強引なロックアウト、創業者の名前も削除
尾関氏は「顧問はいままで通り7月からも続けさせてもらう」旨を
メール返信したが、SI社、および椿本氏の対応は迅速であった。
「今後は担当者、弁護士をつけますので話を進めてください」
というメール連絡の後、Shapesの売上システムの暗証番号を
一方的に変更し、尾関氏側がログインできなくなってしまう。
また、SI社のWebサイトから尾関氏にまつわる記載が立て続けに
削除され、「Shapes創業者」の文言までが削除された。
さらに7月には、尾関氏に顧問契約の解除通知書が届けられ、
同時にFCオーナー宛にも尾関氏を解任した旨の通達が届いた
ほか、「尾関氏が商標侵害している」との内容通知書まで送り
付けられたのである。
売上システムにログインできなくした行為は、一方的かつ勝手な
解釈の証拠を消すためであり、これは顧問料詐取意思があった
ことの確固たる証といえる。
また「顧問解除」という、尾関氏が悪者とも取れるような通知を
第三者であるFCオーナーに一方的に通知する行為は名誉棄損
ともいえよう。
商標については、そもそも共同事業目的のため、第三者の勝手な
使用を防ぐための商標登録及び移転であったにもかかわらず、
第三者でない尾関氏に対して商標侵害を主張してくるのは、
本来の趣旨とは根本的にかけ離れたものだ。これについても、
ノウハウ持ち逃げと、資本金詐取の意図を隠蔽しようとする
意思の表れであるといえる。
出版社へ出版差し止めするぞと悪態
さらには8月、SI社の取締役である中岡尚志氏は、尾関氏の
出版物を発行している西東社に対し、
「尾関紀輝及びShapesの商標は私の会社が持っているから、
商標侵害している。即対応しないと出版差し止めする」
との申し入れをおこなっている。
これも当然、権利の逸脱行使であり、さらには出版社を恫喝し、
何らかの利益を得ようとした魂胆も見え隠れする。
~つづく~