September 29, 2014, 5:30 pm
今さら言うまでもないが、最低賃金より低い賃金で人を働かせると
違法になる。
これはアルバイトやパートのみならず、正社員の給与を時給換算
した場合でも適用されることを忘れてはいけない。
しかも、通勤手当、家族手当、深夜割増手当、時間外労働手当、
休日労働手当は算入しない決まりになっている。
払うものはきちんと払わないとな。
皆もこの機会に、今の給与を時給換算してみてはどうだろう。
今回の引き上げで特筆すべきなのは、
「最低賃金で働いた収入が生活保護費を下回る『逆転現象』
が全都道府県で解消する」
ということ(これまでは、北海道、宮城、東京、兵庫、広島で
逆転現象が存在していた)。
もう「働いたら負け」じゃないんだからね!
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September 30, 2014, 7:30 pm
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来る10月17日(金)、「イクメン推進シンポジウム」が東京銀座の
時事通信ホールにて開催される。
・男性の育児参加を積極的に促進しつつ、業務改善を図る企業
を表彰する「イクメン企業アワード」および
・部下の「育児と仕事の両立」推進のために配慮し、自らも仕事と
生活を充実させている上司を表彰する「イクボスアワード」の
表彰式のほか、
・育児と仕事の「両立性」「共感性」「継続性」にとくにすぐれた
イクメンのエピソードを熱く発表する「イクメンスピーチ甲子園」
の決勝、
・イクボスをテーマとしたパネルディスカッション
など、盛りだくさんの内容だ。
経営者や人事・労務担当者の皆さまはもちろん、一般の方々
にも広くご参加頂き、先進的な取組を目の当たりにして頂きたい。
私もプロジェクト推進委員の末席として会場にいるので、
皆さまと邂逅できれば幸いである。
詳細はこちら。
■時間 10月17日(金) 13:00~16:30
■会場 時事通信ホール 東京都中央区銀座5-15-8
http://www.ikumen-project.jp/symposium2014/index.php
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October 7, 2014, 12:00 am
最近のメディアコメント(1)
「週刊SPA!」10月7日号の特集
「使える/使えない 出身大学裏ランキング」
にて、「ブラック企業にハマりやすい大学ワースト3」を
挙げてコメント。
記事スペースの都合上、関係者の皆さまから厳しいご批判を
頂くレベルの端折り方になっているわけだが、問題の根本は
「学生の素直さとチャレンジ精神を悪用するブラック企業」
と、
「ブラック企業しか行き先がないくらい、努力してこなかった学生」
にある。
またそのあたりはblogや連載記事にて詳説しておきたい
最近のメディアコメント(2)
新刊誌「Ambitious」の特集「転職裏ナビ」に識者として登場。
年収アップ転職のための心得や、転職先としてオススメの業界
や企業を実名で挙げている。
「転職で給料を上げるのは実際には難しい」
「年収アップしたいなら、まずは社内での振る舞いを考え直し、
周囲から応援される働き方を実現すること」
など、広告非掲載誌ならではの実践的なアドバイスをして
いるので、機会あればご一読頂ければ幸いである。
奇しくも、両誌とも高野秀敏氏といっしょのページ。
彼と14年前に出逢ったときは、まさかこんなふうに共演
するなど想像してもいなかっただけに、実に感慨深い。
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October 23, 2014, 6:30 pm
私が「ブラック企業問題に詳しい」というところまではなんとなく
皆さまにご存知頂けているようだが、「では、具体的にどんな
仕事をしているのか?」というところまではなかなかイメージを
お持ち頂けないようである。
確かに、特殊な仕事だからな。
では説明しよう。個別の機密事項については明らかにできないが、
たとえば今週1週間ではこんな仕事をしてきた。大まかにいえば
「講演」
「研修」
「授業」
「ブラック企業被害者救済」
「記事執筆」
「情報収集」
といったところだろうか。具体的には…
(1)「大学職業指導研究会」(私立大学約120 校の就職担当者に
よって構成された、就職支援のより良い在り方を研究する研修会。
45年の伝統と実績を持つ)の第三分科会に招聘頂き、
「ブラック企業の見分け方事例研究」
について講演。
単にブラックとされる会社を批判するだけではなく、
「なぜ昨今、これだけ騒がれているのか?」
「何をもってブラックと認識しているのか?」
「ブラック企業だけが問題なのか?」
といった観点から学術的に解説。
同じ会社の同じ仕事でも、人によって「辛い」とか「楽しい」など
捉えかたが異なるように、
「目の前の学生がどのような価値観を持っているのか」
を前提に指導&情報提供すべき、とお伝えしてきた。
