして
FM西東京を検索しよう。

当日聴き逃してしまっても大丈夫。
12月7日(日)の23時半からも再放送がある。
まずは土曜朝、お聴き逃しなく! 

クラウドファンディングのシューティングスター
FM西東京「ファザーリングラジオ」に出演!
http://shootingstar.jp/project_report/771

こういう記事が当たり前に世に出てしまう社会だから、出生率も女性管理職比率も上がらないんだよ。

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冒頭から言葉遣いが悪くて恐縮だが、クソだな。

「松たか子妊娠」。

普通、「おめでとう!」じゃねえの?

なんで「『最大の稼ぎ時に大きな損失』と関係者肩落とす」
なんだよ。


こんなマタハラ記事、日本じゃなかったら訴訟モノだわ。
炎上PV狙いならまだしも、この見出しに何も疑問を持たれない
まま世に出たとするなら、21世紀の日本相当終わってる。

少なくとも出版元の小学館は最低。「育児しながら働くハードル
は高いんだよ~」と自ら示してるようなもんだ。

確か、小学館のWebサイトにこんなやりとりがあったなあ。

Q.小学館は女性が働きやすい会社なのでしょうか?
A.年々、女性が働きやすい環境が整ってきています。


ちょっとこんど逆取材かけてみよう。

ニュースポストセブン
松たか子妊娠「最大の稼ぎ時に大きな損失」と関係者肩落とす
http://www.news-postseven.com/archives/20141203_289765.html

ブラック企業撲滅プロジェクト活動報告(5)立教大学で「女子力とキャリア」講演!

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クラウドファンディングプロジェクト中につき、活動報告を更新。

立教大学において、

「女子力も、キャリアも高める方法」

というテーマで講演。


「女子力」にはいろいろな定義があるが、これまでお会いしてきた
多くの「デキる女性」の共通点から、私は

「周囲から応援される、総合的な人間力」と捉え、
「女子も男子も、自分自身の人生の選択肢を増やせるように
 普段から準備しておこう!」


というメッセージを伝えてきた。

講座では、

・「国民生活白書」の6,500名規模の調査で、「男性が結婚相手
 を決めるときに重視すること」トップ3は?「女子力」は何位?
・逆に、「女性が結婚相手を決めるときに重視すること」圧倒的
 トップとは?
・社会で仕事をしていく上で、未だに残る性差別とは?なぜ
 そんな事態になっているのか?
・専業主婦のメリット、デメリットとは?
・「ワーク・ライフ・バランス」で誤解されていることと、実践
 できている人の共通点は?


といったテーマについて、受講生の皆さんのご意見も伺いながら
進めていき、実に活気に溢れたひとときとなった。

とくに私からお伝えしたかったポイントは…

・男女関係なく、「自分で稼ぐ力」を持ち、磨いていこう。
 それが、あなたの人生において「より幅広い選択肢を持てる」
 &「いざという時でも助けになる」ことにつながる!
・ワーク・ライフ・バランスとは「仕事はテキトーに終わらせ、
 早く帰って自分や家族との時間を大切にする」ことではない!
 「仕事は確実にこなし、限られた時間の中でも価値を創出
 できている」こと! 
・そのために、自分自身が周囲から応援される存在である
 ことが重要!


ということだ。

嬉しいことに大教室はほぼ満席。講座終了後に提出頂くシート
には、皆さん細かい字でビッシリと、丁寧に感想を書いて頂けた。

「話の内容がためになった」という声はもちろん有難いが、

「就職やキャリアに対する考えが変わった」
「なんとなく専業主婦と考えていたが、リスクを意識した」
「今のアルバイト/サークルにおいて、こんな風に行動を
 変えていきたい」


といった、具体的な変化のコメントが多かったことが実に
嬉しかった。ぜひ、日々のアクションに繋がり、受講頂いた
皆さんの変革に資することを祈念したい。


クラウドファンディングのシューティングスター
立教大学で「女子力とキャリア」講演!
http://shootingstar.jp/project_report/777

ブラック企業撲滅プロジェクト活動報告(6)旭化成ケミカルズで講演!

