先日、「イクメン企業アワード2013」表彰式がおこなわれた。
グランプリは「花王株式会社」、および「医療法人社団三成会」
が受賞。
私もプロジェクト推進委員として、選考に関わらせて頂いた。
花王では、部門毎にアクションプランを策定して業務改善を
おこない、結果的に男性育児休業取得率が4割を超えている。
全国平均がわずか1.89%であることを考えると、いかに徹底
しているかがわかるだろう。
三成会は福島にある中規模のリハビリ病院。若手職員確保が
難しい状況の中、イクメン推進など働きやすい環境整備によって
離職率を下げ、結果的に職員確保に結び付いている。
これらの事例からも明確だが、イクメン推進は単なる福利厚生
ではなく、「業務改善によって働きやすい職場環境を実現する」
という経営戦略である。
業績向上やブランディングなどの効果も見込めるので、
このような取り組みが他の企業にも波及し、好影響が広がる
ことを期待したい。
ちなみに米国の先行研究によると、「父親の子育て参加は
子供にポジティブな影響を与える」ことが明らかになっている。
父親からの愛情を多く受けて育った子どもは成人後の自尊心
が高く、人生に対する満足感も高い。
また日本のデータでも、積極的に子育てに参加する父親に
育てられた子供は、「情緒性・社会性・自発性・独立意識が高く、
友人ネットワークが広く、大人に対しても友好的な態度をとれ、
自尊感情が高く、習い事での能力感が高くなる」という。
【イクメン企業アワード2013】
http://ikumen-project.jp/symposium2013.html
当日はその後、明日香出版社さんの「著者大会」にお呼ばれ。
同社から著書を刊行した著者が招待される毎年恒例のパーティ
で、今回で22回目となる。
写真は、私も名を連ねている「習慣シリーズ」の著者の皆さん方と。