(2)横浜市教育委員会にて面接官研修に登壇。
前回出講時は「高校教員採用試験の面接官」向けであったが、
今回は「高校入学者選抜の面接官」向けである。
「見た目の印象に惑わされないためには?」
「受検生の意欲を判断するために有効な質問は?」
「圧迫感を感じさせないようにするための質問のしかたは?」
といったニーズに即して解説し、面接ロールプレイで定着を図った。
(3)ブラック企業による乗っ取り被害に遭っている、パーソナル
トレーニングジムの救済プロジェクトミーティング。
弁護士などと協業し、加害企業がもっとも嫌がる攻撃手段を練る。
そろそろ有効な一撃を打てそうだ。
(4)アグレッシブな採用を実践されている各社の、アグレッシブな
諸氏と密談。
結論は「見抜けるかどうかわからない面接をするよりも、
自社の情報をオープンにして、共感してくれる人にジョイン
頂くのが一番」ということで一致。
(5)セクハラ&パワハラ被害者の相談対応。
解決ゴールイメージを共有したうえで、当局への親告のやり方、
証拠の取り方、法的対処方法などについてアドバイス。
本件に限らず、「会社にお世話になった恩義もあるから、あまり
対決的な姿勢はとりたくない…」という気持ちのあまり、結果的に
泣き寝入りとなってしまう例も多い。
しかし、看過するリスクは最終的に会社や経営者にくるのだから、
早めに明らかにして対処すべきなのである。
(6)元裁判官で「絶望の裁判所」著者、瀬木比呂志明治大学
法科大学院教授と、いつもブラック企業問題で共闘している
良識派弁護士、マスコミ各誌の敏腕記者たちとともに会食。
「裁判件数をこなそうとするあまり、ムリヤリ和解に持ち込もう
とする」
「被害者を恫喝する」
など、裁判所の内情も大いにブラックだと再認識。
1件、ブラック企業関連裁判で大変興味深いネタが入手できた
ので、近々記事としてまとめて公開したい。
(7)ブラック企業問題、労働問題に関する連載原稿を3本書いた。
追ってこちらでもシェアしたい。
(8)私が親炙し、勝手に師匠と尊崇している企業防衛専門家、
伝説的名探偵、そして超大物弁護士の皆さまと一堂にて会食。
もう皆さま取組みが国家機密に属するオオゴトばかりで、
大いに刺激を受ける。私も、自身の世代で多少なりとも
働き甲斐のある世の中へと変革させ、次世代に引き継ぎ
たいものと志を新たにする。
(9)その他、クライアント機密のため公にできないモロモロのこと。
(10)今日はこれから、長野県の大学で正課授業に出講。
2年生向けのキャリア講座だ。
学生の皆さんから寄せられる質問に都度回答していく双方向
の授業。私も毎年この時期を楽しみにしている。
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October 29, 2014, 2:00 am
本日午前中は慶應義塾にて、厚労省イクメンプロジェクトによる
「イクメン出前講座」に登壇。
1限にも関わらず、多くの学生さんにご参加頂いた。
講座前のアンケートでは、「イクメン」を単に「育児をするメンズ」
「育休をとるメンズ」という意味で捉えている方が多かったようだが、
イクメンの存在意義はもっと深い。
「これからの労働人口減少社会において不可欠な、
『短時間で生産性の高い労働』を推進するうえでの
ロールモデル」
であり、
「これまで出産退職せざるを得なかった女性の再労働力化を
推進するためのサポート役」
でもある。すなわち、
「職場でのイクメン輩出は単なる福利厚生ではなく、経営戦略」
なのだ。
育休は男女ともに取得できる権利なのだが、残念ながら
まだまだ理解がなく、協力体制も築けない職場は多い。
本講座をお聴き頂いた皆さんには、各職場で率先して
育休を推進、もしくはサポート頂ける存在となることを
強く祈念している。
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October 30, 2014, 2:00 am
早稲田大学にて、今季就活講座の打ち合わせ。
大手企業の採用スケジュールが読めない中ではあるが、
単に内定取得を目的とするのではなく、普遍的なスタンスや
心構えをお伝えし、社会に出る上での基礎力をも鍛えて
しまおうという内容だ。
ちなみに本年度の出講予定は下記の通り。
<自己分析講座>
・2014年12月13日(土)10:00~12:30 / 14:00~16:30
<グループディスカッション講座>
・2015年2月23日(月)10:00~12:30 / 14:00~16:30
・2015年2月24日(火)10:00~12:30 / 14:00~16:30
16卒就活に臨む早大生の皆さんには奮って参加頂きたい。
私が関わるからには、ミスマッチ就職で不本意な思いには
させないとお約束しよう。
~以下、早稲田内輪ネタ~
9月竣工の新3号館がすげえ。
外観は新丸ビル、中はシャルル・ド・ゴール空港みたい!
このシャレオツで近未来的な空間は何だよ… と一人興奮
しつつ帰途につく。
シメのワセメシはやはり三品食堂。
ダイエット中のため、大ではなく中カツ。
ココの皿もなんだかスタイリッシュになってるよ!