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クラウドファンディングプロジェクト中につき、活動報告を更新。

旭化成ケミカルズさまの安全大会にお招き頂き、

「リーダーのための『伝わるコミュニケーション』と
 『チームビルディング』」


についてお話してきた。


本社管理部門や全国拠点におけるリーダー以上の皆さま300名超
にお集まり頂き、

「年齢差が大きかったり、共通の話題がなかったりしても、
 コミュニケーションを円滑に進め、安全な職場環境を
 もたらす方法」

について、ワークを交えながら解説するという内容であった。

「業績が芳しくない部下を叱責する上司」は大勢いるが、
「部下の行動や言動を分析し、『何ができてないのか?』
『それはなぜなのか?』といった肝心な点を具体的に把握し、
それを踏まえたアドバイスができている上司」は少ないものだ。

たとえば、私の新入社員時代。

やる気には満ち溢れていて、「アポがとれている顧客への訪問」
以降の商談には自信があったものの、どうしても「テレアポ」だけ
は苦手であった。

したがって、営業の「成約率」は高かったのに、アポ数が少ない
ため、最終的な「売上数字」としては振るわなかったのだ。

数値としては芳しくない私の業績をみて、当時の上司は私を
「やる気が足りない!」と叱咤したのだが、私は大いに不本意で
あった。

なぜなら、「やる気」はあるのだ。「テレアポが苦手」というボトル
ネックさえクリアになれば、業績をあげられる自負はあったわけ
なのだから。

このように、振るわない結果だけをみて「やる気がない!」などと
言ってしまうケース、皆さんにもお心当たりはないだろうか。

「営業」であれば、仕事の流れとして「見込み客探し」「訪問計画」
「テレアポの内容」「初回訪問」「関係構築」「ヒアリング」
「キーマン探し」「提案」「クロージング」…など様々な段階がある。

部下の様子を観察し、できていない点を分析して解決に導くこと
こそ、本来の上司の役割であるはずだし、そのために高い給与
を得ているはずである。

ご参加くださったのはリーダーというより、社長や役員など
トップマネジメントの方が多めだったが、

「『聞いたことがある…』などと思って分かったつもりにならず、
 『実際にできているのか?』『いつもやっているのか?』と
 自問してください」


とお伝えしてきた。

職場に持ち帰ってできるワーク方法なども解説したので、
少しでも実践して頂けていれば嬉しい限りである。


クラウドファンディングの【シューティングスター】
旭化成ケミカルズで講演!
http://shootingstar.jp/project_report/782

ブラック企業撲滅プロジェクト活動報告(7)杏林大学で「ブラック企業と労働法」講演!

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クラウドファンディングプロジェクト中につき、活動報告を更新。

大学講座はこの10年ほど機会を頂いて出講しているが、

「ブラック企業問題だけに絞って解説する」

というご依頼は、2013年初頭から頂戴するようになった
トレンドテーマだ。

ブラック企業論議は多様な切り口から考えることが不可欠である。

いつも提言しているように、「ブラック企業」という言葉を使って
いる
限り、本当の意味でのブラック企業問題は解決しない。

なぜなら、「いい会社」の基準が人によって違うのと同様、
何をもって「ブラック」だと言っているのか、話し手の価値観に
よってまったく違うからだ。 具体的には…


<故意に法律違反している>
・あっさりクビにする   
・給料や残業代を払わない
・サービス残業を強制  
・社会保険に加入しない
・「名ばかり管理職」による残業代支払い逃れ
・有給休暇を取らせない
・反社会的勢力との交流

