本日2014年12月22日は、19年に1度の「朔旦冬至」。
新しいことを始めるに相応しい日だ。
「朔旦冬至」といっても聴き慣れない方が多いかもしれないが、
「冬至」と「新月」が重なる日のことである。
古代中国では、陰暦11月の月初め(=新月)と冬至とを
それぞれ年始とする考え方があり、19年に1度両者が重なる
この「朔旦冬至」を吉日としたという。
<なぜ吉日なのか?>
月の満ち欠けの周期を基準とする「太陰暦」を運用するうちに、
暦と実際の季節がだんだんずれてくる現象が起こる。
そのため「太陰太陽暦」では約3年に1度、1ヶ月(閏月)を加え
13ヶ月とし、季節とのずれをなるべく少なくする調整をおこなって
いた。
そして「朔旦冬至」が正確に19年周期で訪れるということは、
「19年間のうちに7度の閏月を入れる調整を行え、暦が正確に
運用されている」
=「政治が正しく行われている証」
であるとして、日本でも奈良時代から天皇が関わる儀式として
盛大に祝われていたという。
<なぜ新しいことを始めるに相応しいのか?>
「新月」は最も欠けた月であり、これから満月に向かって満ちて
いく存在だ。
「冬至」は1年でもっとも昼が短い日であり、これからだんだん
日が長くなっていく。
それが重なるということで、新しいことを始めるのにはまさに
相応しい日といえよう。
ちなみに、次回の朔旦冬至は2052年である。
<なぜ私が、そんな柄にもないスピリチュアルなことを
言いだすのか?>
皆さまの暖かい支援のお蔭さまで、クラウドファンディング
プロジェクト「ブラック企業バスターズ」が無事115%の達成に
終わったからである。
ご支援くださった方々の熱いメッセージを有難く受け止め、
これからも日本の労働環境改善のために尽力していく所存だ。
折しも、先般記事で告発したブラック企業の代理人弁護士より、
「記事は名誉棄損だから取り下げろ」との恫喝書類が送られて
きたところである。さっそくこのやりとりも記事化し、悪質な企業に
無慈悲な懲罰の鉄槌を下さねばならない。
「ブラック企業バスターズ」
http://shootingstar.jp/projects/1303