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October 30, 2014, 6:00 pm
某大学某学部2年生140名対象のキャリアデザイン講座において、
「ブラック企業と早期離職問題を考える」
というテーマを頂戴したため、ブラック企業アナリストは共同登壇を
依頼している「黒い社労士」野崎大輔氏のお知恵を拝借するため、
バーガーキングで腹黒い打ち合わせ。
お目当ては限定商品の漆黒のバーガー「KURO Pearl」だ。
竹炭を練り込んだ「KUROバンズ」に、直火で焼き上げた
「KUROパティ」と「KUROチーズ」をサンドし、仕上げに
「KUROシャリアピンソース」を合わせたもの。
ドリンクはもちろんブラックコーヒー。
これが実に味わい深いもので、2人して
「美味い…バーキン舐めてた…」
と感嘆しつつ、あっという間に平らげてしまった。
黒いオッサン2人が嬉々として写真を撮り合う光景は、
平和なブランチを期待して訪れた周囲の顧客にとっては
さぞかし異様に見えたことだろうが、講座の打ち合わせに
関しては有益な成果を得られた。
野崎氏の鋭いご意見をそのままパクらせて頂き、
魅力的なコンテンツに仕上がりそうだ。
内容については追って共有させて頂きたい。
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October 31, 2014, 11:00 pm
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October 31, 2014, 11:00 pm
真偽のほどはさておき、世間で「ブラック企業」の代名詞かのように
語られるワタミ。 同社を筆頭に、居酒屋業界はどうしてもその
労働時間や労働環境、賃金の問題から、世間ではブラックだと
認識されやすく、「白木屋」を展開するモンテローザ、「庄や」を
展開する大庄などもしばしば批判の対象となっている。
そんな居酒屋業界において、一般的にはあまり名を知られて
いない「川中商事」という企業がある。
「竹取御殿」「竹取百物語」「竹取桜めぐり」「竹取の楽宴」
「竹取の音色」「竹取の眞ぼろし」「和花の宝石箱」「花の
たまて箱」「月のかけはし」「和花の扉」「柚柚~yuyu~」
「柚庵~yuan~」「ゆずの庭」「京の町に夢が咲く」「楽宴の
贈りもの」「さくらさくら」「桜坂」「和桜ひとひら」「CASA」
「パスタベラ」「若の台所」「赤鶏御殿」「かまくら御殿」
「北海御殿」「青の洞窟物語」「源氏のこころ」「水都の饗宴」
「お祭り御殿」「寿司よろしくでぇ~す」(ちなみに「赤鶏御殿」
と「若の台所」は「三代目若乃花プロデュース」、「寿司よろ
しくでぇ~す」は「オリエンタルラジオ藤森プロデュース」を
銘打っている)
川中商事が展開する居酒屋はこのように多岐にわたり、
駅前ビルの地下や3階以上のフロアに大きくきらびやかな
看板とともに入居しているケースが多いのだが、気になる
のは同社の実態がほとんど不明なことである。
そもそも、会社のホームページが存在せず、インターネットで
調べても店舗を紹介する「ぐるなび」や「食べログ」のページか、
アルバイト求人サイトの情報がちらほら見えるのみだ。
その求人サイトでわずかながら確認できる情報によると、
設立は2006年(「とらばーゆ」による情報。「マイナビ転職」
では「07年」となっている)。グループ全体の従業員数は
6,000名(正社員500名、アルバイト5500名)という規模で、
全国で380店舗もの居酒屋やレストランを展開しており、
年間40店舗のペースで新規開店中。目標店舗数は500店舗
であり、国内のみならず、タイ、マレーシア、アメリカ本土、
ハワイ、香港、インドネシア、カンボジアへの進出を計画
しているという。
また待遇面をみると、求人サイトに掲載されているモデル年収
例では「年収1200万円 経験2年/(月給80万円+業績給)」
「年収1800万円 経験4年/(月給100万+業績給)」などと
なっており、全店舗黒字経営とのこと。
これらの情報によれば、急拡大中の黒字企業で高待遇という
印象だが、少し調べてみただけでも次のように、川中商事に
とって負の情報も多い。
~つづく~
オリラジ藤森P居酒屋運営企業へ2億円損害賠償請求
食中毒事件多発、組織的問題点の告発相次ぐ
http://biz-journal.jp/2014/11/post_6494.html
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November 1, 2014, 11:00 pm
(1)ネット上に書き込まれた店舗への評判
・京の町に夢が咲く 京都駅前店
「料理はすべて冷凍食品レベル。枝豆、サラダ、刺し盛、焼き鳥、
からあげを頼んだのですが、すべてスーパーの冷凍食品を
調理したような味でした。刺身はかなり傷んでました。
有名チェーンの居酒屋のほうがよっぽどおいしいぐらいです」
・赤鶏御殿 河原町店
「料理ひどすぎで10分で帰りたくなった。刺身の色が淀んでて、
間違いなく、2~3日前のもの。コースなのに初めの4品が
同時に出てきて、次の品が出てくるまで1時間かかる。
店員にお腹空いたんだけどって言ったらムスっとして」
・さくらさくら 京橋店
「正直言って料理は最悪!!生もの、サラダ系はまったく
新鮮さは感じられずむしろ え!!コレでお金取るのと思って
しまうほど見た目も味も残念でした」
・若の台所 本町店
「鍋で鶏肉がひとりあたりひとかけら。しかも、パサパサの鶏肉。
かといって野菜が多いわけでもない。締めのラーメンも、
ひとりあたり、4分の1人前。(スーパーとかである30円くらいの