<待遇が悪い>
・給料が安い
・昇給しない
・社会保険制度が未整備
・ペナルティ的な罰金制度
・経費や備品が自腹

<労働環境が悪い>
・長時間労働、残業が常態化
・有給、育休、産休の取得が難しい
・厳しいノルマを強制
・セクハラ、パワハラが横行
・従業員の行動監視、密告奨励



これらは全部ブラック企業の特徴だが、このうち
<故意に法律違反している>は明らかに違法であるものの、
<待遇/労働環境が悪い>は必ずしも違法とはいえない。


あくまで「その企業としては、そのようなやり方でやっている」
というだけなのだ。

このように、違法なものも合法なものも一緒くたになって
「ブラック企業」と言われるから、「ブラックだからダメだ!」
「いや、合法だし、本人が納得してればいいんだ!」と
議論が錯綜し、よく分からなくなってしまう。


違法状態は無くさなくてはいけないが、

「多少ハードワークでプレッシャーも厳しく、世間から
 『ブラック企業』とも呼ばれているが、自分はそんな環境で
 成長したいし稼ぎたい。だからブラックな方を選ぶ」


という選択肢もあってよい。

そんなお話をしてきた。
これからの皆さんの就職先選択にあたり、多少なりとも
ヒントを提供できたのであれば幸いである。

クラウドファンディングの【シューティングスター】
杏林大学で「ブラック企業と労働法」講演!
http://shootingstar.jp/project_report/789

最近のメディア関連

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(1)「週刊SPA!」12月23日号の特集
「2014→2015 裏流行ランキング105連発」
において、
「ブラック企業アナリストが選ぶホワイト企業 BEST10」
を選出している。


みんな知ってるあの会社から、知る人ぞ知るあの会社まで。
意外なところも挙げているので、ご参照頂ければ幸いだ。



(2)「日刊ゲンダイ」の「ブラックバイト消えないワケ」
という記事でコメント。


アルバイト学生が劣悪な環境でも我慢して働かざるを得ない
背景について解説した。


(3)日本人材マネジメント協会会報誌「JSHRM Insights」
特集「新卒一括採用の限界」において、「脱社畜ブログ」
管理人・日野瑛太郎氏と対談した記事。


テーマは「日本の新卒採用、企業社会のここがヘン」
刺激的な意見の応酬があり、愉しいひとときであった。


(4)FM西東京「ファザーリングラジオ」に出演。


「ファザーリングジャパン」ファウンダーの安藤哲也氏DJのもと、
ブラック企業アナリストの活動内容や、厚生労働省「イクメン
プロジェクト」についてお話した。


最近はメディア出演より、もっぱら悪質なブラック企業への対応
に時間とエネルギーを割かれているところだ。

近々また、ブラック企業の横暴な実態を暴露し、皆さまへも
被害注意を促す記事を出す予定なので、楽しみにして頂きたい。

本日2014年12月22日は、19年に1度の「朔旦冬至」。新しいことを始めるに相応しい日だ。

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本日2014年12月22日は、19年に1度の「朔旦冬至」。
新しいことを始めるに相応しい日だ。


