本事件の問題点
・尾関氏が長年の活動を通して形にしたノウハウやコンテンツ
を騙し取る、詐欺的意図が潜んでいる点
・共同事業に誘われた尾関氏が、ノウハウを略取された後、
用済みとばかりに会社を追い出されている点
・ブランド名や商標など、周辺の知的財産までを悪意ある者に
押さえられてしまい、結果的に尾関氏自身の活動が制限
されてしまっている点
・尾関氏のみならず、金融機関やフランチャイズ(FC)オーナー、
そしてジムでダイエットに励む顧客たちも被害者になって
しまっている点
ポイントは、ノウハウ略取、追い出し、知的財産権の囲い込みも、
すべて尾関氏本人合意のもとで、かつ書類上においても適正な
手続きのもとに行われた「合法的」なものというかたちになって
しまっている点だ。
裁判に至ったとしても、
「手続きには違法なところがない。双方認識した上で進めた、
ごく一般的な業務契約」
と判断されてしまい、当然、事件として表面化することはない。
これを詐欺事件として扱い立件するためには、加害者と
被害者がどうつながっていたのかを解明した上で、
「加害者側が詐欺を共謀していた」
という証拠を被害者側が示さなければならない。
しかし、加害者側も周到に準備して仕組んでいるため、
証拠をつかむことは困難である。
画期的な判決
しかし今回、これまでの司法判断を覆す画期的な判決が
東京地裁で出た。尾関氏がSI社と椿本氏の手口を詐欺
として訴え、億単位の損害賠償を求めた民事裁判において、
SI社側の反論が退けられ、尾関氏側が勝訴。SI社と椿本氏
には損害賠償支払いという判断が下ったのである。
裁判が進んでいく中で、尾関氏側弁護士の執拗な追及に対し、
椿本氏の証言はコロコロ変わっていった。
椿本氏
「Shepesメソッドと尾関メソッドは違うものだ」
尾関氏側弁護士
「しかし、あなたはスポーツトレーニングの専門家ではなく、
尾関氏と共にトレーニング事業を始めたはずだ。その
ノウハウには、尾関氏の影響が多分にあるのではないか?」
椿本氏
「・・・」
椿本氏
「商標がSI社に移管されたにもかかわらず、尾関氏が引き続き
自身のブログでShapesの名を使っていたことが規約違反。
だから顧問契約を解除した」
弁護士
「しかしあなたが尾関氏に対して、Shapesという名を使うなと
催告した記録はない。それどころか、尾関氏宛のメールで
『Shepesロゴを載せて連動性を高めましょう』という提案まで
行っているではないか」
椿本氏
「・・・」
椿本氏
「Shapesの営業譲渡契約と、尾関氏の顧問契約はまったく
別のものだ。当社が解除したのは顧問契約のみであり、
営業譲渡はなされるべきだ」
弁護士
「契約はまったく同じ日になされたもので、営業譲渡の代償
として顧問契約が存在するのだから、別の契約と判断する
根拠はない。その証拠に、片方の契約を切られたら尾関氏
は生活の糧を失うではないか」
椿本氏
「尾関氏はすでに著書もあり、印税で生活できると考えたのだ」
弁護士
「しかし、あなた方は尾関氏の著書に対しても差し止め請求を
しているではないか。その矛盾は、どう説明するのか」
椿本氏
「・・・」
(つづく)
・尾関氏が長年の活動を通して形にしたノウハウやコンテンツ
を騙し取る、詐欺的意図が潜んでいる点
・共同事業に誘われた尾関氏が、ノウハウを略取された後、
用済みとばかりに会社を追い出されている点
・ブランド名や商標など、周辺の知的財産までを悪意ある者に
押さえられてしまい、結果的に尾関氏自身の活動が制限
されてしまっている点
・尾関氏のみならず、金融機関やフランチャイズ(FC)オーナー、
そしてジムでダイエットに励む顧客たちも被害者になって
しまっている点
ポイントは、ノウハウ略取、追い出し、知的財産権の囲い込みも、
すべて尾関氏本人合意のもとで、かつ書類上においても適正な
手続きのもとに行われた「合法的」なものというかたちになって
しまっている点だ。
裁判に至ったとしても、
「手続きには違法なところがない。双方認識した上で進めた、
ごく一般的な業務契約」
と判断されてしまい、当然、事件として表面化することはない。
これを詐欺事件として扱い立件するためには、加害者と
被害者がどうつながっていたのかを解明した上で、
「加害者側が詐欺を共謀していた」
という証拠を被害者側が示さなければならない。
しかし、加害者側も周到に準備して仕組んでいるため、
証拠をつかむことは困難である。
画期的な判決
しかし今回、これまでの司法判断を覆す画期的な判決が
東京地裁で出た。尾関氏がSI社と椿本氏の手口を詐欺
として訴え、億単位の損害賠償を求めた民事裁判において、
SI社側の反論が退けられ、尾関氏側が勝訴。SI社と椿本氏
には損害賠償支払いという判断が下ったのである。
裁判が進んでいく中で、尾関氏側弁護士の執拗な追及に対し、
椿本氏の証言はコロコロ変わっていった。
椿本氏
「Shepesメソッドと尾関メソッドは違うものだ」
尾関氏側弁護士
「しかし、あなたはスポーツトレーニングの専門家ではなく、
尾関氏と共にトレーニング事業を始めたはずだ。その
ノウハウには、尾関氏の影響が多分にあるのではないか?」
椿本氏
「・・・」
椿本氏
「商標がSI社に移管されたにもかかわらず、尾関氏が引き続き
自身のブログでShapesの名を使っていたことが規約違反。
だから顧問契約を解除した」
弁護士
「しかしあなたが尾関氏に対して、Shapesという名を使うなと
催告した記録はない。それどころか、尾関氏宛のメールで
『Shepesロゴを載せて連動性を高めましょう』という提案まで
行っているではないか」
椿本氏
「・・・」
椿本氏
「Shapesの営業譲渡契約と、尾関氏の顧問契約はまったく
別のものだ。当社が解除したのは顧問契約のみであり、
営業譲渡はなされるべきだ」
弁護士
「契約はまったく同じ日になされたもので、営業譲渡の代償
として顧問契約が存在するのだから、別の契約と判断する
根拠はない。その証拠に、片方の契約を切られたら尾関氏
は生活の糧を失うではないか」
椿本氏
「尾関氏はすでに著書もあり、印税で生活できると考えたのだ」
弁護士
「しかし、あなた方は尾関氏の著書に対しても差し止め請求を
しているではないか。その矛盾は、どう説明するのか」
椿本氏
「・・・」
(つづく)