J-CASTさんで連載「ブラック企業に負けない働き方」
スタート!
自民党から「ブラック企業名公表」の動きが出たり、
ブラックと目される企業のトップが「我々はブラックではない」
と主張するなど、ブラック企業周りが盛り上がっている。
そんな中、ブラック企業とその被害者双方に接点をもつ私としては、
「はたらく人たちのブラック企業リテラシーを高める」
ことにフォーカスしていきたい。
ブラック企業ライターの恵比寿半蔵氏は、
「日本の社会って、どこで線を引くかという議論は好きだけど、
実際に線を引く人(決断する人)はいない」
とおっしゃっていた。まさにその通りだ。
ブラック企業問題もこの例にもれず、「何がブラックなのか?」
という定義が曖昧なまま各自が主観で論じてしまうため、
いつもねじれた議論になってしまう。
私が2009年にはじめて「ブラック企業アナリスト」を名乗った
ときは、まさにその「実際に線を引く」ことからスタートした。
「違法行為やハラスメントを平気でおこなう会社が
『真性ブラック企業』」だ。
その中には「就職人気ランキング」上位の大手企業もあれば、
零細企業もある。いずれにせよ、そこで働く立場の弱い人が
存在していて、違法行為がロクに取り締まられていない
という事実に思いを馳せるべきなのだ。
これから、真正ブラック企業で起きているさまざまな事件を基に、
はたらく側の我々が知っておかねばならない労働市場のルール
や法律、違法状態への対処法などをお伝えしていき、議論の
土台ができたところで、労働行政への提言へと進めていく。
ブラック企業論者の皆さんも論点や切り口は違えど、
最終的には労働法や労働行政の抜本的な見直しを
促している点では共通しているのだから。
【J-CAST会社ウォッチ】
「ブラック企業に負けない働き方」
http://www.j-cast.com/kaisha/2013/04/30174157.html