「朔旦冬至」といっても聴き慣れない方が多いかもしれないが、
「冬至」と「新月」が重なる日のことである。

古代中国では、陰暦11月の月初め(=新月)と冬至とを
それぞれ年始とする考え方があり、19年に1度両者が重なる
この「朔旦冬至」を吉日とした
という。

<なぜ吉日なのか?>

月の満ち欠けの周期を基準とする「太陰暦」を運用するうちに、
暦と実際の季節がだんだんずれてくる現象が起こる。

そのため「太陰太陽暦」では約3年に1度、1ヶ月(閏月)を加え
13ヶ月とし、季節とのずれをなるべく少なくする調整をおこなって
いた。

そして「朔旦冬至」が正確に19年周期で訪れるということは、

「19年間のうちに7度の閏月を入れる調整を行え、暦が正確に
 運用されている」
=「政治が正しく行われている証」


であるとして、日本でも奈良時代から天皇が関わる儀式として
盛大に祝われていたという。

<なぜ新しいことを始めるに相応しいのか?>

「新月」は最も欠けた月であり、これから満月に向かって満ちて
いく存在だ。

「冬至」は1年でもっとも昼が短い日であり、これからだんだん
日が長くなっていく。

それが重なるということで、新しいことを始めるのにはまさに
相応しい日といえよう。


ちなみに、次回の朔旦冬至は2052年である。

<なぜ私が、そんな柄にもないスピリチュアルなことを
 言いだすのか?>


皆さまの暖かい支援のお蔭さまで、クラウドファンディング
プロジェクト「ブラック企業バスターズ」が無事115%の達成に
終わった
からである。

ご支援くださった方々の熱いメッセージを有難く受け止め、
これからも日本の労働環境改善のために尽力していく所存だ。

折しも、先般記事で告発したブラック企業の代理人弁護士より、
「記事は名誉棄損だから取り下げろ」との恫喝書類が送られて
きたところである。さっそくこのやりとりも記事化し、悪質な企業に
無慈悲な懲罰の鉄槌を下さねばならない。

「ブラック企業バスターズ」
http://shootingstar.jp/projects/1303

5,000万件のデータからみる雇用実態

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「雇用情勢が改善している」といわれているが、
実態はどうだろうか。

私も取材でお世話になっているNHK社会部さんが、5,000万件の
データ統計から導き出した報道で見えてきたのは…

・平成23年度から25年度にかけて、全国すべての都道府県で
 求人数は増加
・ただ求人の多くは非正規雇用で、離職率が高い仕事の割合
 が多い
・建設業や一部の製造業で正社員の雇用が増えて賃金が
 上がる一方、男女の格差は広がっている
 (主に女性が希望する事務職では、正社員求人が 
  それほどは伸びていないため)

・求人増加数が増えた産業は上位から順に「医療・福祉」

 「卸売・小売」「サービス」「建設」「飲食・宿泊」
・一方で離職率が高い産業上位は「飲食・宿泊」「生活関連
 サービス・娯楽」「サービス」「医療・福祉」「卸売・小売」
・結局、仕事を辞める人が多い産業で、求人が増えている

・この3年間で就職した人数の増減から見ると、若い世代は

 軒並み減っている一方、65歳以上の高齢者が大きく
 増えている
・その多くは、「清掃員」や「飲食店の店員」、「タクシー
 ドライバー」など、人手不足と言われる仕事に就いている
・実質賃金は、2014年11月まで17か月連続で前年同月を
 下回っている


求人数だけでみると「雇用情勢は改善している」といえる
のだろうが、働く側からみれば、まだまだその実感はないだろう。

賃金など待遇面での質を高めることや、結婚や出産、育児、介護
などでも融通がきく働き方を増やしていくことが求められる。


私も引き続き、ブラック企業には無慈悲な懲罰の鉄槌を下しつつ、
理想的な働き方を実現できている企業・組織は顕彰させて頂き、
さらに広く知らしめていきたく考えている。

<5,000万件のデータからみる雇用実態>(NHK NEWSweb)
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_1226.html

謹んで新年の御祝詞を申し上げる

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皆様方には旧年中格別のご高配を賜り、
真に有難く厚く御礼申し上げる。

昨夏以降は、

「法律論では対処できないくらいに事態が悪化した、
 ブラック企業絡みの様々な事件」

を解決すべく奔走する日々を過ごしていた。

そのため、近しい皆様とさえも充分な交誼を結べなかったこと
が残念ではあったが、お陰様で手応えある仕事が成し遂げ
られた1年であった。

今年も引き続きひっそりと、しかし着実に、ブラック企業への
無慈悲な懲罰の鉄槌を下していく。

地道な努力が報われ、働き甲斐のある社会とすべく、
国家レベルでの働きかけを行っていく所存であるので、
暖かく見守って頂ければ有難い限りである。

2015年はブラック企業の「終わりの始まり」の年となる

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2014年に特徴的だったのは、これまで低価格路線で他社を圧倒し
「デフレの勝ち組」と言われていた「マクドナルド」「すき家」「和民」
各社が赤字経営に陥った
こと。