生麺の4分の1くらい)。そのくせ、飲み放題のグラス交換だけは
きっちり」
(2)食中毒事件が多発
・川崎区の飲食店で21人が食中毒、ノロウイルス検出
(11年10月)
「川崎市健康福祉局に20日までに入った連絡によると、同市
川崎区砂子2丁目の飲食店『川崎個室物語 竹取御殿』を利用
した20~70代の男女計21人が、下痢や嘔吐(おうと)、発熱など
食中毒の症状を訴えた。
川崎保健所が検査した結果、患者の便からノロウイルスが
検出されたため、同店を20日から22日まで営業停止とした」
(神奈川新聞より)
・姫路の居酒屋「竹取御殿」で食中毒 ノロウイルス検出
(12年12月)
「姫路市保健所は22日、同市駅前町の居酒屋『竹取御殿』で
飲食した21~65歳の男女28人が下痢や嘔吐などの食中毒
症状を発症したと発表した。
2人からノロウイルスが検出され、同店での飲食による食中毒
と断定。入院者はおらず、全員が快方に向かっている。
市保健所は食品衛生法に基づき、同店を24日までの3日間、
営業停止処分にした」(毎日新聞より)
・仙台の飲食店の客31人が集団食中毒
(14年1月)
「仙台市は、青葉区中央の『和食個室の都 京の町に夢が咲く
仙台駅前店』で食事した客31人が食中毒の症状を訴え、うち
6人が医療機関で治療を受けたと発表した。
店は3日間の営業停止処分。従業員の便からはノロウイルス
が検出されたという」(日テレNEWS24より)
~つづく~
オリラジ藤森P居酒屋運営企業へ2億円損害賠償請求
食中毒事件多発、組織的問題点の告発相次ぐ
http://biz-journal.jp/2014/11/post_6494.html
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November 2, 2014, 10:00 pm
(3)労働環境について指摘されている問題点
・Twitterに書き込まれた情報(13年12月)
「バイト先の社員が上司にパワハラ受けてるなんて絶対言わない。
川中商事ってことも言わない。不特定多数の人が見てる
Twitter上では絶対言わない。#パワハラ」
・元従業員の証言(12年頃)
「入社後は即店舗に配属。これは配属される店舗の店長にも
よるのだが、未経験だと言っているにもかかわらず、そんな
こともできないのかとか自分で考えろとか言う店長」
「お店の雰囲気もとても悪く、料理も美味しくないです。
安物ばかりを使っているのにもかかわらず、値段は高い。
給料はとても良いですか、最悪なことばかりです」
・同(13年頃)
「社内のやる気がまったく感じられません。暇な時間や暇な日
は携帯をいじりながらゴロゴロしていたり、バイトに仕事を
押し付けて遊びに行ったりする店長もいます」
「休暇は少ない、バイトがいなければ何日も連続勤務が続く。
月に一回の昼間からの会議、新店オープン手伝いで閉店後
の深夜にお手伝いもあります」
・現社員
「社長や上のものに気に入られる人が出世するシステム。
売り上げを第一に考えており、売り上げをとるためなら
手段を考えない会社」
(4)違法行為が疑われる点
・「Yahoo!知恵袋」への投稿(10年2月)
「川中商事という会社の居酒屋で働いているのですが、1月20日
に入るはずの給料が今になっても入ってきません。なんども
店長に言っているのですが、すぐ入れる。と言うだけで一向に
入ってきません。そして2月に店長が代わったのですが、
アルバイトはいままで5時間ほど入れていたのに、1時間か
2時間。ひどい人は30分であがらされます。そしてシフトを
4日間書いたのにもかかわらず、来週のシフトを週0にされて
いるアルバイトが10人近くいます。そして、求人雑誌には
まかない有と書いているのに、昨日急にまかない制度が
なくなりました。これは法律違反ではないのですか?」
・Twitterへの書き込み(14年5月30日)
「ありえないありえないありえないありえないありえない!
上の店から水漏れてきた。座敷1カ所水浸しなんだけど。
呼びに行かなきゃ見に来ないし見に来てもスイマセンの
一言もない。ムカつきすぎて涙出そうだわ!」
・同(14年5月31日)
「雇われ店長が何も出来んから上を出せって言ったら浜松に
いるから来れないって。いや、普通来るだろ!一時間だろ!
車ないとか免許ないとか言い訳にならんし。掃除しに来た
バイトの態度も悪すぎだし。挙げ句終電だから帰るとか
フザケンナ!あー!本当にムカつくなー!!」
・同(14年6月17日)
「ねぇ、そろそろぶちギレてもいいですか?なんでこっちが連絡
しないといけないの?昨日着信あったら今日かけてくるでしょ?
今日も出ないし。本社も名古屋の支店も出ないし。本当に
補償する気あんの?誠意がまったくない」
・同(14年6月17日)
「経緯は、5/31水漏れ。翌日謝罪に来る。工事見積もりを
6/7に渡す。保険屋に確認して連絡しますとのこと。1週間
たっても連絡なし。こちらから16日連絡する。当初の予定の
来週工事の発注間に合わず。間に合わない事を連絡しよう
と電話する。電話出ない。←今ココ。工事先伸ばし。
補償額上がる」
~つづく~
オリラジ藤森P居酒屋運営企業へ2億円損害賠償請求
食中毒事件多発、組織的問題点の告発相次ぐ
http://biz-journal.jp/2014/11/post_6494.html
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November 3, 2014, 11:00 pm
ここで、筆者が被害者から直接話を聞いた、川中商事の火災事故
について紹介しよう。
【事件概要】
川中商事経営の居酒屋「さくらさくら 新小岩店」において火災が
発生。消し止められたものの、同じビル内に入居するパチンコ店
