都心での大雪といった非日常的な環境に身を置くと、
普段当たり前のようにやり過ごしている「大切なこと」
に気づかされる。
大雪の翌日、ぬかるんだ道を見れば、普段なんの障害もなく、
当たり前に歩けることを有難く感じる。
その翌日に雪かきが施された道を見れば、こういった
誰が褒めてくれるでもない、地域社会のための仕事を
黙々と担ってくれている人がいることに想いを馳せるのだ。
本日は山形、明日は秋田で講演だ。
現地入りの日は山形新幹線も運休になるレベルの豪雪
であったが(宿泊地に到着できたのは当初予定時間の
9時間後だった…)、特段ニュースにもならず、今日も
雪は粛々と処理され、列車やバスは定時運行に戻っている。
これが当地での日常であり、敬意を感じずにはいられない。
極限状況の中でも、仕事や役割を確実に果たそうと
してくれる人がいるのは大変有難いことだ。
同時に、普段の交通インフラがいかに定時性をもち、
ストレスを感じないレベルで運営されているかという
事実にも気づかされる。すべてに感謝の気持ちを抱く
のみである。
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雪は、普段見落としがちなことに気づかせてくれる
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