日本マクドナルドHDの14年12月期連結決算予想は、売上高が
2,210億円で前期比15%減。
ほんの3期前は売上高が3,000億円を超えていたことを考えると、
大きな下落である。

最終損益も170億円の赤字見込。食材仕入先の中国食品会社の
賞味期限切れ鶏肉使用問題でイメージが悪化し、既存店売上も
2ケタ減少に歯止めがかからない状態だ。

ゼンショーHDの15年3月期連結は、売上高が157億円減の
5,092億円。「13億円の赤字」と見込んでいた最終赤字は
75億円まで拡大。

14年10月から深夜のワンオペ勤務を止め、対応できない店は
深夜営業を休止したため、売上減と費用増のダブルパンチに
見舞われた形だ。ただ、深刻な客離れは起きていない様子。

ワタミの15年3月期連結は、売上高が前期比5%減の1,540億円、
最終損益は30億円の赤字に転落する見通し。

国内店舗の9割を占める「和民」「わたみん家」の実質的な単価
引き上げが客離れを招いた。既存店売上もマイナス成長が続く。




先日の「ぼったくり居酒屋」閉店騒動もそうだが、ネット経由で
悪事が筒抜けになる時代だ。従業員に報いることなく、
私利私欲優先で違法放置のブラック企業はもはや生き残れ
なくなることは間違いない。


一方で、誠実なビジネスを全うしていれば応援される時代になる、
ともいえる。


引き続き、ブラックな所業は日々監視して世に問いつつ、
政策提言を含め「地道に努力する人がきちんと報われる社会」
にすべく活動を継続していく。

皆さまには引き続きお力をお借りしていく場面もあろうかと
考えるが、何卒宜しくお願い致したい。

ピザブラックのほうがホワイトで…

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お正月にガッツリ休めた「ピザブラック」のほうがホワイトで、
お正月も休みなく出前させられた「ピザーラ」の方がよっぽど
ブラックだ、と感じるのは私だけ?

「言いたいことを言い切って叩かれる」のが今年の私の目標なので、今回はマクドナルド擁護

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わざわざ去年のニュースを持ち出してくるなんて、
マスコミってよほど叩くネタに困ってるのかね。


まあマクド側にも管理責任はあるし、異物が入ってりゃ確かに
気持ち悪いけど、死にはしないよ。

被害者は店長なり責任者なりに文句言って、謝ってもらって、
交換してもらえばそれで済むハナシじゃないの? 

世界でいろんな事件が起こってる中、全国放送で時間とって、
マスコミ総出で叩くことなの?

食品製造にはどうしても人が関わらざるを得ないから、
「異物混入を100%防ぐ」ことはできない。
そこに完全を求めるなら、追加の労働力やら検査機器やらが必要
になって、結局は我々消費者が負担することになる
んだからね。

それに対してこんどは「高くなった!」とか文句言ったりしてさ。
何様だよ。

「お互いさま」って言葉を知らないのかね。

理由があって安いの。安くするために努力もしてるの。安い店に
行くなら、それを分かってから行け。安い金しか払わずに偉そうに
権利を主張すんな。でもって、イヤならもう行くな。

「厳しい消費者目線が、日本製品のクオリティの高さを…」

といった意見もわかるけど、厳しい品質を要求するあまり、
巡り巡って自分たちの首を絞めるようなことはやめましょうよ。


ちなみに、三波春夫氏が「お客様は神様です」と言ったのは、

「自分の歌を聴きに来てくれるお客様に対して、
 神前で祈るように、雑念を払って、心をまっさらにして
 完璧な藝をお見せする」

という意味だからね。

決して「俺たちお客を神様扱いしろ」とか言わないように。
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