が水浸しとなり、遊技台・設備諸々が使用不能となった事件が
あった。
被害総額は2億円超。捜査の結果、同社従業員による火の
不始末が原因として当該従業員は逮捕されるが、証拠不十分で
不起訴となった。
同社は被害を受けた他のテナントに対して謝罪は行ったものの、
「業務時間外の火災だから関係ない」と強弁し、一切の金銭的
補償をしていない。
【火災発生以降の経緯】
12 年3 月25 日(日)午前5 時56分。火災報知機が発報した。
出火元は新小岩駅前の雑居ビル3Fで川中商事が経営する
居酒屋「さくらさくら」であった。
迅速な消火活動により延焼は免れたものの、階下にある
パチンコ店は水浸しとなり、遊技台、設備、内装が使用不能
となってしまった。また同ビル4 階にある事務所も、火災の
焦げ臭により2 週間以上使用不能となった。
翌日、同社の関東営業部エリアマネジャーより謝罪の電話が
入り、「ご迷惑をお掛けした、改めてお詫びしたい」との内容が
伝えられた。
その翌月、被害を受けたパチンコ店を経営するA社本社に、
川中商事の取締役と、「さくらさくら」を運営している子会社の
社長が訪れて謝罪した。
しかし、火災原因や捜査の状況といった情報はほとんど説明
されなかったこともあり、A社側から「詫びるなら(川中商事の)
社長が来るべきだ」と伝えた。そしてその翌週になって、川中
商事の代表取締役である川中和幸氏らが訪れてきた。
謝罪来訪であったが、その時に同社側から伝えられたのは
次の内容であった。
・弊社(川中商事)店舗が火災発生場所になっているが、
原因は調査中で、第三者による放火の可能性も否定
できない
・弊社も今回の火災で多大な被害を受けた。損害保険適用
が受けられるかどうかは、火災原因の結果次第
・弊社としては、現時点では法的責任を負うつもりはない
さらにその翌月、同社代理人の弁護士から「通知」が届いたが、
内容は社長訪問時に伝えられたものと同じであった。
~つづく~
オリラジ藤森P居酒屋運営企業へ2億円損害賠償請求
食中毒事件多発、組織的問題点の告発相次ぐ
http://biz-journal.jp/2014/11/post_6494.html
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November 5, 2014, 12:00 am
【容疑者逮捕~不起訴処分へ】
火災発生直後から、原因は失火ではなく、放火の線が強い
とのことで葛飾署の捜査が行われていたようだ。
発生から半年以上経過した同年10月10日、放火容疑者Yが
逮捕された。Yは同店に勤務していた従業員であった。
警察によると、店の出入り口に設置された防犯カメラに、
出火直後に店を出ていくYの姿が映っていたという。
しかしYは警察の捜査に対し、
「店内で酒を飲んでいただけで火なんてつけていない。
証拠があるなら見せてみろ」
と容疑を否認した。
その後12 月18 日、容疑者Yは不起訴処分となった。
非現住建造物等放火の容疑で逮捕されたものの、自白が
取れず。再度、別件の横領罪で逮捕したが、それでも自白が
取れなかったためだ。
結果としてA社は、民事での損害賠償請求を起こすこととした。
損害賠償額は約2億4000万円。
【川中商事の問題点】
消防や警察の調べにより、同店の管理体制や従業員のモラル
に関して次のように問題点が多々発覚した。
・店舗従業員であるYが営業終了後、午前1時頃から知人を
店舗に招き入れ、午前5時50分(火災報知直前)に退店する
まで飲食していたこと。
店の鍵を持つ責任者が、このような行いを率先してやっている。
しかもこれは当日のみの所業ではなく、日常的に行われて
いたようで、証拠画像も残っている。
・火災後の立ち入りで、同店舗では「消火栓の扉が開かない
状態になっていた」ことが判明。当然ながら火災時に消火栓が
使用できず、消火遅延の原因になったことが考えられる。
ビルオーナーの話によると、同店舗の内装工事完了後に
内覧した際には問題なかったはずだが、火災後の写真を
確認すると、床上げ工事がなされており、消火栓扉が
開かない状態であった。
ちなみにその後の調査によって、Yは異動となった別店舗に
おいて店の売上金を少なくとも2週間で3回にわたり窃盗して
いたことが判明している。顧客のクレジットカードを不正に利用
した罪で実刑判決を受けているのだ。
筆者はこれら一連の経緯と川中商事の対応に関して同社に
取材を申し入れたが、期限までに回答を入手することが
できなかった。
本件は現在でも裁判進行中であるので、また進展があり次第、
続報をお伝えしたい。
オリラジ藤森P居酒屋運営企業へ2億円損害賠償請求
食中毒事件多発、組織的問題点の告発相次ぐ
http://biz-journal.jp/2014/11/post_6494.html
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November 8, 2014, 5:00 pm
皆さんは「Shapes」(シェイプス)という、全国展開する
女性専用パーソナルトレーニングジムをご存知だろうか。
創業者は尾関紀輝(おぜきとしあき)氏。
後述するが、この騒動により2年半前よりパーソナルトレーナー
の活動名である「尾関紀輝」の商標を詐取されおり、第三者を
混乱させてはいけないという氏の配慮から、現在は、本名の
尾関紀篤(おぜきとしあき)名義で活動を行っている。
その確かな技術と丁寧な指導により、氏はダイエット企画の
テレビ番組や雑誌にも数多く登場し、ダイエット・ボディメイクの
世界で第一人者としての立場を築いていった。
氏は2006年に㈱Shapesを設立(以下「S社」と表記)し、東京・渋谷
