4月頃に自民党が検討していた「ブラック企業対策案」が今回の
参院選公約に盛り込まれていないことが話題になっている。
具体的には「早期離職防止のための取組の強化」という箇所で、
「ブラック企業を名晒しし、労基署の立入調査や司法処分など
厳正対処をする」という項目だ。
ネット上ではこの対応について
「擁立している渡邉氏のワタミにとって不都合だから
削除したのでは!?」
「政府公認のブラック」
「もう自民には入れない」
などと阿鼻叫喚状態である。
しかしネットリテラシーに優れた皆さんなら、この騒動をそのまま
受け入れたりはしないはずだ。
よく読めば、4月の「ブラック企業対策案」はあくまで「自民党
雇用問題調査会による提言」であり、公約ではない。
一部で「削除」だと騒がれているが、提言が公約にならなかった
だけの話で、ミスリードである。
まあ、選挙前には煽動的な記事がいろいろ出るものだからな。
さて、以下は私のひとりごと。
渡邉氏の出馬は安倍氏の要請によるものだし、今回の参院選は
非拘束名簿式比例代表制だからおそらく渡邉氏は当選するだろう。
渡邉氏擁立に対してそこそこ批判がありながらも貫き通してるのは、
渡邉氏が捨て駒だからではないかという下衆な妄想。
・渡邉氏当選⇒野党などがブラック批判⇒渡邉氏に批判集中
・渡邉氏を担ぐ経団連の意向反映⇒経団連から献金増える
・渡邉氏が中心になって、公務員改革や議員定数、議員報酬
削減⇒批判は渡邉氏に集中⇒何か問題があったら渡邉氏を
切っておしまい
という構図が透けて見える…
結局、いちばんブラックなのは…(以下略)
自民党メールマガジン
(党雇用問題調査会による提言が明記されている)
https://www.jimin.jp/involved/mailmagazine/backnumber/120858.html
自民党公約
https://www.jimin.jp/policy/manifest/