なんか若者の労働問題に取り組んでる「POSSE」とかいう団体があって、
以前対談とかイベント登壇のお誘いを頂いてたのだが、多忙のため
そのままにしていたのだ。
そしたら、そんな経緯もお忘れになったのか、先方の編集長とかいう
人物から私の「J-CAST」の記事
「『ブラック企業を何とかして』という悲鳴に耳を塞いでいいのか」
(http://www.j-cast.com/kaisha/2013/04/30174157.html)
にツイッターでご意見を賜った。以下転載。
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「違法でないものを、ブラックというのは難しい」(自称ブラック企業アナリスト)
だあ?長時間労働や過労死はどうでもいいってことじゃん。
自民党だってそこまで問題にしようとしてたのに。ブラック企業を単に
「違法行為をする会社」としてしか捉えられない論者に、ブラック企業対策を
語る資格はないんじゃないか。ユニクロだってワタミだって違法行為なしに
若者を使い捨ててるんだから。自民党だって「若者の『使い捨て』が
疑われる企業」を問題化しようとしてたんだしさ。
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・・・記事よく読めよ。
「長時間労働や過労死はどうでもいい」など、どこにも書いてない。
むしろ、違法な状況が野放しにされていることが問題だと主張している。
また、私としては「違法行為が問題」として、何が違法なのか具体的に
例示して説明しているのだが、先方は「若者の使い捨て」といった
情緒的な表現を使い、「線引き」の差異をあげつらっているだけだ。
何ら生産的な議論にならない。
なぜか私は、その編集長とかいう人物のメルアドを知っていたので、
次のようなメールをお送りしておいた。
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私自身はご批判を頂くことに慣れておりますので、坂倉さまからの
ツイート自体は何ら気にしているわけではありません。
ただ、せっかく世間的にブラック企業に関する議論の土台ができつつ
あるタイミングで、「ブラック企業問題をなんとか解決したい」と意志を
もって活動している者同士が、切り口の差異から「内輪もめ」とか
「足の引っ張り合い」的な様相を呈してしまうのはいかにも愚かしい
ことと考えております。
私の認識では、城氏や常見氏、水牛氏なども切り口は違えど、今の
労働行政や法体系を実情に合わせて改善すべきと主張されており、
ゴールとしては私も同様に捉えております。
単なる「線引き」をとやかく言い合うのではなく、まずは線を引いて
しまった上で、いかに改善できるかを前向きに議論していけることを
願っております。
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あ、名前出しちゃった。