に同じ名前のパーソナルトレーニングジム「Shapes」を開いた。
氏の長年の指導経験を基に作り上げられたトレーニングメソッド
「シセトレ」(商標登録済)で、ダイエット・ボディメイク指導を
おこないつつ、同時に自身のノウハウを伝授するトレーナー
養成のスクール事業も開始している。
顧客は順調に増え、氏はこの事業を全国に展開しつつ、
「痩せない」というクレーム産業の代表格である4000億円規模
ともいわれるエステのダイエット市場を、この「パーソナル
トレーニングと食事指導」という形に変え、ダイエットを健全な
ものにしようと心に決めたのである。
有名タレントやモデルもShapesを利用するようになったことで、
Shapesと尾関氏の知名度も高まっていった。
そのような形で順調に事業が進展していた最中、尾関氏は
自社社員の紹介により、当時㈱ラスカという会社を経営していた
椿本健太氏という人物と会うこととなった。 椿本氏からは、
「フランチャイズ形式でShapesの店舗展開をしていき、
共同事業を行いたい」
との申し入れを受ける。2010年2月頃のことだ。
ラスカはフランチャイズチェーン加盟店の募集、経営指導に
関する業務を行う会社であり、椿本氏はそれまでにも、
似たようなダイエットパーソナルトレーニングジム「吉川ジム」や、
個別指導学習塾「城南コベッツ」のフランチャイズ展開支援に
関わった経験を持つ、とのことであった。 両氏は
「クレーム産業の代表格であるエステのダイエット市場を
健全化する!」
という事業目的で意見が一致。2ヶ月の協議期間を経て、
同年4月、共同事業を進めていく契約を交わした。
その際の契約内容は以下の通りである。
・尾関氏のS社と椿本氏のラスカがライセンス契約を締結し、
ラスカがShapesのライセンスを利用してダイエット・ボディメイク
の店舗を拡張していく(当初、直営店20店舗程度を予定)。
・ライセンスフィは、各店舗の売上のうちの一定割合とする。
・尾関氏がトレーナーを育成するなどの形で、ラスカに対し
ダイエット・ボディメイクのノウハウを提供する。
・尾関氏が運営していた「Shapes渋谷本店」は、氏がそのまま
運営する。
・尾関氏とS社がラスカに出資し、同社の株式を取得する。
そこからの利益配当・キャピタルゲインにより、尾関氏の
将来的な利益を確保する(共同事業開始当初は店舗数も
少なく、ライセンスフィが低額となることが予想されていたため)
~つづく~
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November 9, 2014, 3:00 pm
共同事業の遂行
この合意に基づき、2010年4月にS社とラスカはライセンス契約
を締結。S社からラスカに対して50万円を出資し、ラスカに尾関氏
の商標やノウハウを使用させ、ライセンスフィを支払うことが
決められた。
同年10月には、ラスカの子会社として㈱Shapes International
(以下「SI社」と表記)を設立することになり、S社からラスカに
対してさらに追加で140万円、尾関氏個人名義で50万円を
出資した。
そして11月にSI社が設立され、ライセンス契約の主体はラスカ
からSI社に変更となる。合わせて「Shapes」は、それまでは直営店
での展開であったが、フランチャイズ展開することで店舗を拡大
していくこととなった。
翌2011年4月、椿本氏の追加要請により、尾関氏はラスカへ
さらに250万円を出資。これにより、氏とS社は合計490万円を
ラスカに出資し、ラスカの全株式のうち31.5%を保有することに
なった。 その際、椿本氏から尾関氏に対して
「ぜひ、当社で一緒に夢を見てください。尾関さんの野望を
僕も一緒に背負います。もちろん、Shapesの成功あっての
今後ですので、ぜひ力を貸してください。一生のお付き合いに
なると思いますが、何卒よろしくお願いします」
とのメールが送られており、尾関氏の出資はすべて共同事業の合意に基づくものであることを、椿本氏は明確に意思表示している。
顧問契約と営業譲渡契約
同年11月、両者はより大きな事業展開を目指して協議のうえ、
「顧問契約」及び「営業譲渡契約」を結ぶことにした。それまで、
尾関氏S社と椿本氏SI社がそれぞれ独立した形で事業を行って
いたものを、SI社に一本化して展開していく内容である。
つまり、Shapesとしての店舗運営は椿本氏のSI社が行い、
尾関氏はノウハウ提供、という役割分担である。
12月に契約が結ばれ、尾関氏とS社がそれまで有していた
パーソナルトレーニング事業における「一切の営業権」、
「意匠」、「商標権」、「著作権」、「ノウハウ」などの権利を
SI社に譲渡し(以下「本件営業譲渡契約」と表記)、同時に
尾関氏がSI社の名誉顧問に就任する(以下「本件顧問契約」
と表記)こととなった。
顧問契約書によれば、「甲(尾関氏)を乙(SI社)の名誉顧問
として2012年1月1日より迎え入れる」と規定されている。
その対価として尾関氏はSI社に対し「女性専用のダイエット・
ボディメイクを目的としたパーソナルトレーニングに関する
事業に関する一切の営業権及び意匠、商標、著作権、
ノウハウ…その他の知的財産・無形財産」を譲渡する形
となっている。
その中には、「第三者の勝手な使用を防ぐため」という趣旨で、
「Shapes」「シセトレ」「尾関紀輝」の商標も移転する、という
条件が含まれていた。
営業譲渡の代金は、同契約書の中で「2012年2月末日時点で
SI社が承継した顧客のプログラムが未消化の前払費用額と
同額とする」となっているが、それは金額にしてわずか60万円
程度の予定額であり、長年の経験実績によって培われた
ノウハウそのものの対価というにはいかにも些少だ。
