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Channel: ドラゴンの抽斗 ブラック企業アナリスト新田龍が語る「はたらく」「しごと」「よのなか」
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目立つ企業だけをブラックだと叩いて溜飲を下げている、脊髄反射な愚民どもへ

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最近本当に我慢できないヤツらがいる。

「ワタミやユニクロなど、目立つ企業だけをブラックだと叩いて
 溜飲を下げている、脊髄反射な愚民ども」
だ。

こいつらは、ネット上のごく一面的な情報だけを鵜呑みにし、
自分たちは法に則り絶対的に正しいというスタンスで振る舞い、
ワタミ・ユニクロ擁護的な意見に対しては

「筆者は何もわかってない」とか
「ステマ」だとか
「だって人が死んでるのに」

といった、いつもの批判を繰り広げる。
しかしヤツらは

「自分たちのその行動こそが、ブラック企業問題の解決を
 遠ざけている」


ということに全く気付いていないのだ。

ワタミ・ユニクロは労働環境面では確かにブラックだが、
同じレベルのブラック度合の会社なら他にも多数存在している。
なのになぜこの2社ばかりが叩かれるのか。

「経営者が目立つ」
「儲かってる」
「みんな叩いてる」

など、なんとなく同調しやすい空気
があるからではないのか。

某共産党などは、あからさまに自民潰しのネタに使っている。
これはもう「名誉棄損」とか「営業妨害」レベルといってもいいが、
それさえ指摘できにくい雰囲気に危険を感じる。

私の周囲の、物事を多面的に判断できるオピニオンリーダー
の皆さん方なら、労働者目線しか持ち得ない愚民どもとは違い、
少なくとも次の視点で考えて頂けることだろう。

【労働行政】
現在の労働法規は、終戦直後の不当解雇が横行してた頃に
成立したもので、解雇規制が厳しい割に、他の法規違反には
比較的弾力的な対応をしている。産業構造も社会情勢も変化
した今、抜本的に見直すタイミングが来たと考えていいだろう。

【社員】
イヤなら辞めたらいい。職業選択の自由があるんだから。
そもそも、ワタミやユニクロのように「圧倒的な努力が
求められる」会社に、努力できない/したくないヤツが
入ったらいけない。
昔の私のように、短期間での成長を希求して、あえて
ブラックな環境に身を投じるヤツもいるのだ。

【ユーザー】
相応の金も払わずにサービス要求水準ばかり厳しい
お客様は神様ではない。これは三波春夫も明言している。
労基法に違反しながらサービス提供してくれている人が
存在することで、自分たちの生活が成り立っていることに
愚民どもは気づくべきだ。


労働に対する価値観が違う者同士での議論が「ねじれの位置」
になってしまうことは致し方ないが、「ワタミガ~」とか
「ユニクロガ~」などと吠えるのに無駄なエネルギーを
使うのではなく、それぞれの問題をどう解決していくかを
考えた方が前向きだ。

とりあえず渡邉氏は、俗にブラックとされている業界(飲食や流通、
サービスなど)の労働環境改善を公約にしてサッサと実現させ、
実績をもって愚民どもを黙らせてほしいものである。

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