実体は尾関氏が継続的にSI社の顧問となることが対価である。
顧問料はSI社が運営する各店舗の売上金を基準として、
その3~5%で設定されており、理論上尾関氏の月収は
200万円以上となることが確約されていた。
しかし実はこの契約こそ、尾関氏をShapesの運営に一切
関わらせないようにするための布石を打つものであり、
椿本氏による詐取の始まりだったのだ。
~つづく~
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November 10, 2014, 10:00 pm
強引な契約、顧問料不払い… ジム乗っ取りへの序章
尾関氏が、
「渋谷店経営者+ライセンス契約」
から
「営業譲渡契約+顧問契約」
とすることを決意したのは、渋谷店の経営に注力するよりも、
SI社の顧問としてフランチャイズ店舗の展開に注力し、より
多くの店舗展開に成功した方が旨みがあると考えたからだ。
実際に椿本氏も尾関氏に宛てたメール中にて
「渋谷本店の尾関さんから10店舗チェーン全体の尾関さん
へのシフトのタイミングということだと思います」
と明言している。
契約内容については電話ですりあわせてはいたものの、
当然契約書内容は確認をしておきたい。尾関氏はそう考えて
「契約書を前もって見せてほしい」
と椿本氏に依頼したのだが、再三の要請にも関わらず、椿本氏は
「契約書は当日にしか見せられない」
という強行姿勢を崩さなかった。
しかも契約日は、尾関氏が長期の海外出張に出かける前日を
指定してきたのだ。これは、相手にとって都合が悪い詐欺的
契約を強行する場合の鉄則であり、椿本氏は尾関氏のノウハウ
を持ち逃げ、自社の資本金の詐取をおこなうための強行手段に
出たと考えられる。
商標(尾関紀輝・Shapes・姿勢トレ・シセトレ)を椿本氏SI社へ
譲渡するにあたり、尾関氏は椿本氏に対して
「契約書に顧問期間がないので、永遠とも、椿本氏がいつでも
契約を切れるとも取れるがどうなのか?」
と意思確認をしたところ、椿本氏は
「一生のお付き合いであり、Shapesに尾関さんがいなくなったら
Shapes事業自体終わりです」
ときっぱり意思表示をしてみせた。
顧問契約に移行してからは、Shapesの店舗数が増える毎に
顧問料も増加することになっており、実際に順調に増えていった
…かのように見えた。
確かに記録を見る限り、2011年12月から2012年4月までの
5か月間については顧問料支払いの実績があるのだが、
5月分、予定では85万円程度となるはずの顧問料が突如
支払われなくなってしまう。
しかし、椿本氏SI社は、2012年5月に千葉船橋店、6月に広島店、
7月に神戸三宮店、8月に心斎橋店(リニューアル)、2013年2月に
六本木店をオープンしており、店舗展開はきわめて順調であった。
では、この顧問料不払いの件はどのような事情によるもの
なのだろうか。
~つづく~
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November 11, 2014, 10:30 pm
顧問契約の急な解除通知、そして創業者追い出しへ…
2012年6月、尾関氏は椿本氏と会って、本件(突如の顧問料未払い)
について問い質した。
すると椿本氏から驚きの返答があったのである。
「運営が厳しい状況なので、尾関さんとの顧問契約を終了して
ご自身でジムを運営していって下さい。 貸しているお金の
返済残金については返して頂かなくていいです」
ここで椿本氏が「貸しているお金」といっているのは、顧問契約を
取り交わした当初に、SI社から尾関氏に対して支払われた
「顧問料の前渡金・300万円」のことである。
これは契約当初、まだ店舗数も少ないために顧問料も少なくなる
であろうことを見越して、椿本氏の発案によって渡されたものだ。
しかし、これも詐欺師が使う常套手段で、困っていないのに
あえて借金契約させ、1日でも返済が滞ったら、契約違反
だとか背信行為だとかという言いがかりをつけるためのもの
だという。
ちなみに尾関氏はそれまでのビジネスの成功と貯金によって
生活に支障ない程度の収入があったが、椿本氏の好意として
受領していたものである。
その際、顧問解消の条件としてお金の返済残金について言及
している以上、本来ならそれ以前に尾関氏がラスカに対して
出資した資本金に触れるのが共同事業者としての責務である
はずだ。
しかし椿本氏は、その場で資本金について一切触れなかった。
これは、当初から資本金詐取の意思があったことの確固たる
証ともいえよう。
ちなみに、商標移転の手続が完了したのが6月20日頃であり、
この日以降尾関氏は契約上完全に反論できない立場となる。
言い換えれば、この日を待って待っての最後の行動に出た
といえる。
同月末、さらに追い打ちをかけるようにSI社より
「売上計算方法変更に伴い、尾関氏の顧問料に過払金が
発生している」
とのことで、「顧問料の精算方法についての御精算書」が
届いた。しかし、この過払金についての解釈は契約を脱した
相手方の一方的かつ勝手な見解であり、顧問料詐取行為
といえるものだ。
その件について、尾関氏の担当税理士よりSI社の取締役
である中岡尚志氏に対して問い合わせしたところ、椿本氏
からは不可解なメールが返ってきた。 いわく、
「尾関氏が直接連絡せず、担当税理士が連絡してきたこと」
を取り上げ、それを
「信頼関係の破壊を決定的にする行為と僕は感じています」
などとしたうえ、
「今月(6月)末で顧問を降りていただく方向で、当社の方で
事務手続を進めます」
と、一方的に本件顧問契約を解消することを伝えてきたのだ。
尾関氏の税理士の行為を「信頼関係破錠」とし、自分に都合の
よい解釈することで、「SI社としては不本意ながら顧問契約解除
となってしまった」という流れを意図的に作っているといえよう。
~つづく~
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November 12, 2014, 9:30 pm
強引なロックアウト、創業者の名前も削除
尾関氏は「顧問はいままで通り7月からも続けさせてもらう」旨を
メール返信したが、SI社、および椿本氏の対応は迅速であった。
「今後は担当者、弁護士をつけますので話を進めてください」
というメール連絡の後、Shapesの売上システムの暗証番号を
一方的に変更し、尾関氏側がログインできなくなってしまう。
また、SI社のWebサイトから尾関氏にまつわる記載が立て続けに
削除され、「Shapes創業者」の文言までが削除された。
さらに7月には、尾関氏に顧問契約の解除通知書が届けられ、
同時にFCオーナー宛にも尾関氏を解任した旨の通達が届いた
ほか、「尾関氏が商標侵害している」との内容通知書まで送り
付けられたのである。
売上システムにログインできなくした行為は、一方的かつ勝手な
解釈の証拠を消すためであり、これは顧問料詐取意思があった
ことの確固たる証といえる。
また「顧問解除」という、尾関氏が悪者とも取れるような通知を
第三者であるFCオーナーに一方的に通知する行為は名誉棄損
ともいえよう。
商標については、そもそも共同事業目的のため、第三者の勝手な
使用を防ぐための商標登録及び移転であったにもかかわらず、
第三者でない尾関氏に対して商標侵害を主張してくるのは、
本来の趣旨とは根本的にかけ離れたものだ。これについても、
ノウハウ持ち逃げと、資本金詐取の意図を隠蔽しようとする
意思の表れであるといえる。
出版社へ出版差し止めするぞと悪態
さらには8月、SI社の取締役である中岡尚志氏は、尾関氏の
出版物を発行している西東社に対し、
「尾関紀輝及びShapesの商標は私の会社が持っているから、
商標侵害している。即対応しないと出版差し止めする」
との申し入れをおこなっている。
これも当然、権利の逸脱行使であり、さらには出版社を恫喝し、
何らかの利益を得ようとした魂胆も見え隠れする。
~つづく~
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November 13, 2014, 2:30 pm
乗っ取り、および投資詐欺であることの証左
SI社は尾関氏に対し、
「顧問契約の解除により顧問料支払義務がない」こと、
「商標使用の禁止」
などの内容で通知を出しており、共同事業継続を全て否定した。
一方で尾関氏は、ラスカ及び椿本氏に対しては共同事業の合意、
SI社に対しては共同事業の合意及びそれと三位一体となる本件
顧問契約及び本件営業譲渡契約を解除する旨の意思表示を
している。
少し話が戻るが、尾関氏がラスカに対して出資した時のこと。
その際、氏は同社Web上における資本金表示がおかしいことに
気づいた。氏とS社で既に190万円を出資しており、今回追加で
250万円を出資するタイミングだったのだが、表示は「190万円を
出資する前の金額のまま」だったのだ。
その点を指摘したところ、椿本氏はメールにて
「現在の資本金は1,290万円であり、出資を受けてから更新を
失念していた。今回の250万円を足して、合計で490万円。
1,540万円の資本金の中の約31.5%を持って頂くことになる」
という主旨の説明をおこなった。
しかし後日の調査によって、この椿本氏の説明が虚偽である
ことが判明している。
椿本氏のラスカの登記簿を確認したところ、尾関氏が資本金を
複数回に分けて振り込んだにも関わらず、増資の登記が一度も
なされていなかったのだ。
商法上、株式発行して増資した場合は2週間以内に登記しなけ
ればならないと規定されているのだが… しかし、筆者が取得した
ラスカの登記簿を見る限り、その資本金額は1,540万円であり、
変更登記は一度もなされていない。
ということは、同社の資本金はもともと1,540万円であり、椿本氏
の説明は全て虚偽であったことになる。
しかも尾関氏からの出資金はラスカではなく、そのままSI社の
設立資本金に流用されたというわけだ。
完全な投資詐欺といえよう。
ちなみに椿本氏から尾関氏に対しては、共同事業開始当時、
次のようなメールが立て続けに送られていた。
「Shapesの日本制覇→世界進出に向かって、真剣に挑戦して
いきたいと思っておりますので、今後とも2人3脚で、よろしく
お願いします」
「私は、Shapesブランド価値と市場シェア№1を必ず実現させ
たいと思っております」「4000億円は、早期に大阪と東京を
おさえることと、飲食系物販や家庭用の機器などに進出する
ことで、十分実現可能な数字かと思っています」
尾関氏は、本件共同事業が継続していれば、椿本氏が強弁する
ように、莫大な利益を享受していたはずである。また氏は、当該
共同事業を最優先に考えて事業遂行していたため、第三者から
の業務提携の依頼をすべて拒絶していたので、逸失利益は莫大
なものとなる。
ノウハウも持ち逃げされたうえ、この事件により現在の尾関氏は
長年使ってきた活動名「尾関紀輝」、「Shapes」、「シセトレ」が
使えない状態であり、本名の尾関紀篤(おぜきとしあき)という
名で、「スタジオModelsモデルズ」として細々と活動をしている。
SI社の椿本氏及び中岡氏は、自分の名前を自分自身も使えない
ような状態にすることで尾関氏のトレーナー活動を完全にロック
アウトしたのだ。自分の名前を本人自身が使えないようする行為
など、究極的な人権侵害といってもよかろう。
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